表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1060/1238

1061回目 2022/2/7

『1000の結婚』ってお題のワードは短編中に出しませんでしたが、どういう形にすればいいのか普通に悩みましたよこれ。


 一回目

 お題『1000の結婚』

 必須要素(無茶ぶり)『醤油』

 文字数『1070文字』 未完


 タイトル『プロデュースは他人だけ』


 魔がさす、って誰にでもあることだと思う。


 仕事にかかりきりで婚期を逃した独身女とか、特に。


「ねぇ、ウエディングドレスに映える色ってなんだと思う? ケチャップ? 醤油? それとも、ソース?」


「ウエディングプランナーの言うセリフではありませんよ、主任」


 冗談だ……今はまだ。


「だってさ、最初はそりゃあやりがい感じたもんよ? 一生に一度あるかないかの門出を祝い思い出を残す仕事なんて素敵じゃない? 青かった私も憧れが強かったのもあったし」


「では今は違うと?」


「主任クラスの年齢になるとね、色々見えてくるの。前に担当した人がもう一回来たり、役所に野暮用で行ったら知った顔が離婚届出してたり、仲がいいと思っていたオシドリ夫婦がDVで片方捕まったりね。この仕事が本当に素敵な仕事なのか、もう自信なんてない」


「……それとお客様のドレスを汚そうとすることはなんの関係もないのでは?」


「それは単純に私より早く結婚する女全員が憎いから」


「だからお相手も見つからないのでは?」


 お? 喧嘩売ってんの? 言い値で買うよ?


「そもそも出会いなんてないじゃん、この仕事。職場恋愛なんてできるような雰囲気も暇もないし、プランの内容知ってると結婚式が面倒になるし、何より普通に出会いないし」


「二回言いましたね出会いないって。そんなにですか? 出席者の方に声をかけたりしないんですか?」


「それ、普通に禁止されてるから。会社にバレたら良くて減給、普通に停職、もっと悪けりゃ肩叩かれるっつの」


「え……この前安田くんがやってましたけど?」


「次の式が終わるまでに捕まえといて。本気で説教するから」


 ただでさえ人手が少ないのに、わざわざ職場と収入源をドブに捨てる奴がいるなんて! こっぴどく絞ってやる!!


「その話、他に知ってる人いる?」


「いるかもしれませんがわかりません。ついでに私の他にも口止めした人がいないか聞きましょうか?」


「私が体に聞くからいい」


「……一応言っときますが、暴力はパワハラで訴えられますよ?」


「ボイスレコーダーとカメラを排除したら証拠なんて残らないんじゃないの?」


「本人が日記をつければ証拠として価値が出ます。あと患部を写真に撮られてたり、病院を受診されてたら信憑性が増すんじゃないですか?」


「ま、そこら辺はうまくやるから」


「むしろ余計なことしないでくださいよ……」


「大丈夫、部下に飛び火するようなヘマはしないから」


 薄く笑って背中を軽く叩いてあげれば//(時間切れ)




 二回目

 お題『日本小説訓練』

 必須要素(無茶ぶり)『右肘』

 文字数『798文字』 未完


 タイトル『古き良き? 日本式教育』


 小説が書けるようになりたいと専門学校に進学することを決めたのは自分だ。


 でも、まさかこんなにノウハウがないなんて思ってなかった。


「だっるぅーっ!!」


「うるさい、さっさと課題やれ」


「お題付きの短編三本だっけ? 猶予一日とか結構しんどいよね」


 同期と愚痴り合いながら、今日もファストフード店でたむろする。


 右肘ついて机に突っ伏した顔はそのまま、ポテトやナゲット食ってる同期を見上げる。


「二人は進捗どう?」


「あと半分」


「ほぼ諦めた!」


「友よ!」


「死ぬときは一緒だよ!」


「三文芝居じゃなくて短編書け」


 真面目な方に怒られた。でも無理じゃん、すぐできるわけないじゃん。


「っていうかさ、書いたところでめっちゃ赤入れされるんだろ? もうやだよ、自分が書いた小説の束が真っ赤に染まるの」


「わかるー。心折れるよねマジで。普段の座学も文法とかレトリックの講義中心でさ、物語論とか脚本術はまあいいとして、実践が一番とかで鬼のように課題出してくんの、なんとかならんかね? 小説なんて世に溢れてるんだから、少しくらいテンプレ的なノウハウがあってもいいよな?」


「そう! 俺もそれ思ってた! なんか思ってたのと違うって言うか、詰め込み根性式昭和教育! って感じしない? 俺する! 実践とか言いながら生徒のメンタル抉ってくる講師連中に物申したい!」


「……おぉ、友よ!」


「我ら同士は生まれる時は違えども死せる時は一緒だ!」


「だから茶番よりもマシなもん書けっていってんだろ」


 不真面目組が自分たちの友情を確かめ合っていたのに、無粋なやつが視線も向けずに口撃してきた。


 ふん、それがどうした。俺たちは今、友情パワーで無敵モードだ!


 誰になんと言おうと、今回の課題は諦めると言う決意は揺るがない!


「私、あと一本書けば終わるから、あんたたちは//(時間切れ)


 勝手に専門学校の教育課程を捏造しましたけど、ああいうのって実際に座学や実践をして勉強になるんですかね? 独学ですから細かい技術面はわからないままなんですよ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ