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1154回目 2022/5/11

 遊び自体は安全です。安全のはずです。なお、私は硬式でやったことはありません。


 一回目

 お題『安全なゲーム』

 必須要素(無茶ぶり)『コート』

 文字数『1065文字』 未完


 タイトル『ドッジボールの軟式硬式』


 痛いのは嫌いだ。疲れるのも嫌いだし、怖いのも嫌い。


 外で遊ぶよりも部屋の中で本を読んでいる方が好きだし、ずっとそうやって過ごしてきた。


「ドッジボールやろうぜ!」


 でも、この日は違った。


「人数が多い方が面白いし、クラス全員参加な!」


「えー、しょうがないなー」


「なんかやるっぽいから、小林も行こう」


「……えぇ」


 クラスの中でも声が大きい三田が音頭を取ったからか、普段は聞き流している女子たちも重い腰を上げ、ついでに僕も直接誘われてしまった。


 ドッジボールとか絶対に嫌だ。なんて、最初に言えればよかったんだろうけど、気づけば運動場に連れていかれて足で砂の地面を区切ったコートまで出来上がっていた。


「よーし! 四年一組集合!」


「もう集まってるって」


 断るタイミングを失い、仕方なく三田の号令に従うと、ちらほら僕と同じようにやる気のなさそうな男子がいた。


 もしかしたらクラスメイトの空気に乗じて抜け出せるかもしれない、と思ったのは一瞬だった。


「えー、今回は手ごろなボールがなかったので二種類のボールを用意した!」


「一つでいいんじゃねぇの?」


「甘い! ボールが二つあるから、ドッジボールは盛り上がるし回転率が速くなるんだ!」


「回転率、ってなに?」


「さぁ? 前に親父が言ってたから言ってみただけ」


 いや、そんなことより三田が持ってるボールが気になり過ぎるんだけど。


「それより、これが今回使うボールな! 一つはサイズがちょっと大きくてゴムっぽいやつで、一つはバスケットボールだ!」


 二分の一の確率で当てられたら滅茶苦茶痛いボールじゃんか!?


「バスケットボールはまずいでしょ……怪我したらどうするの」


「男子が投げたボールで怪我したら訴えてやるからー」


「うちの親、PTA会長やってるんだよー。チクっちゃうからねー?」


「うるせー! だったら女子がこっち使えばいいだろー!」


 当然ながら女子から大ブーイングが飛んだが、そのせいで三田は柔らかいボールを女子に投げ渡してしまう。


「じゃあ男子はこのボールでいいな! 飛んできたボールを捕まえる時は突き指に注意しろよー!」


 必然、男子である僕のドッジボールでバスケットボールが使われることに!


 っていうかいつの間に男女別になったの?! さっきまで男子も女子もごちゃまぜでやる気満々だったじゃん! 痛いボールの確率二分の一だったじゃん!


 あぁ、なんか当たり前のように新しいコート引き始めてる//(時間切れ)




 二回目

 お題『オチは秋雨』

 必須要素(無茶ぶり)『ロシア語』

 文字数『957文字』 未完


 タイトル『『また会う日まで』』


「До свидания (ダ スヴィダーニヤ)」


 外人さんと身振り手振りで何とか意思疎通をして、最後に言われたのがその言葉だった。


 聞いた瞬間はもちろん意味が分からないし、少ししたら何て発音だったかも覚えていない。


 私が覚えていたのは、外人さんの笑顔だけ。


 たぶん、悪い意味の言葉じゃなかったんだろう。そう思いたい。


「その外人さんがどうかした? まさか、男に飢えて記憶の中にしかいない人間でも作り出したの?」


「ちょっと、やめてよねー! 私がまだ純粋だったころのいい思い出なんだから! それにその時の外人さんってめっちゃ美人な女の人だったし!」


「へー、イケメンじゃなくて残念だったね。だから?」


「いや別に。ただ、今くらいの時期だったなぁって。外人さんに道案内しようとしたの」


「なんだ、結局できてないんじゃん」


「交番に連れてくので精いっぱいだったの。だってあの人、確実に日本語や英語や中国語以外の言語だったんだよ? わかるわけないし」


 はっ、と馬鹿にしたように笑う明日香に軽く殴りかかると、ひょいっとかわされてさらにいら立った。


 高校生になってからできた友達ではあるけど、コイツちょいちょい毒づくから毎日一回は腹立つんだよね。何で友達やってんだろう?


「それに明日香も明日香で、口を開けば男男男。もっと他に話題ないの? そんなに好きならマッチングアプリでもやればいいじゃん」


「はぁー、わかってないね千鶴。もう三つくらい登録して何回か会ってるっつうの」


「え……危なくない?」


 こっちは冗談で言ったのにマジのトーンで返されて普通に引いてしまった。明日香の行動力だけは尊敬するけど、それ以外は見習っちゃいけない気がした。


「そりゃもう危なかったよ。こっちがガチJKだとわかると、目の色変えてホテルホテルホテル。マジでキモいしウザかったわ。当然、全員途中でバックレてやったけどね」


「逃げきれたの? だったらよかったけど」


「よくないわ! 何? マッチングアプリ使う男ってみんな若さと体目当てなの!? ざっけんじゃねぇよ! こちとら年齢相応のときめき求めてんだよ!! 飲み物に薬仕込むようなハードな経験なんざ願い下げだわ!!」


「うーわー」


 けいk//(時間切れ)


 今回はお題も無茶ぶりもきつすぎたので、一目でさじを投げました。というかお題がもはや俳句の季語にしか見えないんですけど。


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