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1094回目 2022/3/12

 もう『十二使徒』が扱いづらいので異世界に逃げました。ファンタジーなら何をやってもほぼオッケー!!(やけくそ)


 一回目

 お題『つらい母』

 必須要素(無茶ぶり)『十二使徒』

 文字数『828文字』 未完


 タイトル『神に選ばれた不幸』


 子はいつか親から巣立っていく。


 それは当たり前のことで、もっと遠い先のことだと思っていたのに。


「貴殿らの子は、神が託宣を下す十二使徒の適性が認められた」


 世界教会からやってきたというその人は、私の娘を指して一方的に告げてきた。


「ゆえにその子は新たな使徒の後継者として、今後は我々教会が身元を引き取り教育を施す」


「そ、んな……急に、言われても」


「信徒の務めである。明日、改めて訪問する。それまでに出立の準備をされたし」


「待って、待ってよ! この子はまだ三つなのに!!」


「使徒の後継者は生後五年以内に適性が判別される。例外はない」


「私たちから奪うの!? 大切な、たいせつな、むすめを、っ!!」


「わかっているとは思うが、逃げることは許されない。我々は使徒の後継者の位置を常に捕捉できる。世界教会への心証を悪くすることは、後の後継者の立場も危うくすることを忘れるな」


 言いたいことだけを言って去っていった使徒の使いは、私たちに絶望だけを残して扉を閉めていった。


 この国には、いやこの世界には、人々が信仰する宗教が一つだけある。


 神の名前を知らず、誰もが等しく呼んではならないとされているため、ただ世界教と名付けられた信仰は一人の教皇と十二人の使徒によって運営されていると聞く。


 ただし、教会のトップである教皇や直属の幹部である十二使徒でさえ神の声を聞くことは出来ず、呼ぶことも許されていない。


 神は絶対の存在であり、不可侵の存在である。


 私たち信徒は、今日を生きていられることをひたすら神に感謝し、神の恩恵を賜っていることを常に自覚して生きなければならない。


 そうした教義ゆえだろう……私たちは、神にとって等しく所有物なのだ。


「ママ?」


「ごめん、ごめんね……」


「パパ。ママ、どこかいたいの?」


「違うよ。でも、ミーナは優しいね」


 一夜明け、事情を説明しても理解できない娘は、//(時間切れ)




 二回目

 お題『怪しいプレゼント』

 必須要素(無茶ぶり)『チューペット』

 文字数『1150文字』 未完


 タイトル『黒井 喪失』


「半分にしたお菓子を、一人分に戻せれば素敵じゃないかな?」


 家から持ち出したチューペットを半分にパッキンし、一緒にいた妹に渡した時に声をかけられた。


 夏の暑い日だったのに、その人は真っ黒なスーツを着て真っ黒な帽子をかぶっていた。見ているだけで暑そうで、パッキンしたばかりのチューペットに口をつける。


「おじさん、誰?」


「おっと、自己紹介がまだだったね。私はこういう者だ。平仮名は読めるかな?」


「読めるよ!!」


 小さな紙を差し出してきたおじさんのムカつく言い方に腹が立って、つい奪うように紙切れを受け取る。


 そこには、難しい感じがいっぱいと、名前の横にふりがながついてあった。


『くろい そうし』、という名前らしい。


「……それで、おじさんは俺たちに何の用?」


「おや、私の話を聞いてくれなかったと? それは悲しいね。私にとっても君たちにとっても、いい話を持ってきたつもりなんだけどな」


「うるさいな! いちいちムカつく言い方すんなよ!!」


 まるで俺が人の話を聞かないやつみたいに言いやがって。


 このおじさん、絶対に友達いないだろ!!


「それじゃあもう一度聞くね? さっきその子と半分こしたお菓子だけど、それぞれ一人分に戻せるとしたら素敵だと思わないかな?」


「ひとりぶん?」


「凍らせたジュースを半分にしただろう? それをまた、一本分のジュースに戻せるんだよ」


 妹が思わず反応しちゃったから、思わずおじさんから隠す。


 なんだかわからないけど、この人とかかわらせちゃいけないと思ったから。


「手品か何かなら、他の人に見せればいいだろ? 俺たちは別にいい」


「ふふ、思ったよりも利発な子だね。でも残念。手品とは違う、魔法の道具があるんだよ」


「そんな怪しいもの、なんでおじさんが持ってるんだよ!」


 ムカつくよりも気持ち悪いが強くなってきて、思わず叫んだ。


 だけど、おじさんはその間に、魔法の道具を僕たちのチューペットに使っていた。


「さぁ、なんでだろうね?」


「わ、すごい!」


 それに気づいたのは、妹がはしゃいだ声をあげたからだった。


 慌てて振り向くと、俺がさっきパッキンしたはずのチューペットが、まるで時間を戻したように妹の手の中で一本に戻っていた。


 嬉しそうにしていた妹だけど、俺はますます気味が悪くなる。だって、俺が持っていたチューペットも、同じように一本分に戻っていたから。


「どうだい? 素敵な道具だろう?」


 意味が分からなくてまたおじさんを振り返ると、おじさんの手にはボールペンのようなものが握られていた。


 ペン先から光が出るみたいで、おじさんが自分の掌に向けてチカチカとスイッチを押したりはな//(時間切れ)


 誰が見てもわかるように、『笑う○ぇるすまん』のパクリです。どんなオチにするかは考えていませんでしたが、『半分にしたものを二個に増やせる』っていくらでも悪用できそうですよね。夢があります。


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