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1183回目 2022/6/9

 まともにアイドル系の作品は書けませんが、時間制限ありで詳細を詰める必要がないなら書きます。とても情けない宣言をしている自覚もあります。


 一回目

 お題『フォロワーの壁』

 必須要素(無茶ぶり)『塩』

 文字数『1118文字』 未完


 タイトル『アイドルの仮面の裏』


「……う~ん」


 メンバー全期五十七人中、人気投票二十三位……。


「私、なんでファン少ないんだろう?」


「メンバーの中じゃ中間なんだから、贅沢言わないの。順位が下の子が聞いたら怒られるよ?」


「……そうなんだけどさぁ」


 いいよなぁ、麻美は。特にキャラ付けとかしなくても十位以内に入るんだし。同期でアイドルグループに入ったのに、この差は何なんだよぉ。


「あーあ、やっぱ断るべきだったかなぁ」


「恵奈のキャラ付けの話? 確か、ファンに塩対応なクール系だっけ?」


「そう……プロデューサーの指示でそういうの勉強してやってたけど、ここまで人気が一部に偏るとは思ってなかったよ」


 正直、アイドルを舐めていたってのもあるかもしれないけどさ。


 地元の中学校じゃ、私だって頭一つ抜けてかわいい子だったし、実際に人気もあった。だからアイドルのオーディションにも自分から入っていったし、人気グループの『オールチアーズ』に所属することもできた。


 自信はあった。顔もそうだけど、歌やダンスのレッスンも人一倍努力してきたつもりだ。生半可なアイドルたちには勝てると本気で思っていた。


 だからかな。本気で命がけの子たちが集まる、大物プロデューサー肝いりのグループの中じゃ、私はトップにはなれないハンパ物にしかなれなかった。


「そろそろ年齢も上になってきたし、同期で活躍してた子たちは卒業したり発表が控えてたりだから、私もせめて最後にひと花咲かせたいんだけどね」


「うーん、幸か不幸か、恵奈のイメージ戦略は完璧だからね~。今さら路線変更したところでファンを引かせるだけだと思うよ」


「そうなんだよな~」


 ファンの目や密着取材がついていない時、『ファンにも共演者にも塩対応なツンツンアイドル』の私はめっちゃ普通の女の子になる。


 それを知っているのはグループのメンバー全員とプロデューサー、他にはメイクさんとかグループお抱えの劇場スタッフに事務所の人たちくらい。


 演技の仕事も行けるかも、って事務所の社長に目をかけてもらえるくらいには、私はプロデューサーから渡されたアイドル設定を守り続けてきた。


 結果、何故か私のファンには男女問わずMっ気が強い人が多い。握手会でも差し出された手を握らず、小指に少し触れるだけで大喜びされる始末だ。なお、私は無表情を貫く裏側でドン引きしている。


 キャラってだけで私にSっ気はないのだ。どちらかというとM気質だと思うくらいだし。オフの時はグループの中で完全にいじられキャラに定着してしまって、後輩からもいじりやすい先輩として扱われてしまっている始末。


「その点、麻美はなんで」//(時間切れ)




 二回目

 お題『子供の尿』

 必須要素(無茶ぶり)『刀』

 文字数『923文字』 未完


 タイトル『銃刀法違反とアンモニア臭』


「――ひゃあああああっ!?!?」


 ……どうしよう、これ?


 目の前には退治すべき筋骨隆々な中級妖魔が一体。背後にはさっきまで襲われていたらしいガキが一匹。


 しかもこの臭い……失禁してやがるな。この現場、バケモノと遭遇した一般人が結構な確率でいるから小便の臭いって嗅ぎなれちまうんだよな。


 たまに大便漏らすガッツのある奴もいる。過去に二人ほど出くわしたが、未だにかける言葉が見つからなかった。女と当たらなかっただけマシだと思おう。同僚が前に『地獄だった』って言ってた時の顔が忘れられない。


「ガアアアアァァァァッ!!」


 おっと、仕事に集中しないとな。


 振りかぶってきた右の拳を刀で受け止め、ガキのいない方向へと力を逃がして防ぐ。意思疎通ができないタイプか。鼓膜に優しくないだけで、楽っちゃ楽だな。


 人型かつ人語を扱える妖魔は人間社会に馴染んじまうから厄介なんだよな。人食い鬼とか吸血鬼とか、警察にバレちまったら被害が無駄に広がっちまうし。


「ガアッ! ガアッ!!」


 その点、人間を食ったエネルギーを筋力だけに注ぎ続けるバカな妖魔の対処は楽でいい。見た目バケモノだから人殺しの誤解を受けなくて済むし、何より倒せばゲームの中ボス倒したくらいの爽快感が得られる。


 人型は妖魔だってわかっていても、後でメンタルに来るからな。退魔師の長年にわたる辞職理由の第一位なだけあって、実力者とPTSDは切っても切れない関係だ。


 俺も、最初に人型の首を飛ばした後は肉が食えなかったからな。先輩に無理やり焼き肉食べ放題に連れていかれたのは今でも根に持っているが、吹っ切れたきっかけにもなったから感謝もしている。


「ガアアア――」


「さっきからギャーギャーうるせぇ」


 背後からガキの気配が消えた頃合いを見計らって、妖魔の拳を避けざまに切りつける。


 手首の内側から血しぶきが上がり、痛みからか反撃による驚きからかびくりとわずかに怯んだ妖魔。


「バケモノはバケモノらしく――」


 わざわざ作ってくれた隙をありがたく利用させてもらい、一度跳躍して妖魔の肩に飛び乗って。


「――さっさとやられて死んどけや」


 横凪に//(時間切れ)


 自分がつけておいてなんですが、この内容でこのタイトルはなかったんじゃないか、とすべてが終わった後になって思います。


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