1087回目 2022/3/5
情景描写ほぼ無しの一人称対話形式になりました。なお、こいつの好みは一向に把握しきれていません。
一回目
お題『憧れのこだわり』
必須要素(無茶ぶり)『クリスマス』
文字数『942文字』 未完
タイトル『恋人とのクリスマスに向けて』
今年こそは絶対、クリスマスは家族じゃなくて恋人と過ごす!
「というわけで、まず必要な男を用意したいと思います!」
「料理番組っぽいテンションで気合入れてるけど、当てはあんの?」
「ないっ!!」
「そりゃ前途洋洋だわ」
私の野望に賛同してくれる友達がいて、私は何て幸せ者なんだろうか!
「とはいえ、気合入ってるとこ悪いけど男って漠然としすぎてない? もっと細かい希望とかないの?」
「もちろんあるよ! ゴミの掃きだめみたいな男なんてお呼びじゃないからね! 私の理想は高いのさ!!」
特に家が隣ってだけでずっとちょっかいかけてくる大馬鹿野郎とか論外だからね! 誰でもいいとか口が裂けても言えないよ!
「その例えを誰で思い浮かべたかはあえて聞かないことにしよう。それで、具体的には?」
「まずはイケメンであること!」
「面食いかよ」
「次に足が速いこと!」
「小学生かよ」
「さらに炊事洗濯掃除ができること!」
「家政夫かよ」
「最後に年上であること!」
「枯れ専かよ」
「いちいちダメ出ししないでよ!?」
一つ一つは否定しないけど、そんな呆れた目で見られるほどひどい?!
「これでもまだ条件は譲歩した方なんだよ!? 本当ならもっともっと条件つけたいけど、クリスマスまで時間ないから仕方なく!」
「あー、みなまで言わなくていい。絶対に不必要な細かい条件が出てくるだろうから。あんたが夢見る夢子ちゃんってのは知ってたけど、ここまで現実見てないと笑いも起きないわ」
「私を応援してくれてるの!? それとも馬鹿にしてるの!?」
「両方、半々くらい?」
「半分でも応援してくれてるなら許す!!」
だいたいこの話したらみんな逃げていくんだよね。話を聞いて引かないでいてくれるだけありがたい友達だよ君は。
「理想を大まかにゲロったところで、男捕まえる為にどんなことをするつもりなの?」
「ふっふっふ……まさかこの私が無策で男を作ると宣言したとでも思っているのかね?」
「いや、計画性のない計画があることくらいは予想してる」
「じゃじゃーん! マッチングアプリ!!」
「大丈夫かそれ? 詐欺られてないか? 消費者センターのでんわg」//(時間切れ)
二回目
お題『興奮したつるつる』
必須要素(無茶ぶり)『直腸』
文字数『857文字』 未完
タイトル『雪やこんこ、霰やこんこ』
犬は喜び庭駆けまわり、なんていうけど一番興奮してんのは子どもたちだろうな。
『雪だーっ!!』
午前中までは強い寒波で寒そうにしていたのに、昼休みまでに降り積もった雪景色に大興奮で運動場へ走っていく生徒たち。
大人としては、普段雪が降っても積もらない地域で暮らしてきた分、どういう注意をしたらいいのかわからないから嫌なんだが。あと単純に寒いし。
「せんせー! 山田君が滑ってお尻打ちました!」
「早速けが人が出たの!? 早すぎない?!」
外に飛びだして数分も経ってないよな?! 普段からそそっかしい山田なのが納得できて辛い。
「山田はどこにいる? 保健室に連れて行かないと」
「え? 元気にクラスの皆と雪合戦してますけど?」
「じゃあなんで担任に伝えに来たの?」
「ノリ?」
小学生のノリってどうなってんの? ジェネレーションギャップとかそういうレベルじゃないから突っ込んでいいのかどうかもわからないし。
「元気なのは結構だが、滑って転ぶような状況ならあんまり無茶せずに教室に戻って来いと伝えてきてくれ。山田は尻で済んだが、頭でも打ったらシャレにならないからな」
「はーい、いちおう伝えてきまーす」
「本当にとりあえず感出して投げやりになるのやめてくれない? こっちの管理責任になるんだからな?」
雪を触れて遊べるのが楽しいのはわかるけど、教師としては無茶をしてほしくない。昔、こいつらと同じ年頃の時に同じようにはしゃいだ同級生が一人、思いっきり滑って転んで後頭部を強打し救急車が来たことあったからな。
数日意識が戻らなくて、学校に戻ってくるまで長い間お通夜ムードだったのは今でも忘れない。軽くトラウマになったし。
「せんせー、ケツ痛い!!」
「山田か……どうせ雪を考えなしに踏んで滑ってこけたんだろ?」
「すげー! せんせーエスパーかよ?!」
「秒で行動予測できる山田の方がある意味凄いよ」
当てずっぽうでエスパー扱いされるほど単純馬鹿なんだよ、お前が。//(時間切れ)
『興奮』と『直腸』で『座薬』しか頭に浮かんでこなかった私はどうかしているかもしれません。なんとか『つるつる』を『ハゲ』ではなく『路面凍結』に軌道修正したのが今回のファインプレーでした。




