1152回目 2022/5/9
中学生レベルの英文でも、久しぶりにやると滅茶苦茶不安になりました。これ合ってんのか? と。特に冠詞の『a』と『the』の違いがいまだに曖昧なので、本文中の英文も正しいか自信ないですマジで。
一回目
お題『これはペンですか?違うわ、それは惑星』
必須要素(無茶ぶり)『佐々木』
文字数『1047文字』 未完
タイトル『こいつらの会話の真意を答えよ』
「『Is this a pen?』
『No. it's a planet.』
……これ、どういう会話だ?」
「少なくとも、地球上では確実にない会話なことは確かだな」
英語の教科書に載っている謎会話を前に頭をひねっている俺と佐々木。
生真面目で通っている俺は英語の予習もかねて教科書に目を通そうとして、一ページ目で躓いた。
「そもそもこいつはなぜ『これはペンか?』と聞いて惑星を指さしたんだ? 悪いのは目か? それとも頭か?」
「いや、結論を焦っては事実は何も見えてこないぞ。もう少し慎重に考えてみよう」
妥当な線として、俺は教科書で会話をしている登場人物の正気を疑ったが、佐々木は別のアプローチを考えるらしい。
個人的には惑星を指さしてペンだと言い張ろうとしたコイツの認知機能に異常があると断言したいが、もしかしたら俺の視野が狭いだけの可能性もある。一応、聞いてみようじゃないか。
「一見すると意味不明な会話だが、それは登場人物Aが『惑星のようなペン』を見たことがある可能性も示唆しているのでは? と俺は推察する」
「『惑星のようなペン』?」
「例えば、ペンではないがこれを見たことはあるか?」
そう言って佐々木はスマホ検索した画面を見せてきた。
「これは……惑星型の、スーパーボールか?」
「残念。これはグミだよ。食べられる商品だ」
「は? こんな絵の具絵の具した色合いの球がか?」
佐々木の許可を得てスマホを借り、画像のページをよく読んでみると、確かに『惑星グミ』というれっきとしたお菓子らしい。
そんなもんが世に流通していたなんて知らなかった。メーカーも海外のようだし、世界は広いということか。
「宮部も疑ったように、世界の市場には『惑星に似た何か』を商品化するのは意外とポピュラーなのではないだろうか? それは形だけではなく、色合いも含めた『惑星に似た何か』でもある」
「つまり、登場人物Aは『惑星に似た何か』の中でも『惑星っぽい色をしたペン』を今まで見たことがあった。だがさっきの俺みたいに『惑星に似た色をしたグミ』を見たことがない。しかし両者は同じ色合いをしているからこそ、登場人物Aは『これはペンか?』と聞いた――そう言いたいのか?」
「あくまで可能性の一つとして、だがな」
なるほど……佐々木の言うことも一理ある。
英語の教科書に出ている例文だからと言って、キャラクターの背後関係を一切考慮しないのでは勉強のいみ//(時間切れ)
二回目
お題『めっちゃ冬』
必須要素(無茶ぶり)『唾液』
文字数『1062文字』 未完
タイトル『寒冷雲はどこへ行く』
「おー、寒っ」
世間じゃ地球温暖化がどうのって言ってるけど、これ本当は地球寒冷化の間違いじゃね?
長袖きて上着着込んでその上にダウン着て、それで寒いんだから相当だぞ。
しかも、四季がある日本の五月で、だ。
「とっくに季節外れのはずなんだけど、鍋食いたいなぁ。お供はやっぱり熱燗かな」
あー、想像しただけでよだれが。
「あのー、一応今仕事中だって知ってました?」
「えーそうだったの? 初耳だわー」
「素晴らしい棒読み、ありがとうございます」
そっちこそ素晴らしい平淡な返しだな。とげとげしくてかなわない。
「仕事っつっても、空見るだけだろ? この空に何を見ろっていうのさ?」
「それは……少しでも異変があれば記録し報告しないと」
「それ、意味あると思う?」
おーおー、睨まないでよ。かわいい顔が台無しだ。
なんて、口に出したら手まで出そうだから心の中に留めておいて、と。
実際、この仕事に何の意味があるんだかわからないんだよなぁ。
天体観測なんつってもさぁ……ずーっと曇りじゃん。朝焼けも夕焼けも星空も全部隠す分厚い雲が流れていくのを観察するだけって、暇以外の何物でもないし。
「雲の変化っつっても、風の流れでどの方角に流れていくか、くらいしか記録と報告の仕様がないでしょ。雨や雪が降るわけでもないのに、ずーっと国の領空に居座る積乱雲の仕組みなんて、誰もわかんないんだからさ」
「わからないからこそ、推測するためのデータ集めが必要なんでしょう。いいから、ちゃんと担当範囲くらい調べて記録してくださいよ。私の負担が増すだけでしょう」
「へいへーい」
真面目ちゃんにはよく叱られるなー、俺。
にしても、実際地球は今どうなってんだかな。
この雲が火山灰とか人工的な雲とかじゃないことは確認されてる、とか言ってたけどそれも疑わしいもんだ。
通信電波を遮断するから国外との連絡もままならず、航空機を飛ばせば十中八九雲を吸ったエンジンに入り込んだ異物によって爆発炎上だからな。
船での行き来は何とかできるものの、速度が空と段違いだから国外の情報の入りがかなり遅い。まぁ、聞いたところで世界の空も同じような感じになっているっぽいけどな。
今のところ、政府が発表したこの雲の発生地は日本を含むアジアほぼ全域に広がっているらしく、まだ大きくなっている節もあるとかなんとか。
この雲が日本を覆い、季節外れの冬を食らってひと月。アメリカ大陸とアフリカたいりくh//(時間切れ)
お題をシリアス方面に捉えたからか、かなりディストピア系の臭いが漂う感じになりましたが、結局雰囲気を出しただけで終わりました。設定もストーリーも何も思い浮かばなかったんですよねー。




