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1169回目 2022/5/26

 ここから何か突拍子のないイベントを起こしたかったのですが、時間が足りませんでした。まぁ、書いてもいわゆる『異世界転移』系の流れになっていたでしょうけど。


 一回目

 お題『夏の美術館』

 必須要素(無茶ぶり)『宗教』

 文字数『1227文字』 未完


 タイトル『額縁の中に楽園を見た』


「あっちぃ~」


「まぁ確かに暑かったけど……冷房を求めてこんなところ入るか普通?」


「いーじゃんかよー、近くに店らしい店なかったんだし」


 猛暑で頭がやられそうになっていた時、救いの手は意外と転がっているもんだ。


 夏休みに友達の関と外をぶらぶらしていたら、熱中症寸前までやられそうになったところで美術館を見つけて避難。


 学校の成績じゃ美術なんて2か1だけど、今だけはアーティスト気分でいさせてほしい。その方が涼しいから。


「もう少し歩けば喫茶店くらいあっただろうに……」


「飲み物が欲しけりゃ自販機あるし、少し歩くより近くの建物に逃げた方がいいだろ」


 少なくとも俺はそう思う。関がどれだけ呆れた顔をしていようが俺はそう思ったんだ!


「ったく。せめて入場料くらいの元は取るぞ、湊」


「貧乏性な奴め……絵なんて何が面白いんだよ?」


「無言で腕引っ張ってきた奴に言われたくねぇよ。もしかしたら、万が一、美術の面白さに目覚めるかもしれないだろ」


 とかいって、関は成績いいけど何にも興味ない枯れ木学生のくせに。趣味が欲しい、なんて口癖にしてどんなものでもそこそこできちまうから飽きるのも早い器用貧乏でもある。


 ま、俺も熱中できるもんがないって点では同じだし、だから今日も帰宅部コンビで町をぶらついて面白いことを探していたわけなんだが。


「……絵だな」


「絵だなぁ」


「飽きた」


「もう少し我慢を覚えろ湊」


 関はよくこんなもん十秒以上見てられるな。スマホ見るより目が疲れてきたわ。


 通路沿いにロープみたいなのが張ってあって、それ越しに額縁に入れられて壁に掛けられた絵を見てきたけど、どれもこれも同じに見える。


 同じ作者が描いた絵、ってのは何となくわかるし、描いている場面とかも全然違うんだけど、なんか同じに見えるんだよな。洋画見て外国人の顔が全部同じに見える、みたいな。


「――お、これは」


「え、なになに? 面白いものあった?」


 しばらく無言で絵を流し見して、ようやく館内を一周できるかな、って時に関が立ち止まった。


 つられて俺もそちらへ視線を向けると……うわぁ。


「でっけぇ絵……」


「宗教画、っぽいな。ほら、解説にもそんなこと書いてあるぞ」


 それは、横にも縦にもデカい、ムキムキで白っぽい布を巻きつけた外人がいっぱい映った絵だった。周りには動物がいっぱいいて、なんか洋風の天国っぽい感じを受ける。


 関が指さした絵の解説文にも、何かそれっぽいことが書いてあった。楽園をイメージして描かれたとかなんとか。


「はー、よくこんなサイズで描こうと思ったよな。関だったら秒で飽きるだろ」


「なんで俺基準なんだよ。でも、凄いな。描写が緻密で、写真みたいだ」


「じゃあ写真撮った方が早くない?」


「こういう想像の世界の映像はカメラじゃ撮れないだろ」


「……あ、そっか」


 やっぱりえ//(時間切れ)




 二回目

 お題『破天荒な駄洒落』

 必須要素(無茶ぶり)『アクション』

 文字数『620文字』 未完


 タイトル『リアルに殴りある』


 もう何度飛んできたかわからない拳を、頬にかすませながら避ける。


「くっ――」


 息もつかせない連打は、クリーンヒットこそ防いでいるもののこちらに休む暇も反撃する隙も与えてくれない。


 上半身を沈ませ逃げようとすれば何故か顔面に拳が迫り、右に逃げてタックルをかけようとすれば襟首を掴まれいなされる。


 そして体勢を崩した俺に、また幾度も拳が飛んでくる。さっきからこの繰り返しで、逃げようにも逃げられない。


「調子が悪いのか? 盲腸しか考えられないが」


「……ちっ!」


 その上さっきからコイツ、ダジャレが鬱陶しい!! 挑発か無意識か知らねーけど、なんで真剣な試合にダジャレぶち込んでくるんだ!?


「必死だな。そろそろ体の感覚がマヒっしてきたところだろう?」


 あー、もー、うぜー!!


 っつか、何気にコイツ全然息切れてねぇのも腹立つ!! そんだけ実力差があるってことかもしれねぇけど、ダジャレ野郎に負けてる自分が情けなくなるわ!!


 精神攻撃だとしたらなかなかのハードパンチャーだよ!! コイツと今まで戦りあったやつら、絶対しょうもないダジャレで負けた気になってへこんでるだろうなぁ!!


「はっ! ストリートファイトは、素手以外は、ノールール、なんだからぁ!!」


 顎を狙ってきたアッパーをギリギリで躱し、ダジャレ野郎の腕をつかんで引き寄せた。


「ぐ、っ」


「膝もありだろ?!」


 ボクシングスタイルっぽい//(時間切れ)


『駄洒落』ってほとんど考えないですから、いざお題で出されたら全く出てきません。『布団が吹っ飛んだ』みたいなんじゃ『アクション』に合わせづらいですし、バカにはできないです。


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