117回目 2019/7/10
相変わらず、中身がとっちらかっております。
現実は小説よりも奇なり、という言葉がある。
実際に起こったことの中には、小説といった創作物で描かれた突飛な内容よりも奇妙キテレツな出来事がありうる、ということわざだ。
いろいろと調べてみると、とても現実離れした事件や事案などは確かに存在する。猟奇殺人事件なんかは、設定にするにしても常識離れした内容があったりして驚くことも多い。
さて、そんな言葉から最近連想されたのは、日本と韓国の貿易規制云々の話だ。
もちろん、と言っていいかはわからないが、主に韓国側の主張・立場についてになる。
私は国際関係はおろか、政治関連の情報感度はさほど高くない。積極的に取り入れようとする身内はいるものの、情報収集の面でネットをうまく利用できる自信もない。
なので、私が持ちうる知識はそれほど多くないし正確性もよくわかっていないが、現在の所感を述べていこうと思う。
まず、ネットをよく利用する身内の話では『テレビの情報は偏向報道が多いからアテにならない』と聞かされていた。
何でも各テレビ局内でいろいろとややこしいことになっているらしく、詳しいことはよくわからなかったがとにかく『事実開示』よりも『印象操作』に近い言葉選びをされているらしい。
そこらへんの裏付けなどは調べていない(というか調べられるのか?)ので、他にも聞かされた内容は『そういう話がある』程度に受け止めている。(事実だったら怖いが、陰謀論に聞こえなくもなかったので)
で、少なくとも政治関連のニュースはネットで仕入れた方がマシとのことで、私もちらほらと眺めたりしていると、確かにテレビの論調と真逆のことはよく書かれていた。
特にテレビではちらほら見られた韓国擁護のコメントが、私のアンテナの範囲ではまったく起こっていない。
韓国はデータ改竄や隠蔽が常套手段とか、国際的な信用度の低さはすでに絶望的だとか、かなり言われたい放題である。中には『そこまで文句があるならなぜ国交断絶しない? むしろ早く断交宣言を出そう、頑張れ文大統領!(※意訳)』という意見まであった。
まあ、このような声が挙がるのは仕方がない。輸出規制(=貿易上のホワイト国認定解除)品目になった半導体関連の品が、北朝鮮やイランに横流しされていたという情報が出回っているからだ。
日本が韓国に輸出したフッ化水素などのおよそ三割が使途不明で消失しているというデータがあり、それに関する日韓協議を打診しても無視され続けた……らしい。
その疑惑を裏付けるように、日本側が輸出したデータを参照すればまだ三ヶ月は持つはずの資材が、規制を行ってすぐに枯渇状態にあるという奇妙な点があるようだ。
さらに、レーダー照射問題は韓国が北朝鮮に当該品を海上で横流ししている現場を見られそうになり、とっさにごまかそうとしたものだ、という話もあった。
おまけに、イランとは石油資源との物々交換で核兵器や化学兵器(毒ガス)などに使われる当該品を勝手にやりとりした、あるいはその問題を放置したとする話がもはや事実として語られている。
そして半導体は韓国経済の生命線と言っていい品で、輸入はほぼ日本との貿易に頼りきりだったのにもかかわらず、謎の強気で日本を非難しいつもの水掛け論に持ち込み煙に巻こうとしている、という。
すでに日韓での話し合いで解決できる段階はすぎた状況であり、アメリカも韓国を実質的に見放した(ほぼ敵国認定した)のに、韓国は自国の国際的な立場をわかっているのか? とあきれた論調も強い。
言葉を崩せば、実利を無視した国民感情操作で日本にいちゃもんばっかりつけるヤクザ国、というのが韓国の評価だろう。何というか……これがすべて真実なら救いようがない。
突然だが、私は好んでファンタジーを書く。現実世界を描ききる自信がないのに加え、世界を一から作る楽しさがあるからだ。
その世界には当然、複数の国家を出すことが多い。理性的であれ感情的であれ、ファンタジー世界における国家の国際的な立ち位置や姿勢も意識して設定しようとはしている。
帝王学なんて学んでないので、あくまで素人の作家が作り上げた国家像でしかないが、それでもネットで語られる韓国のような国は作れそうもない。
言葉が適切かはわからないが、内政も外交も『一企業・会社単位』以下の運営手法にしか思えず、国家という規模の大きなな組織を維持できるほどの能力が存在していないのでは? と思うのだ。
ある意味で『現実離れした国』である韓国の姿を確固としていくにつれて、私の頭に『現実は小説よりも奇なり』という言葉が浮かんだのだ。
私も日本人として、現在のところ韓国の姿勢は擁護する気はないし、正直擁護できるとも思えない。というか、長年『反日』を叫び続けた国をどうしてかばう必要があるのだろうか?
好意には好意を、悪意には悪意を返すのが人情だろう。『韓国』という組織に対する『愛』など、最初から存在していない。
ただ、私の価値観で語らせてもらえば、『韓国』と『韓国人』は別に考えるべきだとは思う。
反日思想の教育が徹底されているため、全員とわかりあえるなんて言うつもりはないが、それでも『人種・国籍』の偏見だけで『個人』の人物評価を決定すべきではないと思うのだ。
現在の国際情勢を考えれば甘い考えだと言われそうだが、私はなるべく『個人』に対してフラットな見方をしたいという価値観を持っている。
それでそりが合わなければそれまでだが、接してみたら意外とつきあいやすい人間だった、なんて事もあるのが人間関係だろう。
水と油の敵対関係を諦められても、お互いが何かわからない段階での人間関係までは諦めたくない。
『人間はひどく愚かで美しい』、それが私の根底に座するある種の信念である。
とにかく言いたいことは、『韓国は創作の参考になりそうでならない?』です。
真実がどうであるにしろ、悪い意味で『国家らしさ』がないんですよね、韓国。
キャラクターに出すにしても、私には活躍させられるだけの性質はありませんね。サイコパスって書くの難しいですし。




