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1079回目 2022/2/25

 オミクロン株がどうとか言っている中で出すネタとしてはどうかと思いましたが、勢いでしか書けない場所なので仕方ないですね。


 一回目

 お題『宿命の関係』

 必須要素(無茶ぶり)『抜け毛』

 文字数『904文字』 未完


 タイトル『主人公になんてならなければいいのに』


 自分に与えられた宿命、なんて、漫画や映画でしか見たこともないし、聞いたこともない。


 俺たちは自分の世界の主人公だけど、他人にとってはただの脇役でしかない。主人公はたった一人で、主役は人の数ほど溢れてる。


 だからってわけでもないけど、宿命なんて言われても普通の人にはピンとこない、壮大な話でしかない。


 たとえばそう、昨日まで枕についてた抜け毛でマジ泣きしていた親父が、人類を救う唯一無二の人間だ、なんて言われてもしっくりくるはずがない。


「事実です」


 たとえでかい車で偉い人がわざわざうちに来てまで説明してきても、そんなこと納得できるわけがない。


「いやぁ、その、自分で言うのもなんですが、私は万年平社員のお荷物ですよ? 人類を救う? とか、よくわからないことができるとは思えないんですけどねぇ?」


「ですが現状、こちらの資料を用いて説明しました通り、あなたしか抗体を持っているとされる人間がいないんですよ」


 同席した俺は、ダイニングの机を囲む親父の背後から、机に広げられたたくさんの資料を覗き見る。


 新型感染症。名前さえまだ決まっていないそれは、感染率も致死率も過去に類を見ない高さを誇る、殺人ウイルスの名に相応しい猛威を奮っていた。


 報道規制が各国でされているらしく、一般にはまだ知られていないことで、すでに中国やインドなど、人口が多い国では何百万単位で死者が出ているらしい。


「一週間前、あなたが会社の方々と訪れたキャバクラのキャストの中に、保菌者がいました」


 最初、この話だけ聞いたお袋は額に青筋を浮かべて親父を殴ろうとしていたが、今はもうこの部屋から姿を消している。


 離婚届を貰いに行ったわけじゃない。話の重さに耐えかねたのか、目眩を起こして倒れたからだ。


「すでに店の従業員や、あなたとともに入店した社員の方の生存確認も済んでいます」


 一、だそうだ。


 つまり、親父以外はもう、全員亡くなったらしい。


 たったの一週間で、何十人という人が死んだと、偉い人は淡々と話していたのが怖かった。


「そして今日、あなたに行われた血液検査などの結果、//(時間切れ)




 二回目

 お題『名前も知らない恨み』

 必須要素(無茶ぶり)『タイトル「ただ、助けたかっただけなのに」で書く』

 文字数『1019文字』 未完


 タイトル『「ただ、助けたかっただけなのに」』


 今、自分に向けられている感情はなんだろう?


 少なくとも、恨まれていることだけはわかる。


「……なんで、助けた!」


「………」


「どうして死なせてくれなかった!!」


 状況としては簡単だ。


 そこの浅い川の上に立ち、結構な高さのある橋の上で身を投げようとしていたバカがいたから、道路側に引き摺り下ろした。


 ただそれだけだ。


 一般的には善行の類なんだが、どうやら自殺者にとっては恨みがましい顔を向けるほどの悪行だったらしい。


「はぁ……自殺しようとしている奴がいたら、普通止めるだろ? それが知り合いであれ、赤の他人であれ」


「誰が助けろって言った?!」


「話聞いてたか? 言われなくても動いたんだよ体の方が。あんたはもちろん、第三者に言われてからじゃ間に合わないタイミングだったし、頭で考えられるほどの時間もなかったよ」


 自分はどちらかというと冷淡な人間だと思っていたから、我ながら人助けに必死になるなんて思ってなかったけど。


 意外と正義感が強かったとか? いや、親から躾けられた倫理観が根強かっただけかもな。


「ふざけるな!」


「ふざけちゃいないさ」


「俺が、覚悟を決めるまで、どれだけかかったと……」


 それこそ、こっちの知ったことじゃない。


「運が悪かったな」


「……なんだと?」


 完全に逆恨みされている気がするが、こっちだって無償の善意に唾を吐きかけられて黙っていられるほど、出来た人間じゃない。


 一度は助けた。あとはこいつがどうにかする問題だ。


「死にたがってたあんたの横を、たまたま自殺を止めた俺が通ったあんたの運が悪かったんだよ。それ以外の何がある? 事実なんて、案外つまらなくてドラマチックさのかけらもないもんなんだよ」


「そんな、そんなことで俺の意思が歪められるのか?! 俺は死ぬ自由さえ与えられないのか?!」


「知らないってそんなの。ただ俺から言えることは一つだけだ。

 俺の前で死のうとしたあんたが悪い。

 正直、あんたがどこで生きようが死のうが知ったこっちゃないんだけど、目の前で死なれるのだけはやめてくれないか? 寝覚めが悪いんだよ」


「くそ、くそっ、こんなやつに……こんなやつにっ!」


 反論の言葉も浮かばないのか、地面を殴ってすすり泣くことしかしなくなった男。


 本格的に面倒くさくなってきた。


 もう帰ろう。本当にもう知らない。


「//(時間切れ)


 状況の説明がちょっと下手だったかなと思いつつ、終着点がちょっと見えない感じで時間切れとなりました。どう落とせばよかったんだろう?


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