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1177回目 2022/6/3

 お題を見た瞬間に『戦犯』に近いワードが思い浮かんだので、こういう形の話になりました。


 ただまぁ、第二次世界大戦をイメージして書いたのですが、重火器主流の戦争ってほとんど知らないんですよね。『○女戦記』見たくらいのにわか知識しかないですし。


 一回目

 お題『戦争と罰』

 必須要素(無茶ぶり)『車』

 文字数『786文字』 未完


 タイトル『戦争が生んだ大罪人たち』


 戦争は人を殺せば殺すほど英雄に慣れる。


 ただし、所属していた国が負ければ一気に大量殺人者へ真っ逆さまだ。


 笑いたくもないのに笑えてくるのは、今俺が敵国にいて敵国の車に乗り敵兵に囲まれて後部座席に乗せられているからだろう。


「貴様、何がおかしい?」


「ふふっ……あぁ、すまない。自分の境遇がいかに道化か、思い知ったまでだよ」


「……イカレ野郎が」


 それは自分たちにも返ってくるって、自覚あるのか?


 俺はこの国じゃ残虐な大量殺人鬼なんだろうが、おたくらも俺の祖国にとっちゃ大量殺人鬼でしかないんだぞ?


 最初に突っかかってきた右側の男は、たしか『不死身の男』なんて呼ばれていたか。銃を片手にうちの軍の拠点に単身で乗り込み、人も建物も半壊させて生還したバケモノって噂だったぜ。見る限り傷は多いみたいだが、よくそれで生きてるなと感心させられる。


 俺を『イカレ野郎』と吐き捨てた左側の男も、『死神の目』なんて大層な名前で呼ばれていたスナイパーじゃねぇの。こいつが戦場に現れたって気づいただけで、こっちの将校がどんだけ震えあがっていたか。実際、殺した人数でいえば右の不死身と同じかそれ以上だろうよ。


 そんなバケモノ二人に挟まれている俺って、なんてかわいそうなんだろうか? そりゃあ、ちぃとばかしお国の為にせっせと働いたが、こんなバケモノ連中に目を付けられるほどの戦果なんか上げちゃいねぇってのに。


「『悪魔のささやき』とはよく言ったものだ。軽口も結構だが、我々を惑わそうなどとは思うなよ? 裁定の場で貴様の罪はすべて曝け出されるのだから」


「こいつ一人の妨害工作で、何人の仲間が死んでいったか知れねぇ……裁判なんて待ってられるか! もう今すぐ殺しちまおうぜ!」


 おいおい、怖いことを言うなよな。ちょっとおたくらの通信に介入して誤情報をながs//(時間切れ)




 二回目

 お題『かゆくなる火』

 必須要素(無茶ぶり)『ペロペロ』

 文字数『1192文字』 未完


 タイトル『理屈の合わない火』


「……できたか?」


「たぶん。ってか、できるもんだな」


 かざしていた手を引っ込めて、研究仲間の小林を見ると顔はまだ半信半疑だった。


 まぁ、そりゃそうか。『火傷しない火』を作ってみよう、なんて考えて実際にそれっぽいのが出来れば、目の前の現実の方を疑っちまうのも無理はない。


「え、これどうする? 意味わからないんだけど。実験レポートは細かくまとめてたけど、なんでこうなったか学会に出ても説明しきれないんだけど」


「安心しろ。俺も全く理屈はわからん」


 小林は疑問を頭に浮かべたまま混乱しているが、俺も似たようなもので冷静に会話できているかは自分でも怪しい。


 いや、実際に出来ちまったものはしょうがないんだが、何せ理屈が今でもわからない。再現実験はすでにやったから再現性の証明はできるが、細かなメカニズムは結局わからんまま結果が出てしまった。


 なんだろう……長ったらしい数式の計算過程が歯抜けになっているのに答えだけは導き出せたような、この納得できない感じ。


「すっげぇ気持ち悪い」


「本当、小林とは気が合うな」


 今のところ、人類社会にどれだけ貢献するかわからない研究成果を前に、俺たちは乾いた笑いを漏らしてもう一度目の前の火に手を突っ込んだ。


 温かい。ちゃんと目でも皮膚でも、燃焼現象は確認されている。それなのに、俺たちの手は適温を感じるだけにとどまり、皮膚が焦げるような臭いもしない。


 定義するなら、『極低温下での燃焼現象』だろうか? まるでぬるま湯につけているような感覚で手をあぶっているんだから、間違いではないんだろうけど。


 やっぱり理論理屈が歯抜けのまま成功してしまったことへの気持ち悪さが抜けてくれない。これどうやって論文にまとめよう? もうちょっと追加実験して、学術雑誌に乗っけられるようなクオリティにしないとダメだよなぁ。


「――かゆっ!」


「え?」


 未だ実感がわかない成果に手をかざしながら考え事をしていたら、小林がいきなり手を引っ込めた。


 熱い、ではなく、かゆい? どういうリアクションだ?


「あ、かゆ」


 ――と思ったが、俺もすぐに同じ感覚を共有して『火傷しない火』から手を離した。


「何だコレ? 焦げてたりは、してないよな」


「俺も、外傷とかはないけど……なんか一気にかゆくなったんだよな。どういうことだ?」


 さすがに『火傷しない火』の再現実験を成功させてきた俺たちも、自ら自分の成果であぶられる実験はしていない。せいぜい、火の周囲に伝わる温度変化をかざした手のひらから感じるくらいだ。


 スルメみたいに片手をあぶっていたのは、気が動転していたからに他ならない。いくら『火傷しない火』っつっても、自分がケガするリスクを背負って人体実験をしたいとも思っていなかったし。


 しかし、意図せずこn//(時間切れ)


 あぶられた手は血行が急によくなってかゆみを発生させた、とする予定でした。『ペロペロ』は、ペットでも出せばよかったんでしょうかね?


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