1069回目 2022/2/15
うーん、日常系? になるんでしょうか? 表現しにくい内容になってます。
一回目
お題『今年の私』
必須要素(無茶ぶり)『漫画』
文字数『997文字』 未完
タイトル『成長とか変化とか』
今年の私は、去年の私とどう違うんだろう?
そんなこと、一年を通して年末年始にしか考えることなんてない。
その上で、十二月も下旬になって気づくんだ。
「私、なんも成長してないな」って。
「お姉ちゃん、いきなりたそがれてどしたの?」
「いやさー、去年の今頃も、こうやって大掃除終わった後は漫画読んでたなーって思って」
ペラペラとページをめくる音しかしない私の部屋で、弟と益体のない話をする。
あぁ、こういうところも去年となんも変わってない。時間は進むのに、私は変われない人間なんだと自覚する。
見開き二ページを読み切ったところで、横目で弟の頭を見る。寝転んだ私のベッドのふちに背を預けたまま、私の漫画をひたすら読んでいた。
手元のページがめくられる。右ページの一コマ目は、前に見たことがある光景だった。
「まぁ、お姉ちゃんっていつも大掃除で処分する漫画とか決めるから。俺も捨てられるかもしれない漫画があったら、最後にもう一回読み直しとこうと毎年思っちゃうし」
「私のラインナップ、ほとんど少女漫画じゃん。少年漫画とか読まないの?」
「俺、本は漫画を含めた電子書籍派だから。タブレットの方にはいっぱい入ってるよ。むしろお姉ちゃんが未だに紙派なのが変なんじゃん」
「目が痛いんだよね、電子書籍。一回使ってみて合わないわー、って思ったから。それに、紙の方が読み直したいシーンを直感で開けるし」
「毎年本棚の漫画のタイトル変わってんのに? そのこだわり、よくわかんないな」
「私も特別こだわりとかないから。紙は大きなメリットはないけど、電子書籍はデメリットがあったから、ってだけだよ本当」
ペラペラとめくる音は途切れない。
私も弟も、会話しながらでも漫画や本は読めるタイプだ。勉強だってしゃべりながらじゃないと逆に集中できない。
この漫画も、もうすぐ最終巻か。読み直しても取っときたい気持ちにならなかったし、このシリーズとはお別れかな。
「そういえば、今まで聞いたことなかったけど」
「何?」
「欲しい漫画があったらあげるけど、どうする?」
「……今んところないけど、面白そうなのあったら言うかも」
「年明け前には言ってよね。じゃないと全部下取りに出すから」
「了解」
古本屋に売って、空いたスペースにまた新しい漫画を入れる。
す//(時間切れ)
二回目
お題『俺の善人』
必須要素(無茶ぶり)『ゲロ』
文字数『758文字』 未完
タイトル『意識的偽善者の悪性』
俺に取って善人ってやつは、『俺に優しいやつ』であって『誰にでも優しいやつ』じゃない。
完全に善い人なんて、いやしないんだ。そう見えるようなやつに限って、腹に一物抱えている。
偽善者は二種類だ。偽善に気づいていないやつと、計算尽くで大盤振る舞いするやつ。
前者はタチが悪いもののまだ救いはある。後者は逆に気持ちはいいが救いようがない。
損得勘定で善を振る舞えるやつは、全員悪人だって断言できるから。
「ぐっ、ぅ」
「聞こえなかったかな? じゃあもっかい言うね?」
生徒会室に呼び出された俺は、生徒会長に殴られた腹を押さえながら、肩を踏みつけられて俯くしかできない。
座り込んだ床はイヤミなほど綺麗に掃除されていて、中にいる人間の中身とは全然違う。
「今月の友達料、まだもらってないんだけど?」
顎を少し上げ、上目遣いで生徒会長を睨み上げる。
ああ、くそ……こんな簡単なマッチポンプに引っかかって、善人と偽善者を間違うなんて。
高校に進学してから理由もなくいじめられて、気づけば誰からも孤立していて、タイミングよく現れたのがコイツだった。
外から見る分にも、人から聞く分にも善人だと思っていたコイツは、なんてことはない。承認欲求とエゴの塊だった。
人に優しくすることで得られる賞賛に価値を見出し、どん底を見たやつから財布としての価値を見出し、他人から搾取することでしか自分の価値を認められないクソ。
いじめを撃退した代わりに金よこせ、なんて裏で言ってきた時には頭がいかれてんのかと思った。
それで拒否したらこのざまだ。俺はケンカが強くないし、しようとも思わない。
いじめをしてきたやつらやコイツみたいに、他人を平気で殴れるほど汚れる勇気もない。
ゲロ//(時間切れ)
理屈になっているようでよくわからない屁理屈を並べただけな気がします。




