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1202回目 2022/6/28

 お題が詩的表現すぎたので、私にはうまく対処できませんでした。タイトルだけはお題っぽく仕上げましたが、時間内に書けた内容とはかすりもしていません。


 一回目

 お題『消えた秋雨』

 必須要素(無茶ぶり)『結婚相談所』

 文字数『916文字』 未完


 タイトル『長雨が立ち去る音』


「申し訳ありませんが、これ以上のサポートは当方では致しかねます」


 では、と慇懃に下げられた頭を見下ろし、ため息を置き土産に背を向けた。なんてことはない。丁寧口調で結婚相談所の会員から外されたのだ。


 俺が問題を起こしているとは思いたくなかったが、どうも俺はトラブルを引き込む性質らしく。結婚相談所が取り持ってくれた見合いやパーティーで、俺が出席すると必ず大なり小なりトラブルが起こってしまった。


 小さなものでは鳥の糞が見合い相手の一張羅に爆撃されたとかだが、この間なんかパーティー会場に居眠り運転で大型トラックが突っ込んできたことがあった。不幸中の幸いでけが人や死者はでなかったが、会場の被害は甚大らしく修繕費とか修繕期間とか考えたくもないくらいかかりそうである。


 それが会場を手配した結婚相談所にも一部負担を押し付けられたそうで、俺がいると赤字ばかりが増えてたまらんと決定されてしまったらしい。


「自力で嫁さん探せと? 無茶言うなよな……」


 それが出来たらとっくに自分で何とかしているから、こういうサービスに頼ろうとしたのだ。プロからも見放されたら、死ぬまで独身でいろって言われたようなものだと思う。


 この不幸体質だって、好きでこうなったわけじゃない。病気みたいな名前も原理もわかるようなものならまだしも、『ただなんとなく嫌なことが立て続けに起こる』ってだけじゃ対策や対処のしようもない。


 過去に何度も神社や寺に相談してお祓いまがいのことをしてもらったが、一切効いた試しがなかった。この世には神も仏もいないのだと悟ったのも、遠い昔のことのように思う。


 それにこの不幸体質の厄介なところは、身近な人間ほど被害が大きくなるってところだ。最初にとばっちりを受けたのが両親で、俺が生まれてから俺に引き寄せられた不幸で何度も死にかけたらしい。


 それでも俺が成人するまで生き残れたんだから、だいぶタフな夫婦だったんだろう。肉体的にも精神的にも。何とか就職をもぎ取ってからは、なるべく両親とは離れて生活するようにしている。


 当然、過去に付き合ってくれた恋人たちにも迷惑をかけてきた。冗談抜きで、トラック//(時間切れ)




 二回目

 お題『平和とサラリーマン』

 必須要素(無茶ぶり)『CD』

 文字数『1175文字』 未完


 タイトル『サラリーマンは今日もうつむく』


 この世界に違和感を覚えているのは、多分俺だけじゃないと思う。そうじゃないとおかしい。


 世の中がこんなに平和であるはずがない。


「…………」


 満員電車に揺られながら、今日もせまっ苦しい思いをして会社に向かう。ビジネスカバンからは今どき見かけないCDプレーヤーに繋がるイヤホンが耳に伸び、ビジネス英語の読み上げが延々と鼓膜を揺さぶっている。


 少し視線を横に向ければ、同じように通勤中のスーツ姿をした男や女。他にも学校の制服を着た若い学生たちが、参考書を開いていたり寝ていたりしている。


『ご乗車、ありがとうございます。この電車は――』


 イヤホンを無視して聞こえてくる車内アナウンス。停車する予定の駅名が順番に読み上げられ、見慣れた景色が右から左へ流れていく。


 日常だ。なんてことはない、昨日もおとといもその前から続いてきた、平和な生活。


 それがこんなにも気持ち悪く感じてしまうのは、連日テレビから流れる海外のニュースのせいだろうか。


『第3次世界大戦は現在も情勢が膠着しており、未だに解決の糸口さえ見えていません』


 車内アナウンスが終わった後は、誰かがイヤホンもなしにスマホでニュースを見始めたようで、アナウンサーの声が英語の読み上げを蹴散らしてきた。


 第3次世界大戦。おそらくこれからの歴史でもそう呼ばれるほどの戦争が今、海の向こうでは起こっているはずなのに、この国では気持ち悪いくらい平和を保っている。


 徴兵や軍備の拡張など行われる気配は一切なく、同盟国からの軍事作戦への参加をせっつく声もない。


 まるでこの国だけが世界から忘れ去られたように、そしてこの国も世界のことを忘れてしまったかのように、孤独な平和を享受できている。


「はぁ――」


 会社の最寄り駅で電車を降りて、思わずため息を吐く。満員電車に揺られるストレスもそうだが、なるべく情報をシャットアウトしていた戦争についての話を聞かされたのも憂鬱さが増した要因だ。


 戦争が始まってから、なるべくテレビをつけないようになった。連日世界のニュースを取り上げるくせに、こちらからは我関せずと呑気にバラエティや歌番組などを流している神経がわからない。


 俺が単に『戦争』って状況に引きずられ過ぎているだけかもしれない。だとしても、この国では異常なまでに世界大戦の影響がなさすぎる。


 島国のはずなのに物価や燃料費の増加は起きず、株価も気持ち悪いくらい安定している。世界各国の株価は毎秒で乱高下しているのに、この国ではフラットすぎて不気味なくらいだ。


 日々の生活に苦労していたら、もっと他の人たちも反発の声をあげていたのだろうか? 何もなさ過ぎて周りが見えていないのだとしても、もう少し世界に関心を向けられないのだろうか?


 きにしても//(時間切れ)


 自分の生活圏が『平和』だったなら、世界で大変なことになっていたとしてもみんな対岸の火事でしかないのでしょうか? なんて言ってみたりしただけです。


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