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1148回目 2022/5/5

 内容からしてちょっと盛り過ぎたか? と思わんでもなかったですが、最後辺りでモヤッとしたものを残せたのでまぁいいかなと。ジャンルは、ラブコメになるのか、これ?


 一回目

 お題『記録にない女の子』

 必須要素(無茶ぶり)『スケベ人間』

 文字数『1292文字』 未完


 タイトル『エロの目に映らない女』


 自慢じゃないが、俺はエロいことが大好きだ。


 小学生に上がったころから同級生の女子にちょっかいをかけていたし、中学生になった今なら普通に犯罪者扱いされるようなこともしてきたと思う。


 スカート捲りは序の口で、お尻を叩いたり触ったり、当時はほとんど男と差がなかった胸をもんだりして、女子集団によくボコられていた。


 そのせいもあって、俺は思春期になって女子全員から毛嫌いされている。それはもう、びっくりするくらい嫌われている。


 視界に入っただけで「消えろ」と真顔で言われるし、視線が合おうものなら「犯された!」と騒ぎ出す女子までいる始末。いやぁ、さすがの俺も視線で妊娠させられるほどぶっ飛んでないわ。


 ご時世的にあだ名が禁止されている学校が多いにもかかわらず、俺は女子全員から『エロガッパ』と侮蔑を込めて呼ばれている。将来はハゲたくないと思う所存。


 まぁ、ある程度の年齢がいって分別がつくようになってからは、押さえきれないリビドーを男同士の猥談で発散したりしているんだが。なお、俺の武勇伝は鉄板でウケた。良くも悪くも『勇者』と持ち上げる男子は少なくない。


 女からの憎悪と引き換えに男同士の友情が深まったのは、ある意味でプラマイゼロなんだろう。女大好きな身としては、野郎より女子にモテたいところだけど。


 地元にいる限りじゃ無理かなぁ、ともう諦めている。どんな噂が広まっているのか知らないが、同級生だけじゃなくて上級生や下級生にまでゴミを見るような目で見られるからね、俺。


 確かに小学生の低学年の頃は上級生相手にも色々セクハラしまくったからわかるんだけど、下級生にそれ系のいたずらはしたことなかったんだけどなぁ。いやはや、女同士のネットワークって怖いわ。


 さて、そんなエロいことと女が大好きな俺だからこそ、一度見た女子の顔と名前は忘れない。気に入った子だとスリーサイズまで調べて物理的に殺されそうになったことだって数知れず。


 そんな俺が、十四歳になって驚愕の事実を知ることとなった。


「……丸山? 誰それ?」


「え、知らねーの? 俺らと小学校同じだったじゃんか」


「そうそう。村田も何度か同じクラスになった子とあるだろ? っていうか、結構かわいい女子なのに村田が知らないとか、ありえないだろ」


 いつものように『同級生で誰が一番エロいか』という猥談に花を咲かせていた時、ふと出された名前に聞き覚えがなくてした会話がそれだった。


 丸山日奈子、というらしい。大人しい系だが胸が同級生と比べるとある方で、男子中学生の夢と希望をガンガンに揺らしてくる女子だとのこと。


 みんなが当たり前のように話している丸山という女子は、名前はおろか特徴を教えられても全く俺の記憶にヒットしなかった。全女子から汚物のように扱われているからこそ、全女子を逆にエロい目で見ていた俺が知らない女子。


 しかも俺の性癖にガッツリ食い込みそうな特徴の子を知らない。俺の中では異常事態に等しかった。


 ちなみに俺はお尻や太ももより胸が好きだ。大きいと嬉しい。ちいさk//(時間切れ)




 二回目

 お題『日本天才』

 必須要素(無茶ぶり)『直木賞』

 文字数『1193文字』 未完


 タイトル『壮大で空っぽな名前に』


 薄々、こうなるんじゃないかとは思っていた。


「『日本天才』? 何このペンネーム? 自己主張すっご」


「いやぁ、そう言いたくなるくらいにはよかったぞ、直木賞の受賞作。めっちゃ面白かったし」


「だとしても『天才』って……ネーミングセンスを疑うわ」


 自分が書いた小説が本屋に並ぶ日は、いつもこうやって陰から自分の作品が置かれている棚を監視している。商業の処女作から続くこの落ち着かない気分は、こうでもしないと収まりがつかないから。


 ただ今回はちょっと違う。自分の作品が直木賞に選出されて、先日の発表で受賞したことが世間に広まったから、様子を見に来たんだ。


 会見、結構無難なこと言ったつもりだったけど、やっぱり名前のせいで引かれるよね……カップルかな? 彼氏さんの方は擁護してくれたけど、彼女さんの意見はグサグサ刺さるね……。


 でも、考えてしまう。あの二人の前にひょっこり現れて、『実は本名なんですよ』って言ったらどういう反応をするか。


 この名前、昔は本当に嫌いだった。『日本』なんて名字普通じゃないし、ましてや名前が『天才』とか、子どもの中に放り込んだら一瞬で馬鹿にされること請け合いだった。


 親が言うには『天才になれるように』って願いを込めたらしいけど、それならそれでもっと別の漢字や読み方もあっただろうに。なんでそのまま『天才てんさい』なんてつけたんだか。


 それでグレてれば、ある意味では健全だったのかもしれないけど、自分の場合は名前の呪いに従う道を選んだ。


『天才』と呼ばれても問題ないように努力して、結果を出して、馬鹿にされないように気を張り続けた。


 学生時代の成績で首席を維持するのはもはや義務だった。そうでなければ名前負けするからと、人付き合いも犠牲にして努力し続けて、結果を出し続けて。


 元々、地の頭はよかったようで、やればやるだけ結果はついてきた。模試で一位を取ることもザラだった。高校生になってからあまりにできすぎて自分が気持ち悪いと思ったこともあったっけ。


 そんな学生時代を経てついた仕事が小説家。別に好きだったわけじゃなく、ただ自分が歩めなかった人生を思い描いて文字につづってみたら、小説になっただけだった。


 大学生のころに一人で書き始めて、自己満足でブラッシュアップしていって、部屋の中を原稿が圧迫し始めてから出版社に自分の作品を送るようになった。


 自信があったとか評価してもらいたかった、とは少し違う。度胸試しのようなものでもあったし、単純にシュレッダーにかけるのが面倒臭かったから送ってみた、っていうのもある。


 それで拾い上げてもらったんだから感謝しないといけないんだろうけど、そのまま捨ててよかったのに、と思わなかったわけじゃなかった。


 だって本当に趣味みたいなものだったから。これでおかn//(時間切れ)


 お題を見た瞬間に諦めそうになりましたが、無理やりペンネーム兼本名として扱うことでメインテーマにしてやりました。これ、着地点はどこに置いたらよかったんでしょうかね?


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