1058回目 2022/2/4
タイトルの『人生相談』までいきませんでした。というか、現在こういうシチュエーションで大人が声かけてもいいんでしょうか? 犯罪になりませんか? おっさんは心配です。
一回目
お題『淡い娘』
必須要素(無茶ぶり)『幼女』
文字数『895文字』 未完
タイトル『迷子の園児と人生相談』
比喩とかじゃなくて、事実、目を逸らしたらこの世から消えて無くなってしまいそうな子だった。
「……お兄さん、誰?」
「通りすがりのおじさんだよ。どうしたの? 迷子?」
高校生とはいえ、小学生くらいの女の子に話しかけるのはリスキーかなとは思ったが、気づけば近づいて話しかけていた。
綺麗な子だった。小学生ならかわいいって思うはずなのに、この子はやっぱり綺麗だった。
きている服もパステルカラーだけど、日本人にしては肌も髪も、ついでに目の色も淡い色合いだった。肌は白くて、髪は栗色で、瞳は明るいブラウン。
本当にお人形さんみたいな子は、しかし迷子のような、それよりも深刻そうな無表情で、公園のベンチに一人座っていた。
「一人で公園まできたの? お父さんかお母さんは?」
「……わかんない」
「そっか。通ってる小学校は、ここら辺だと第一小学校かな?」
「え? 私、ずっと幼稚園に行ってるよ?」
まさかの未就学児!?
ガチ幼女じゃん!? え、待って、今どきの幼稚園児ってこんな大人びてんの?!
国民的アニメの幼稚園児は尻出して反復横跳びしてたのに……これがジェネレーションギャップ?
「お兄さん?」
「あ、ごめん。なんでもない。今、ちょっと時代の変化について考えてた」
「……大人って、大変なんだね」
声のトーンが変わったな。年齢にしては賢すぎるみたいだし、やっぱり訳ありな子か。
「隣、座ってもいい?」
「……いいよ。お兄さんなら」
「俺なら?」
「今日も何人か、気持ち悪いおじさんが体触ろうとしてきたから」
あぶねえええぇぇぇ!?!?
この子、想像以上の吸引力と業を持ってる!? 親は何やってんだマジで?!
「……お父さんか、お母さんかな? ケンカでもしたの?」
幼女は黙り込む。いきなりの正面突破だしな。
でも、確信はある。さっき保護者はいないか聞いた時、『わからない』と言った。
いるかいないかではなく、わからない。
想像しかできないが、結構やばい家庭環境になっているのかもしれない。
「お父さんがね、//(時間切れ)
二回目
お題『わたしの好きな娘』
必須要素(無茶ぶり)『まいたけ』
文字数『866文字』 未完
タイトル『子離れできない強めの母親』
自分が産んだ子どもはかわいい。
本当に目に入れても痛くないくらいにかわいい。
「おかぁさん!」
はいはいしてわたしに近寄ってくれた時も、よちよちと足で立って近寄ってくれた時も、一人で走り回るようになっても近寄ってくれた時も。
わたしの胸は愛しさであふれて爆発しそうだった。
「おかあさん」
うちの子はかわいい。
「お母さん」
世界一かわいい。
「母さん」
宇宙一かわいい。
「…………」
あれ?
「ユウちゃん、ご飯できたよ? 今日はまいたけが安かったから、和風パスタにしてみたんだけど」
「いらない」
え? いら、ない……?
そんな、おかあさんの作ったご飯が一番美味しいって言ってくれてたのに、どうして?
「ゆ、ユウちゃん!」
「少しそっとしておいてあげなよ」
「はぁ?!」
向かいのテーブルでもくもく食べていただけの旦那が、なんでもないように口走った言葉に非常に腹が立った。
ユウちゃんが、わたしの大好きな娘がわたしの作った料理を拒否したのに、放っておけですって?!
本当、こういう無神経なところが嫌なんだ! なんでわたしはこんな男と結婚したんだろう!
「優ももう十五歳だぞ? 思春期は誰にだってくる。里香もそんな時期はあっただろう?」
反射的に言い返そうとして、なんとか思いとどまる。
そういえば、私が中三の頃は無免許でバイクに跨りポリとカーチェイスしていたような……。
え、わたしのユウちゃんもそうなるの? ケンカで一時代を築いてレディースの総長になっちゃうの?
「だったらなおさら放っておけない!!」
「あ、里香?!」
鬱陶しい旦那は無視して、ユウちゃんの部屋まで走る!
そして娘のプライバシーを考慮して付けてあげた鍵に後悔と憎悪を抱きつつ、心配で強くなったノックと共にユウちゃんを呼んだ。
「ユウちゃん!? 大丈夫、ユウちゃん?! グレたりしてない?! ケンカは危ないからやめなさい!!」
「あーもう! うるさいな!!す//(時間切れ)
元ヤンのヘリコプターペアレントってなかなか稀有で危険だと思うのは気のせいでしょうか? 最悪腕力に訴えられたら勝てる自信がないです。




