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1055回目 2022/2/1

 どう組み合わせていいのかわからなかったので、混ぜるな危険路線でやってみました。要するに混ぜました。


 一回目

 お題『当たり前のお嬢様』

 必須要素(無茶ぶり)『ゴリラ』

 文字数『1205文字』 未完


 タイトル『ゴリラは淑女の嗜みですのよ?』


 当たり前っていうのは、滅多なことでは覆らないほど強固な保証と土台があるからこそ成り立つものだ。


 だからこそ、保証も土台も崩れ去ってしまったら、当たり前なんて感覚は霞よりもあっけなく霧散してしまうものでしかない。


「もし、そこの方。お怪我などはございませんか?」


「あ、はい……」


 そして僕は、この日に悟った。


 当たり前なんて砂上の楼閣程度の安定感しかないのだと。


「いだだだだ!? 痛い痛い痛い!!」


「私、市中でのカツアゲなる行為を初めて目撃してしまいまして、被害者なのであろうあなたに加勢したわけですが、よろしかったですか?」


「た、大変助かりました」


 まず目の前の光景が信じられない。


 とっても綺麗な装いの、スレンダーな女の子が、細腕一本で半グレみたいな男の顔をアイアンクローしている。


 それだけじゃなく、男は地上から少し浮いていた。信じられないことだが、彼女は白魚のような細腕で男一人を持ち上げていることになる。


 さらに握力も相当あるのか、先ほどから男から悲鳴のような声が消えない。ついでに骨が軋むような音も聞こえるのは気のせいか?


「てめぇ、その手ぇ離しやがれ!」


「あら、私としたことがはしたない」


 半グレは五人ほどいて、うち様子を見ていた四人の中の一人が大声で威嚇すると、お嬢様然とした彼女は微笑みながら男をぶん投げた。


 比喩ではない。文字通り、頭を掴んだまま振りかぶって、仲間の四人の方向へ投げたのだ。


『うおああっ?!』


 とっさに受け取った先頭の男を皮切りに、残りの三人も投げられた男の体を受け止める。


 偶然そうできる立ち位置にいただけかもしれないが、意外と仲間思いなのかもしれない。条件反射で受け止めただけかもしれないけど。


 ともかく、帆枠より体重が軽そうな女の子が投げたごつめの男は、同じような体格の男四人とぶつかって全員を倒した。


 ストライクである。


「お金は大切なものですからね。暴力で他の方から奪おうとするのは、よくないことですわ」


「そ、そうです、ね?」


「はい。ですから、あの方達にも社会のルールを今一度思い出してもらわねばなりません」


 社会の常識から外れた見た目と腕力をしているお嬢様が良識を語るのが違和感しかないからか、彼女のセリフのおかしさに気づくのに少し遅れてしまう。


「え? 待って、あの人たちに説教でもするつもり?!」


「お説教、ですか? なるほど! そういうことになるかもしれませんわね!」


「なんで嬉しそうなのさ?! いや、逃げようよ! 巻き込んだ僕がいうのもなんだけど、あんなやつらともう関わらない方がいいって! 危ないよ!」


 現に僕が指摘している間も、半グレたちは体制を整えてこちらを睨みつけている。


 だけじゃなく、手に手に武器を持ち始めた。そこらへんに落ちてる//(時間切れ)




 二回目

 お題『ダイナミックな円周率』

 必須要素(無茶ぶり)『主人公が人を殺す』

 文字数『713文字』 未完


 タイトル『3に限りなく近い無理数』


 数字で人は殺せる。


 それも、拍子抜けするくらいあっさりと。


「は、ははは! これで異論は無くなった!」


 ここに、二人の数学者がいる。


 正確には一人と一体。笑う方は服に血をつけ、倒れている方は頭から血を流している。


 笑う数学者が手から何かを落とした。ガラス製の灰皿だ。それなりの重量があり、縁にはしっかりと血痕が残っている。


「そうだ、この美しい計算は私のものだ。私だけが、数学界の難問を解いた本物なのだ!」


 テーブルには二冊の分厚い論文が置かれている。


 より分厚い方の一冊には、狂ったように笑う数学者の名前が。


 分厚いことに変わりないが、もう一冊よりも薄い論文には倒れている数学者の名前が記されている。


 論文の中身は、ある数学の難題を計算とロジックで解答した式が書き連ねている。


 答えはどちらも同じ結論に達していた。しかし、解法は違う。


 膝から力が抜けたのか、座ったまま立ち上がれない数学者の論文は、地道に一つずつ丁寧な計算と証明が繰り返されていた。


 スマートさはないだろうが、愚直で真摯な性格が計算過程から見て取れ、ある程度の数学知識があるものから見れば驚くほどわかりやすくまとめられている。


 だが、それよりも薄い論文が、数学者のプライドをズタボロにした。


 たしかに計算結果は同じだ。が、もう一つの論文にはかなり異なるアプローチの仕方が記載されていた。


 大きな違いは円周率の有無。分厚い方には一度も出なかった円周率が、薄い論文では頻出するのだ。


 しかも、解法はよりわかりやすくまとめられており、数学を専攻する学生にもわかるようなレベルにまでときほぐされてい//(時間切れ)


 これはほぼお手上げ状態でした。何とかサスペンスにはしましたが、どうすればいいのか逆に誰か教えてください。


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