表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1056/1238

1057回目 2022/2/3

 短編の中で出した会の名前より、タイトルで思いついた名称を使えばよかったとは思っています。


 一回目

 お題『楽しい同性愛』

 必須要素(無茶ぶり)『日本酒』

 文字数『961文字』 未完


 タイトル『尊き花を愛でる会』


 仲間がいるっていうのはとても嬉しいし楽しいことだ。


 たとえマイノリティであっても、いやマイノリティだからこそ、仲間がいる喜びは人一倍強くなる。


「それでは各人、グラスは持ったな!? これより第一回、薔薇百合会を始めるっ!」


『かんぱーい!』


 この小さなお店で貸し切り飲み会が、それを予感させてくれた!


「やぁ、君は百合会の人かい? すごいねこの集まりは」


「あなたもそうですか! いやー、こんなに大勢の仲間が実際にいるなんて知らなかったですよ」


 乾杯で飲んだビールはもうなく、今は日本酒でしっぽりと。


 思いっきり趣味の話ができるこの場の雰囲気は、今まで溜め込んでいた鬱憤を晴らすのにとてもいい機会になった。


 話しかけにきてくれた男性と談笑しつつ、俺は実現した夢の時間に浸っていた。


 俺は彼が指摘した通り百合会、つまり女性の同性愛をテーマにした作品が大好きだ。


 具体的にいつごろ好きになったのかはわからないが、子どもの頃に妹と一緒に女児向けアニメを見ていたことがきっかけの一つだとは思う。


 最初の方は単純に女の子同士の友情が素敵だと思ったんだっけか。扱う作品によったらドロドロでぐちゃぐちゃなところもあるけれど、俺が好んで見ていたのは緩く楽しく関係を育てていく感じの作品だった。


 次第に妹から少女漫画を借りるようになり、成人向けコンテンツで存在を知ってからはそちらに耽溺した。


 俺の中では恋愛とは女の子同士がやるものであって、それ以外は違う文化だと思っている。掟で決められた崖を飛び降りないと成人になれない部族くらい違う文化だと思っている。


 そのせいか、俺自身は心も体も男と認識しているにもかかわらず、性の対象として相手をみた場合はいまだにどちらもしっくりこない。


 無性愛者、というわけじゃないんたろうけど、成人してからもクエスチョニングに近い状態なのは健全なのだろうか? と悩むこともあるな。


 まあ、百合を語れたら楽しいから今はいいか!


「にしても、百合会と薔薇会の合同で会を開くとは、なかなか大胆なことをしたんですね」


「あぁ、まぁ仕方がないところはあったんですよ。どちらか一方を先にしてしまうともう一方が文化的に劣るのか、なんて話になりかけましたし。//(時間切れ)




 二回目

 お題『恋の信仰』

 必須要素(無茶ぶり)『ブラウザはなるべくGoogleChromeを使用してくださいまじで。』

 文字数『1161文字』 未完


 タイトル『恋の魔法が解けた少年』


 恋愛体質という人間をたまに見かける。


 恋愛で頭がいっぱいで、もし恋が実ったとしてもパートナーの言動に一喜一憂する、まさにジェットコースターのような日常を過ごしているようだ。


 さらには、もし相手と別れた場合は凄まじい喪失感と虚無感に見舞われ、今までかろうじてできていた日常生活もおぼつかなくなるらしい。


 恋愛という概念で誤魔化されてはいるが、それって自分の人生を他人に委ねているのと同じなんじゃないか?


 相手がいるから自分が保てて、相手がいないから自分を制御できない……まぁ、いたらいたで制御不能なのは変わらないんだろうけど。


 ともかく、恋愛体質なんて振り回されっぱなしの人生を送っている人間がいるのは事実であり、だからこそ思うところがあるんだ。


「恋愛って、そこまでいいものか?」


『はぁ?』


 幸い、俺には男女問わず友人がいた。


 思い切って尋ねてみたんだが、やっぱりテスト勉強中にする話ではなかったのか、集まったメンバー全員からすごい顔をされた。


「あぁ、悪い。なんでもない」


「いやいや、学年主席がいきなり恋バナ始めてなんでもないはないだろ?! どうした!? まさか、好きな女でもできたか!?」


『っ!?』


 ん? 今一瞬空気がピリッと?


「違うけど? ってか、俺の発言聞いてただろ? どちらかといえば否定的な立場なんだよ俺は」


「あー、そうだったな」


 隣で数学を教えていた山口が気まずそうな顔をする。前に俺の家の事情を話したから、ちょっとやりにくそうだな。


 俺の母親が、その恋愛体質だった。それも、誰彼構わず惚れっぽくなるくらいの重症だった。


 親父と結婚した後も浮気グセが酷く、自分は純愛のつもりでいろんな男と浮名を流していた。


 本当に迷惑な話だが、うちの母親はとにかく容姿が優れていた。しかも童顔でぱっと見清純そうに見えるのもタチが悪かった。


 いろんな男が引っかかり、騙され、結婚していると判明した後に逃げる奴もいれば、関係を続ける奴もいた。


 それにキレた親父が離婚を切り出し、みっともなく泣き喚く母親を浮気相手に押し付けて籍を抜いたのが八年前だったか。


 当然というか、俺は父親に引き取られてそこから転校もなく過ごしている。


 俺が恋愛に対して悪感情を持っているのは、残念な母親と血が繋がっているからに他ならない。


「じ、じゃあ瀬良くんは、恋人とか欲しいと思わないってこと?」


「うーん、今のところは、そうだな。少なくとも、悪い印象を吹き飛ばしてくれるほど人を好きになったことはないんだよな」


『……はぁ』


 あれ、今度は空気が重く? なんだ? 女性陣が一斉にため息を吐いたが?


「モテる男はつらいねぇ」


「モテた試しはないん//(時間切れ)


 世界観的にはハーレム的ラブコメ漫画みたいな感じなんですけど、主人公が恋愛不信という微妙な設定です。小説でも結構厳しいかも?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ