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1099回目 2022/3/17

 空き巣のつもりが強盗になってしまった、みたいなシチュエーションしか描写できませんでした。もうちょっとイメージが固まればよかったんですけどねぇ。


 一回目

 お題『忘れたい悪人』

 必須要素(無茶ぶり)『新約聖書』

 文字数『1232文字』 未完


 タイトル『衝動的犯行』


 俺はただ、空き巣に入ろうとしただけだったんだ。


「はっ、はっ、はっ、はっ」


 制御できない浅い呼吸が口から漏れては戻ってくる。


 手にはこの家のダイニングにあった包丁。足元にはこの家の住人らしい若い男。


 電灯の照らす床には、徐々に赤黒いシミが広がっていって、まるで俺から流れていくように体が寒くなっていく感じがした。


「い、いや、俺のせいじゃないし。勝手に飛び出してきて捕まえようとするこいつが悪いんだし」


 自分でもわかっていることを、変な言い訳で誤魔化そうとする。我ながら滑稽な姿なんだろうと思うが、笑えるだけの精神状態じゃない。


 思わず刺しちまったけど、どこをどう刺した? 刺さりどころが悪けりゃ、下手すりゃそのまま死んじまうんじゃないのか?


 し、知らねぇし。俺、ちょっと小金が欲しかっただけで怪我させるつもりなんかなかったし。


 家探しの途中で帰ってくるコイツが悪いよな。そんでいきなり襲い掛かってくるコイツが悪いよな。うん、やっぱり俺は悪くない。


「し、死なれちゃ、後味悪いしな」


 何も考えず電話を取ろうとして、ふと右手がまだ包丁を握ったままだったことを忘れていた。


「くっ! おい、なんで、だよっ!!」


 さっさと手放そうとしたのに、指に力が入って離れてくれない。ガッチガチに固まって、左手で指を一本ずつ離そうとしてもできなかった。


 ビビってんのか? ビビってんだよ。当たり前だ。人殺してるかもしれないなんて、動揺するに決まってんだろ。


「あー、くそっ! いいや、左手で操作すれば!」


 呼ぼうとしたのは救急車だ。さすがに空き巣に入っておいて警察を呼ぶ度胸はない。


 というか、冷静になって考えたら、俺がやったのって空き巣じゃなくて強盗じゃねぇか? いくら俺が違うって言っても、この状況はどう考えても強盗致傷だよな?


 空き巣だったら窃盗で、人を刺したら強盗致傷。たしか罪のレベル的に一気に跳ね上がるんじゃなかったか? うん、たしかそうだった気がする。


「もしもし? 救急なんですけど!」


 ヤバイってことしか頭に浮かばないまま、救急車を呼んでいた。住所はわからなかったが、受話器の近くにあった新約聖書とか電話帳とか放り出しながら、この家の住所が書かれている封筒を見つけて伝える。


「ふぅ……どうしよう」


 つっかえつっかえ、何とか助けを呼んだところで、俺の身の振り方に考えが回ってきた。


 このまま待ってお縄につくか? 絶対に刑務所でクサイ飯を食う羽目になる。それは絶対に避けたい。


 かといって、今から救急隊が来ることは確定しているし、逃げるのも時間的に無理っぽい。逃げるんだったら救急車とか呼ぶ必要ないのにアホだな、俺は。


 っつかそもそもなんで空き巣なんてやろうと思ったんだよ昔の俺は! 金ならバイトなりなんなりして稼げばよかったじゃん! 立派な刑事事件起こして何やってんだよ!!//(時間切れ)




 二回目

 お題『でかい接吻』

 必須要素(無茶ぶり)『ドン引きするような描写』

 文字数『861文字』 未完


 タイトル『イルカショー』


 大きな水槽から飛び出した影と、水面から弾けた水しぶきが太陽の光を反射してきらきらしていた。


「うわー、イルカショーすげー」


「意外と大迫力だよねー。イルカも間近で見たら結構デカいし」


 小学校の遠足で水族館にきて、最後にきたのが屋外イルカショー。飼育員さんの声や動きに合わせて飛んだり跳ねたりするイルカはかわいくてすごい。


 同じクラスの子たちもみんな大興奮で、事前に配られた合羽で飛んでくる水を防ぎながら楽しんでいる。


 先生たちは観客席の後ろの方にいて、私たち生徒はほとんど最前列でばちゃばちゃ濡れそうになりながらイルカの動きを目で追っていた。


『それでは、お客様の中からイルカたちと触れ合いたい方を募集したいと思いまーす』


「はいはーい!!」


 飼育員のお姉さんが素敵すぎる提案をしてくれたので、私は即座に手を上げた! イルカに直接触れるなんて、こんな機会滅多にない!!


『それじゃあ、そちらの元気な女の子に来てもらいましょう』


「やったっ!」


「勢い余ってプールに落ちんなよ?」


「気を付けるー!」


 クラスの男子にからかわれながら、観客席まで来てくれた飼育員さんの誘導に従ってイルカショーの舞台まで上がってきた。


 うわ、ここからの景色って客席から見たのと全然違う。円形で段々になった席には学校の皆がいて、他のお客さんもいっぱい座っていた。


 プールの縁にはイルカがいっぱい集まっていて、私たちの様子を窺うように視線を合わせてくる。目がくりくりしててかわいい! すごい!


『私の真似をしてみてくださいね』


「はい!」


 マイクをつけた飼育員さんに頷くと、飼育員さんはイルカの方に頬を近づけて、指でちょんちょんと叩いて合図を出した。


 すると、目の前にいたイルカが体を大きく乗り出して、鼻先を飼育員さんのほっぺにつけた!


「わっ! チューした!!」


『君も同じようにやってみたら、キスしてくれるよ』


 イルカに魚をあげている飼育員さんの言葉にワクワクしながら、わたs//(時間切れ)


 小学生の女の子にはイルカのチューじゃなくて頭を丸かじりにされる、という形で『ドン引きするような描写』を達成するつもりでした。ちょっと時間が足りなかったです。


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