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1184回目 2022/6/10

 小説家未満の私が知ったかぶりでつらつら書きなぐった文章の後で、照明に囲まれて眠れないまま小説を書き続ける人を描くつもりでした。当然、体には悪いやり方だと思います。


 一回目

 お題『輝く小説修行』

 必須要素(無茶ぶり)『1200字以内』

 文字数『899文字』 未完


 タイトル『小説修行はかくも眩しい』


 小説に必要なのは発想力だ。


 ネット上では何故か文章力が脚光を浴びもてはやされる風潮にあるが、正味の話めちゃくちゃな文章を書いたところで面白いネタは面白かったりする。


 要は読者が日本語と認識して読めたのなら、最低限のレベルはクリアしていると見なしていい。本当にダメな文章とは、作者以外に誰も読めない怪文書くらいだ。


 それでも文章力が声たかだかに叫ばれるのは、作法に則り技術を織り込んだ文章の方が感情移入や没入感が段違いで得られるからだ。文章そのものがカタルシスを与えてくれる、と言っても過言じゃない。


 ただし、それにこだわり過ぎるとエンタメ性が薄れてしまう。純文学なんかは典型的な作品群だ。文章における芸術性を意識しすぎて、割と短く終わる話も延々ダラダラと書き連ねて分厚い本になる、なんてことも起きやすい。


 それが悪いわけじゃないが、エンタメ小説を書きたいのならば手段が間違っているといえよう。人々を楽しませる小説なら、小難しい技術よりも読者を夢中にさせるストーリーや構成や描写による演出の方が重要だ。


 小説は言語教育を受けた人であれば誰でも手を出しやすい自己表現が可能な創作であり、文字情報でしか他人に伝える手段がないからこそ難しい創作でもある。


 真っ白な紙と同じく、真っ白な世界から文字だけで小説の中に広がる世界を表現し、色を見せ、匂いを感じさせ、音を想像させ、食欲を促し、情景を肌で感じさせねばならない。


 人々の想像力を掻き立て、物語の中に入ったと思わせるような文章は早々書けるものではない。感想文や日記と違うところは、自分の思ったものを書くだけではなく人に読ませて気持ちを動かす力を宿さなくてはならないことだ。


 共感と快感。それら二つや、またそれ以上の感情を文章から読み取らせるために、エンタメ小説を書く創作者たちは日夜ネタを練り、白紙に叩きつける。


 売れるためでも自己満足のためでも、理由はそれぞれ別だろうが用いる手段は同じ。


 ただ他人から称賛される小説を書く。そのために、人生の残り時間を白紙と文章とのにらみ合いで消費しているのだ。


「」//(時間切れ)




 二回目

 お題『うわ・・・私の年収、人』

 必須要素(無茶ぶり)『しゃっくり』

 文字数『1099文字』 未完


 タイトル『大金持ちの酔っ払い』


 一生かかっても使い切れないほどの金を手にした人は幸せなんだと信じていた。


「う~、ひっく!」


「……お客さん、飲み過ぎじゃないか?」


「いぃんだよぉ、ひっく! もぅ、これしか、たのしみ、なぃんだからさぁ」


 今日も今日とて、安酒で酔える大衆酒場に足を運び、アルコールの限界を超えて飲み続ける。くだらない人生。くだらない現実逃避。アルコールだけが、刹那の多幸感を与えてくれる。


「それより、ビールついかぁ! 中ジョッキでぇ!」


「はぁ……これで最後にしておけよ?」


「うっせぇ!! さっさとぉ、ひっく! もってこぉい!!」


 態度も声も大きくなって、ため息を吐いた店主の顔がぼやけて見える。


 酒で脳がやられた状態でも、どこかに冷静な自分が残っていて、本当に何をやっているんだ? と自分に突きつけてくる。


 それすらも酒の勢いで跳ね返して、目の前に置かれたビールをこぼさないように口をつける。


「あんまり人の事情に首を突っ込むのはあれだがよぉ、お客さん、あんまり金を使っちゃまずいんじゃないか?」


「ぷふぁ! ――あぁ? なんでだぁ?」


「見たところ、やけ酒だろ? この不景気だ、お客さんも仕事がなくなったって口じゃねぇのか?」


「……あ~、ちげぇよ。おれは。むしろぎゃくだぁ」


「逆?」


 酔っ払いのたわごとに付き合ってくれる店主は、良いやつなんだろう。俺の他に客がいないのもあるだろうが、バンバン無謀な注文をする中年オヤジに根気強く話しかけてくれたのはこの店主が初めてかもしれない。


「おれぁ、かねがへらない、ひっく! のろいにぃ、かかっちまったんだよぉ……」


「金が減らない呪い?」


 正直に話してみても、店主にとってはやっぱりバカな話だったようで、顔が『胡散臭い』とはっきり言っているように見えた。


「へらないんだよ、かねが……つかってもつかっても、なにかしらのかたちでかえってきやがる……今日なんか、さいふのなかぜんぶつかって、万馬券が出やがった」


「へぇ、そりゃすげぇじゃねぇか。一体、いくら儲かったんだよ?」


「3000万」


「さっ!?」


 笑えるだろ? コツコツギャンブルで減らしてたのに、一週間ゆっくり減らしてきた赤字がたった一日で収支がプラスになっちまった。


 こんな呪いにかかる前は、年収が少ないと愚痴ばっかりだったってのに、今じゃ年収を数えることもやめちまった。税金をバカ真面目に払ったところで全部は消えねぇし、国に溶かした分まで数カ月以内に戻ってきやがる。


 そのくせ、誰かに奢っても空き巣に取られても、すぐに同じ額か//(時間切れ)


 お題の上の句(『うわ・・・私の年収、』)はどう使えば正解なのか全くわかりません。私の見る範囲ですが、それ系の広告も見なくなって久しいですし、もはや過去の時事系ワードになったのではないでしょうか?


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