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1081回目 2022/2/27

 匂い消しゴムは私持っていませんでしたね。なんか消え方が半端になって使いづらい印象があったので。


 一回目

 お題『マイナーな消しゴム』

 必須要素(無茶ぶり)『豚骨ラーメン』

 文字数『949文字』 未完


 タイトル『友情は消しゴムの香り』


 子どもの頃、匂いつき消しゴムが流行った時期があった。


 今じゃもう誰も持ってないだろうけど、当時ガキだった俺の周りはみんな、実用的な消しゴムとは別に匂いつき消しゴムを持って自慢していたな。


 基準は二つ。珍しい形か、珍しい匂い。


 それを見つけて学校に持ってくれば、すぐに人気者になれるくらいの流行だった。


 俺はその中でも変わり種の匂い消しゴムを持っていて、人気者とは違ったが他の奴らから一目を置かれる存在にはなっていた。


 もう一人、俺と双璧を成す匂い消しゴム強者がいたことを、今でもよく思い出す。


「豚骨ラーメン、お待ち」


「どうも」


 この匂いを嗅ぐと、山下のことが頭の中に浮かんでくるから。


『すごいの見つけた!』とクラス中に見せてきたのは、豚骨ラーメンの消しゴムだった。


 中華丼の中にちゃんと白濁したスープと麺が入っていて、具材もバッチリ。匂いもちゃんとうまそうで、最初見せられた時は衝撃だった。


 王道系のいい匂い消しゴムはその当時ブームが落ち着き、隙間産業を狙ったゲテモノ臭で頭角を表していた俺にとって、まさに青天の霹靂と言っていいダークホースの登場だった。


 ちなみに、俺が天下を取った消しゴムはドリアン消しゴム。当時は子どもの間で認知度は少なく、強烈な臭いで顔と名前はすぐに覚えてもらえたっけな。


 あだ名はそのまま『ドリアン上野』。新しい風を持ち込んだ『豚骨山下』とともに、幼い青春を匂いでぶつけ合った戦友だ。


「山下、あいつ元気でやってるかな」


 あいつとの友情はさておき、ラーメンは普通に好きなので大人になってもよく通っている。まぁ、一見の店で頼むのが豚骨ラーメンなのは、山下の影響はあるだろうけど。


『豚骨山下』とは、小学生までの付き合いだった。もっと言うと、呆気なく終わった匂い消しゴムブームとともに疎遠になっていた。


 共通の話題が匂い消しゴムしかなかった俺たちに取って、匂い消しゴムを奪われたら接点そのものが消える。


 激論と匂いをぶつけ合ったライバルは、一瞬のうちに赤の他人になっちまった。


 クラスが別だったのも良くなかったんだろう。俺も山下も、他のクラスと積極的に交流を持つほどアクティブじゃなかったしな。


 ■//(時間切れ)




 二回目

 お題『女同士の悪意』

 必須要素(無茶ぶり)『白トリュフ』

 文字数『603文字』 未完


 タイトル『女中に戻りたいお嬢様』


 女の敵は女だ。


 古今東西、それだけは永遠に変わらない。


「……これは?」


「白トリュフのパスタでございます」


「そう。食欲がないから、下げてもらっていいかしら?」


「……かしこまりした」


 給仕をしていたメイドに皿を下げさせ、緊張か呆れか判断がつかないため息をこぼす。


 まさか、あんなに堂々と毒キノコを提供されるとは思っていなかった。


 俗称で『トリュフモドキ』なんて言われていることから、世界一高級な致死毒なんて呼ばれているそうだけど、意外に香りでわかるものね。


 匂いは本当に白トリュフのものだったけど、かすかにツンと鼻をつく刺激臭が混じっていた。それが毒由来のものかトリュフモドキ独特なものかはわからない。


 それでも、この時ばかりは金に物を言わせて高級食材ばかり食卓に並べていた両親に感謝したくなった。


 本物を何度も嗅いでいなければ、今頃私は儚くなっていたかもしれない。


「……望んで得たものなど、何もないと言うのに」


 この暗殺も辞さない嫌がらせは、元は同じ場所にいた下女連中のものか。それとも足元から遥か高みに上げさせられた私を妬んだ侍女たちか。


 私とて、母親が働いていた貴族家の当主との間にできた子だと知られなければ、平民身分のまま人生を終えていたというのに。


 妬まれる境遇や立場だと分かっていながら、私は身に余る地位に辟易していた。


 現当社の//(時間切れ)


『なろう』で見たことのあるような設定で書いていますが、やっぱりネックが『白トリュフ』と食べたことのない食材を入れなきゃならない事でした。文字数が……。


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