1085回目 2022/3/3
これはお題が難問過ぎました。無茶ぶりがとどめを刺してきました。完全にお手上げです。
一回目
お題『そ、それは・・・サラリーマン』
必須要素(無茶ぶり)『セリフ無し』
文字数『571文字』 未完
タイトル『人はそれをサラリーマンと呼ぶ』
人は社会性動物だ。それぞれが与えられた役割をこなし、仕事を補完しあって生きている。
食糧生産に従事するもの、居住施設を建設するもの、外気や怪我から身を守る衣服を作るもの。
その他にも人が求めるものを満たすため、生活を維持し向上していくため、人は仕事を創出し人に割り振って社会を動かしている。
ただし、望まれて行う仕事ばかりではない。誰もやりたがらないが、誰かがやらなければならない仕事もある。
昔から糞尿の始末や家畜の屠殺など、しなくてはならないがやりたくない仕事はどうしても発生する。
そういう仕事は、主に身分や地位の低い人間に押し付けられてきた。差別が生んだ貧困層や、侵略者に人としての権利を奪われた奴隷などがそうだ。
仕事を選べない人々は、自分の意思で行動できる範囲が異様に狭い。社会権や生存権さえ他人に握られた状態では、得られる自由など雀の涙もない。
自身の所有権を持つ監督者に言われるがまま、与えられた仕事を黙々とこなし、運用されるだけの人材があふれていた。
いや……今もそうした人材は数多く存在している。
自由とは苦しく厳しいものだ。何をしてもいい代わりに、何をしても自分の責任から逃れることができない。
失敗は全て自分が背負わなければならず、誰も肩代わりしてくれない。それを恐れる人は//(時間切れ)
二回目
お題『ロシア式の理由』
必須要素(無茶ぶり)『自動車保険』
文字数『905文字』 未完
タイトル『不幸中の幸いを起こした異常』
「はい、はい……ありがとうございます。失礼します」
病院の公衆電話で受話器に耳を当てていた姉ちゃんは、通話を終えてほっと胸を撫で下ろした。
「よかったー、自動車保険が降りるんだって。お金どうしようって思ってたから、ひとまず安心したわー」
「安心したわー、じゃないだろ。事故ったって聞いてこっちがどれだけ心配したか」
「心配してくれたんだ? ありがとー」
「あー、もう! 抱きつくなよ恥ずかしい!」
通り過ぎていく患者さんや見舞客の生ぬるい視線がいたたまれない! それに、俺の首に回った腕には包帯が巻いてあって、それも見てられなかった。
幸い、って言っていいのかわからないけど、物損事故だけで済んだらしい。まだ見てないけど、車はボッコボコになって廃車同然の状態らしかった。
それで軽傷で済んだんだから、本当これからは気をつけてほしい。車が大破するほどの事故を起こしたって知らされる身内の身にもなってくれ。
「ってか、本当に大丈夫なんだろうな? 体とかどこも異常ないのか?」
「んー? うん。ちょっと痛むくらいで、全然平気。いやー、運が良かったよね」
「それで済ませようとすんなっての。だいたい、なんで事故ったんだよ? 姉ちゃんって運転でスピード出すタイプじゃないだろ?」
「そうなんだけどねー、スリップしちゃったみたいでハンドルが全然効かなかったんだよねー」
「スリップ……?」
姉ちゃんの言い訳が一瞬耳を通りかけたが、それはないと即座に否定する。
「ここ沖縄だぞ?」
「あれ、知らなかった? 私が事故した日、沖縄は大雪警報が出てたんだよ?」
「嘘だろ?!」
俺は神奈川から飛行機で飛んできたから、当時の天気なんて知らなかったけど……いやいや、亜熱帯地域で大雪?! 聞いたことねぇわ!
「姉ちゃん、誤魔化すにしてももっと上手い言い訳なかったのか?」
「あ、ひどーい。本当なんだからね! ほら、事故した日の朝!」
そう言って取り出したスマホの画面には、姉ちゃんが住んでるアパートの周りが雪で埋まってる写真が。
スワイプすると廃車になる前の姉ちゃんの車が//(時間切れ)
これはお題からしたらもう少し寒い地域でもよかったかもしれませんが、なんかずらしが欲しかったんですよね。まあ、今回は調子が悪かったです。




