表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1138/1238

1139回目 2022/4/26

 お題の流れで勇者について考察したら、だんだん『無敵の人』みたいな書き方になってしまいました。何故だ?


 一回目

 お題『俺の魔王』

 必須要素(無茶ぶり)『大学受験』

 文字数『1349文字』 未完


 タイトル『ホームステイ中の魔王さん』


 最近のマンガやアニメだと、魔王ってキャラクターは何故か勇者とセット扱いされることが多い。


 多分、有名なRPGの影響が強いんだと思う。ストーリーのラスボスが魔王で、倒したらエンディング見れるし、イメージがしやすいんだろう。


 でも実際、魔王っていうのは『王』ってついているから王様じゃん? 魔物みたいな怪物の頂点か、魔族みたいな人間の亜種のリーダーか、細かい違いはあるけど強くて偉いじゃん?


 それと勇者って、何で対になるんだろう? 勇者って、字面からして『勇気ある者』なわけで、別に魔王と同じように同族内での政治的権力が高いわけでもないし、言ってしまえば人気商売だ。


 だって『勇者』みたいな行動を取れなくなれば、一発で『勇者』から降ろされる。そう考えればアイドル活動と通じるものがある。勇者であれアイドルであれ、肩書きとしてのキャラクターを守らなければすぐに一般人に戻ってしまう。


『勇者』の場合だと、イメージ的に戦闘能力が高いから余計に危ない。『勇者』と言われれば何となくいい人そうだと思われただろうが、『戦闘能力が高いただの人』だったら犯罪者に落ちでもされたらたまったもんじゃない。


 創作の中だと最初は勇者だったけど裏切られた結果人間の敵になって魔王扱いされた、なんてパターンもあったりする。きっかけ作った人間側が責められるべきだろうけど、実例としてあるんだから『勇者』って存在はなかなか安定しないフリーターと大差ない。


 勇者と魔王って、当てはめればフリーターと国家最高指導者の関係にあるわけだ。ファンタジー要素を加えたとはいえ、毎回フリーターが勝つ物語ってどうなんだ?


「貴様、だいぶ考え方が歪んでおるな」


「自分なりに魔王さんの立場を考えた結果なんですけど、間違ってましたか?」


「こちらの常識に疎い我に聞くな。帰れるものならさっさと帰りたいものよ」


「すみませんね。この世界、次元を超える的な技術はまだないんですよ」


「まったく……どうして魔法文明が存在しない場所に放り出されねばならぬのか」


 まぁ、そんな考察をいきなりしだしたのは、高校から帰宅した時に何故か俺の部屋にいた不審者の事情を聞いてみたからだが。


 彼いわく、別の世界で魔王をやっていた魔王さんらしい。名前は教えてくれなかった。なんか本名って呪術的に知られたら超やばいとのことで、便宜上魔王さんと呼んでいる。


 何も最初っから不審者さんの話をうのみにしたわけじゃない。けど、咄嗟に出た言い訳にしては壮大なストーリーを語られたので、事実であると仮定した方が話が早そうだったので乗ってみたのだ。


 それに、来年は大学受験が控えている。家計的な問題で国立大学を目指しているため、もう受験勉強を始めている身としたら、息抜きに聞くにはちょうどいい娯楽だった。


「やっぱり使えませんか? 魔王さんの魔法なら飛べるんですよね?」


「本調子であればそうだが……貴様の話を信じざるを得ない環境に身をやつした事実があるからな」


「魔素、ってのが大気中に存在しないんですっけ?」


「そうだ。ゆえに消耗した魔力が一向に回復せん。人類領域は魔素が薄い地域ばかりだったが、魔素が存在しないちいきなど」//(時間切れ)




 二回目

 お題『運命の妹』

 必須要素(無茶ぶり)『TOEFL』

 文字数『1205文字』 未完


 タイトル『帰国子女は自称・妹』


「……妹? 俺に?」


「って聞いてるんだけど、違うのか?」


 放課後になって担任に話があるから、と言われてきてみれば寝耳に水な話をされた。


 何でも俺にいたらしい妹が、アメリカのハイスクールからこちらに戻ってくるらしく、同じ高校に通うことになった、らしい。


 ちなみに、俺に妹がいたこと自体が初耳である。担任によるとかなり急な話だったようだが、俺にとっても青天の霹靂だった。


「え、っと……俺から聞くのは間違いだと思ってますけど、聞いていいですか? 妹、って誰ですか?」


「本当に何も知らないのか……だったら、帰宅してからご両親に聞いてみた方がいいんじゃないか?」


「いえ、今まで妹がいたということさえ黙っていたんです。まともに話をするとは思えません」


「あー、まぁ、そうか。ただ、こちらで把握している情報は転校手続きでもらった書類上のものであって、人間性などはわからないぞ? いいのか?」


「はい。むしろ、個人情報を俺に教えてもいいのか、先に聞くべきでした」


「妹、とあちらが言っているんだし、いいんじゃないか?」


 担任の厚意はありがたいものの、自分の学校の情報管理体制に少し不安を覚えながら、俺の妹と名乗る酔狂な女子生徒について聞かされた。


 名前は佐渡ミリア。漢字の名前もあるようだが当て字らしく、アメリカでの生活が長かったこともありこちらに渡された書類でもカタカナ表記だったらしい。


 日本生まれだったが、小学校に上がる前からTOEICやTOEFLで満点近くをたたき出すバイリンガルらしく、ずっと英語圏で生活していたとのこと。


 ちなみに、あちらの学校では生徒会のようなものに所属していたため内申点が高いそうだ。その情報はいるのか? と思ったが素行の参考にと教えてくれた模様。


 他にも色々と妹の話を聞かせてくれたが、なんか出来が良すぎてますます俺の血縁か疑いが濃くなる一方だ。まだ別人が成りすましていると言われた方が説得力がある。


「話せるのは大体これくらいか。それで、心当たりはあるのか?」


「全くありません。まさか、考えたくはありませんが、親父に愛人がいて子どもがいた、という線が濃厚です」


「それは……」


 さすがに担任に家庭内のドロドロに付き合わせたくはなかったので、あくまで推測だと念を押しておいた。ドン引きされたから、フォローくらいは入れておかないと。


 ひとまず、真相を確かめる為に帰宅することにする。帰宅部でよかった。まぁ、何も熱心になれるものがなかっただけなんだけど。


「ちっ。電話くらい出ろよな」


 下校途中、何度か親父の携帯に電話してみたがつながらなかった。仕事で忙しかった、なんて言い訳されるのが目に見えている。他の言い訳を聞きたくはないけどな。


「お袋も、出ないか。まさか、お袋もグルなんて言わなよな?」


 ついでに母親に//(時間切れ)


 お題の『妹』の扱いを決めかねていた間に時間が終わってしまいました。無茶ぶりの要素で海外暮らし、ということにしたくらいしか私にも情報がありません。この『妹』、結局誰?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ