1086回目 2022/3/4
タイトルがちょっと大げさになったかな、とは思います。でもお題を完遂するには、こういうシチュエーションしか思いつかなかったんです。
一回目
お題『名前も知らない妻』
必須要素(無茶ぶり)『絵画』
文字数『1057文字』 未完
タイトル『戦時中に撃たれた背中』
「……結婚したらしい」
「へぇ、そりゃめでたいな。それで? 身内の誰がおめでたなんだ?」
「俺、らしい」
「……は? ちょっと見せてみろ」
徴兵されて戦場に身を置いて半年。
前線ばかりに投入されながらよく生きているものだと呆れていたが、それ以上に呆れることを親の手紙から知らされることになるとは思わなかった。
渡す前にひったくられた手紙を睨みつける戦友は、何度か読み返した後なぜか俺を睨みつけてきた。
「……マジじゃねぇか。嘘だろ? お前、いつのまに婚約者なんて仕込んでやがった?!」
「仕込めると思うか? 徴兵されるまでフリーだったんだぞ?」
「ふざけるな!! そんな嘘が俺に通じると思ってんのか!? この添付された絵葉書を見ても同じことが言えるのか!?」
「初めて見る女の顔に、どんな感想を言えば満足するんだ?」
「めっっっちゃ美人じゃねえか殺すぞ!!」
ため息しか出ない。まあ、同じ部隊で同じ独り身という共通点だけで仲間意識を持つような男だ。
現実はそんなに甘くないということをわかっていない。
「残念ながら、それは何の慰めにもならないぞ」
「自慢か?! 上から目線の優越感バリバリかぁ?!」
「よく考えろ。絵葉書だぞ? 今どき写真じゃなく」
「それがどうしたぁ?! 死ね!!」
「光をそのまま写し出す写真と違って、絵は人が描いていくらでも加工できるものだ。写真でできないとも言えないが、少なくとも絵の方が画家の胸先三寸でいくらでも美人に修正できる」
「それはっ! ……そうだな」
「それに、俺はその絵の女を見たこともなければ、記載されていた名前にも聞き覚えがない。つまり、書類上では結婚して夫婦になった妻は、この知らせが来るまで赤の他人だったんだ」
「お、おう……」
「まともに顔合わせもできない状況で、親族が打ち合わせて手続きを進めた不意打ちの結婚だ。裏でどんなやりとりがあったかわかったもんじゃない。金に困った家族が、見知らぬ誰かに戸籍を売った可能性もある。そもそも、そんな女が実在しているかすら怪しい。さて、お前はそれでも俺を羨ましいと思うか?」
「…………大変だな、お前んち」
「そうだな。たとえ良縁だったとしても、本人不在のまま進めた縁談にシコリができないわけがない。戦争から生きて帰ってこれたところで、俺に家族としての居場所があるかどうかもわからなくなった」
「そ、そこまでネガティブにならなくてもいいんじゃないか? ほら、いちおう//(時間切れ)
二回目
お題『愛すべき山』
必須要素(無茶ぶり)『Twitter』
文字数『604文字』 未完
タイトル『SDGsって環境保護活動でよくない?』
どの国でも、どんなものでもそうだけど、象徴になり得るくらい有名なものは人々から愛される。
フランスのエッフェル塔、イギリスのビッグ・ベン、中国の万里の長城、アメリカの自由の女神……。
国に一つは、その国だからこそ誇れるものがあって、国民はそれを愛している。
自覚がない人はいるだろうけど、あって当たり前のものを普段意識していないだけだ。もしそれがなくなってしまったら、名状し難い喪失感は避けられないだろう。
日本においては、霊峰富士がそれに当たるだろうか。
日本で一番高く、尊いとされてきた山。日本を語る上で誰もが初めに知る有名な観光地である。
登山者は外国からの観光客も数多く、国内からも大勢の人が押し寄せる山だ。
ただ、人々を多く集めるからこそ、生じている問題も多い。
「うわー、ゴミばっか」
「やっぱ観光地化するとどこも荒らされるな……毎日巡回してもキリがない」
富士山の景観保護を目的に見回るボランティアが嘆くように、人が集まればそれだけ集まる廃棄物も多くなる。
一人一人が出したゴミは少なくても、ちょっとくらいなら、他の人もやっていたし、などと言い訳を重ねれば重なるほどゴミの量も積み上がっていく。
民度と言ってしまえば簡単なのだろうが、集団心理として責任の分散が行われやすい状況だからこそ起こる、人間であれば避けられない状況と言えなくもない。
//(時間切れ)
とりあえず富士山しか頭に浮かんできませんでした。後は惰性で本文を書いてました。
意味不明なものを書いてしまって申し訳ありませんでした。伏して謝罪します。




