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1181回目 2022/6/7

 文字数的にちょっと強引に終わらせた感じになりましたが、読めないこともないでしょう。きっと。


 一回目

 お題『君ともこもこ』

 必須要素(無茶ぶり)『400字以内』

 文字数『392文字』 完結


 タイトル『マロンと散歩』


「かわいい~!」


「あ、どうも」


「こんにちは! 今日も触っていいですか!?」


「もう撫でくりまわしてますよね?」


 夕方に散歩させている飼い犬のマロンを待ち伏せして触りに来る女の子。挨拶はしてくれるけど、視線はほとんどマロンにしか向かない。


 マロンも人見知りしない女の子なので、長いもこもこの毛をわしゃわしゃされながら尻尾を振っている。


「うん、満足! またマロンちゃん触らせてね!」


「あ――やっぱ足速いな」


 そして、この子の中で十分に満たされた瞬間、さっさと立ち上がって去ってしまう。


「また名前、聞きそびれた……」


 姉ちゃんに無理言って、朝から夕方に散歩の時間代わってもらったのに。


「マロンくらい社交的ならなぁ」


 夕日に愚痴を溶かしながら、俺の恋は今日も進まない。




「はぁ、また顔も見れなかったよぉ……マロンちゃん、明日は私に力を~」




 二回目

 お題『赤い視力』

 必須要素(無茶ぶり)『プチ整形』

 文字数『1068文字』 未完


 タイトル『時代はプチ身体改造』


 最近、身体改造がブームだ。


 簡単に言えば美容整形を行き過ぎたやつだと思ってもらえればいい。少し前まではニッチな業界だったが、今では一般にもその波は広がっている。


 俺も流行の波に乗ろうと、身体改造を特集している雑誌を買い、自分ならどんな体に憧れるかを夢想し、近所の美容整形外科にこっそり問い合わせをしてみたりした。


「でさぁ、これとかめっちゃ格好いいと思うんだよね」


「やめとけ」


 そんな高まり切った期待を、俺の親友はばっさり切って捨てた。


「まだ雑誌見せただけだろ!?」


「見せたってことは俺に意見を聞きたいんだろ? だから答えてやったんだよ。やめとけ。絶対後悔するから」


 取り付く島もない。ってか、予習か復習か知らないが学校の机にノートを広げたままシャーペンを動かしている状態で本当に見えてんのか?


「後悔なんてするかよ! だからほら、もっとちゃんと見てくれって!」


「……いいか、アホ勇。何がしたくて瞳の色を赤くしてレーザーポインターみたいな光を出す機械を埋め込むんだ?」


「格好いいからに決まってんだろ!!」


「それ以外に理由がないだろうなと思ったからやめとけと再三忠告してやってんだろうが」


 俺が憧れたプチ身体改造は、瞳を好きな色に着色するついでに小さな機械を取り付けるオプション搭載だ。


 瞳の色を変えるだけなら結構な人数の若者がやっているが、オプション機械を埋め込む手術はさすがにメジャーになっていない。


 だからこそ俺が先駆者となり、身体改造の格好良さをみんなに広めてやろう! って思ってたのに。


「えぇー! いいじゃん、目ビーム! 格好いいじゃん! しかも赤だよ? サバゲ―する時とか照準器いらずだよ!? 万が一忘れても代用できるんだよ!?」


「勇、サバゲ―とかやらないじゃん」


「確かに俺はインドア派だけどさぁ!!」


 何とかひねり出した目ビームの利点がこうもあっさり崩されるとは……おのれやりおるわ隼のやつ。


「流行りってだけで手を出すものじゃないだろ。親からもらった体がそんなに不満か?」


「隼、お前テレビのコメンテーターみたいなこと言ってるぞ? しかも割とジジイの方の」


「ジジイで結構。古臭い考えなのは昔からそうだしな。それに、勇の親父さんやお袋さんもそう言うだろ」


「……だから一緒に説得してもらおうと思って声かけたんだけど」


「無理だな。どうしてもやりたかったら他の賛同者を集めろよ」


「えー! 一番信頼されてる隼じゃなきゃダメじゃんー! 」//(時間切れ)


 お題をストレートに受け取って、目からレーザーポインターを出す方向性から決めました。多少、アホらしいとは思いました。


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