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1141回目 2022/4/28

『なろう』で婚約破棄系の作品は見てきたつもりでしたが、いざ書こうと思うと全然言葉が出てこなくてびっくりしました。やっぱ実践に勝るものはないんですね……。


 一回目

 お題『高貴なカップル』

 必須要素(無茶ぶり)『いびき』

 文字数『510文字』 未完


 タイトル『訳あり王族の婚約事情』


 キン、とグラスがぶつかる音が響いた。


「遠路はるばる、ようこそいらっしゃった。ティーリス王国の姫よ」


「心よりの歓待、ありがたく存じますわ。メイルード王国の王子殿下」


 穏やかな貴族の笑みを浮かべる両者が臨む会食は、両国の王族の婚約を祝うもの。


 ティーリス王国から嫁いできた第三王女は、社交界でも人気が高い王女だった。国王の執務を補助するほどの才女でありながら、人当たりの良い性格で貴賤を問わず交流を持つ、少し変わった王族であった。


 一方のメイルード王国の第二王子は、眉目秀麗な容姿こそ褒められるものの変人のレッテルを注ぎきれないでいる。下に王子がまだいるからと早々に王位継承権を捨て、平民と同じ立場から騎士の道を選んだ経歴を持つ。


 二人が共通していたことは、長らく婚約者が不在だったこと。王女は婚約の打診が多く寄せられたが本人が政務の補助を優先してしまい、逆に王子は貴族令嬢からの申し出がまったくなかったからだ。


 しかし、ことここに至ってようやく整った婚約に安堵したのは互いの王族だけで、両王国内の貴族からは反発が強まっていた。


 ティーリス王国では人気のある末の王女を他国に奪われたという//(時間切れ)




 二回目

 お題『理想的な即興小説』

 必須要素(無茶ぶり)『ダイアモンド』

 文字数『1006文字』 完結


 タイトル『理想的な即興小説についての考察』


 理想的な即興小説とは何か?


 必須条件としては完結していること。未完のままではどれほど優れた文章だったと言えど、小説と定義することはできない。


 曲がりなりにも小説を語るのであれば、物語を始め終わらせなければならない。理想の前にある前提条件だ。


 必然、完結させただけでは理想には程遠い。クオリティが伴っていなければただの即興小説である。


 さらには即興小説には複数の執筆時間が設けられている。一番短いと15分、一番長いと四時間。与えられた時間の長さによって、追求できるクオリティも違ってくる。


 さらには必須要素の有無も関係してくる。今回は『ダイアモンド』が与えられたが、必須要素として与えられる単語は完全なるランダムであり、無茶ぶりと称されるほど荒唐無稽なものをぶち込めと言われることも多々ある。


 ただ面白く、出来がいい即興小説を目指すのであれば、むしろ必須要素は邪魔になるだろう。お題とかけ離れた単語を挿入せねばならなくなった場合、いかに必須要素を作中にねじ込むかで時間を取られるからだ。


 それは前述した執筆時間が短い場合、時に致命的なロスになりうる。15分の挑戦では、往々にして必須要素を入れ忘れるものであり、逆に必須要素を意識しすぎてお題が頭から抜け落ちることもある。


 もちろん、お題だけでは明確なイメージが固まらなかったところに、必須要素が加わってストーリーの方向性が見えてくることもある。必須要素はデメリットが大きいものの、メリットも多少なりとも存在するのも事実だ。


 それらを踏まえた上で、理想的な即興小説について考えてみるが、そこに答えは本当にあるのだろうか?


 挑戦者に与えられる選択肢が複数ある以上、挑戦者それぞれに抱く理想があることに変わりはない。


 筆者においては15分での挑戦しか今まで経験したことがないゆえに、筆者における理想的な即興小説は『15分以内できちんとオチまで書ききったストーリー』になるだろう。


 だが、15分よりも長い時間を即興小説の挑戦に費やす作者にとっては、筆者における定義は理想的な即興小説になりえない。


 ゆえに一般的に定義できる事柄ではなく、作者それぞれが目指すべき目標の到達点こそが理想的な即興小説になるのだ。


 自分が求めた最良のストーリーを完結に導いた時にこそ、理想に輝くダイアモンドがその手に落ちてくるのである。


 開き直ってエッセイ風に仕上げてみました。自分でも何を書いているのかわからんので、ツッコミはなしにしてもらえると助かりますが。


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