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1106回目 2022/3/24

『艦隊』って言われても、軍事知識がにわかでしょぼいのしかないのにまともなもの書けないですよ。『艦○れ』もやったことないですし。


 一回目

 お題『素晴らしい艦隊』

 必須要素(無茶ぶり)『ケチャップ』

 文字数『888文字』 未完


 タイトル『世界進出という名の遭難』


 航海日誌、142日目。


「魚も飽きてきたな……」


「そう言われても、食料を節約しようと思ったら、海の上じゃ魚以外の選択肢ないだろ」


 栄光あるムチャバッカ帝国の精鋭を集めた遠征艦隊は、まだ見ぬ新たな大地を求めて今日も今日とて海を漂っている。


「今日の飯はなんだっけ?」


「魚のケチャップ煮じゃなかったか?」


「昨日はコンソメ、おとといは塩コショウ焼き、その前はワイン蒸し……調味料にバリエーションがあるのだけは救いだな」


「まったくだ。コックの努力と工夫には頭が下がるが、やっぱり肉食いてぇ」


「言うな。欲しくなる」


 船上で釣り糸を垂らした海兵たちは、すっかりホームシックになって水平線にため息を吹き付ける。


 家が恋しいというより、故郷の味が恋しいといったところか。積載量が無限ではない船では、積み込める食料は種類も量も限られてくる。


 新鮮な野菜や果物はもちろん、精肉など足が早い食品は考慮すらされない。ほとんどが塩漬けや天日干しなどにより水分を抜いた保存食として持ち込まれている。


 不味くはないが、保存食ばかりの料理だと美味くもない。というか味が一辺倒で飽きが来る。


 どうにもならないことは艦隊で波を切る帝国海軍全員がわかっていることだが、愚痴らずにはいられないのが人情なのだろう。


「ってか本当にあんのかよ? まだうちの帝国が侵略してない新大陸なんて?」


「さぁ? 戦争しかけまくって大陸統一しちまったから、皇帝陛下も暇なんだろ。それか、戦後に確約していた褒賞の領地が足りなくなったから、慌てて派兵して新天地を探してるとか?」


「えー、俺らまさかお偉いさんのご褒美探しに駆り出されたの? 死ぬかもしれない海外遠征に? うわー、ここにきてその暴露情報は萎えるわー」


「仕方ないだろ。どうせ俺たちは単なる一兵卒なんだ。釣り人に転職してもいいくらい入れ食いでも、上司とかあちゃんには逆らえねぇ、ってな」


 片割れが引いた竿の先に、新鮮な魚がピチピチと暴れている。野生で警戒心が高い海の魚だが、使用している餌が優秀なのか海兵たちの//(時間切れ)




 二回目

 お題『軽い奈落』

 必須要素(無茶ぶり)『アメリカ』

 文字数『1021文字』 未完


 タイトル『這い上がれない元ダンサー』


 夢が破れた人間の末路なんて、奈落のどん底に落ちた後か落ちている途中で大差ない。


 俺はまだ落ちている途中だから、救いがあるのかもしれねぇな。


「……畜生」


 日雇いで得た金で安いジャンクフードを買ったら、もう明日を保証する金がねぇ。


 かろうじて入居できた家も、ほとんどボロ屋か幽霊アパートだ。隣に誰が住んでいるかもわからねぇクソの掃きだめに、私物なんておけやしない。


 鍵なんてかけたところで壊されるだけだ。必要最低限の物しか買わず、金は使う時に使わないと盗まれる。


 貧民街に住むようになって、普通の人間とは違う常識に慣れざるを得なかった。もうすっかり、自分がスラムの住人だって自覚もある。


「いつまでこんな生活続けりゃいいんだ……」


 狭苦しい部屋には、そこらで拾った段ボールのベッドと、異臭を放つ毛布代わりのタオルケットだけ。


 服は今着ている一着をひたすら着回し。寝る前に洗って、乾かなかったら生乾きの臭いをへばりつけて明日の日雇いに出る。


 まだ家族と一緒だったころは人間並みの生活が出来ていたが、アメリカなんかに来たばっかりに人間とは言えない底辺にまで落ち切った気分だ。


 まぁ、まだ働き口があって、かろうじてとはいえ自力で生活できているだけマシだが。ここらあたりじゃ、働く気力も体力もなくなった乞食どもが道を塞いでやがる。


 仕事の行きも帰りも、辛気臭くてかなわねぇ。金の臭いに敏感なのか、少し手持ちが余った日にゃ集団で囲って小銭を奪いにくることも多い。


 本当なら、俺はパフォーマーとしてダンスで食っていくはずだったのに……。


「クソが」


 日課のように悪態をついて、明日の仕事の為に早く床につく。


 どうせ世間じゃ騙された俺が悪いっていうんだろうよ。わかってる。わかってるからこそ、誰の手も借りようと思わない。


 なんてことはない。所属するはずだった会社が、俺が渡米した数か月後に金を持ち出して逃げ出した。マネージメント料やレッスン代も含め、全財産を預けていた俺は一気に一文無し。帰国する金さえなくなり、大使館では身分証明書がなくて門前払い。


 行きついた果てはスラム街に流れ着いて日雇い労働者……資本主義の国じゃよくある話だ。


「一流の役者を雇って舞台化しても、三文芝居にもなりゃしない」


 絵にかいたような転落人生。元から金持ちでもないから、華もない。


 せめてはんざいや//(時間切れ)


 お題のせいで暗い話しか思いつかなかったです。あと、アメリカがどういう雇用状況なのかわからないので、創作が適当なのだと思って下さい。


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