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1054回目 2022/1/31

 最後まで書いたら多分後味悪いエンドになっていたんだろうなとは思います。まあ無茶ぶりの時点でそうなんですけど。


 一回目

 お題『彼女の宗教』

 必須要素(無茶ぶり)『自殺エンド』

 文字数『1034文字』 未完


 タイトル『語り聞かせるは善意による救済』


 身近な人が変な宗教にハマるってこと、本当にあるとは思ってなかった。


 友達ほど交流はないけど、顔見知りってほど薄情でもない関係の知り合いが、そうなった。


「この世界は今、終末の時期に突入してるんだよ」


 何をどう吹き込まれたか知らないが、ある日突然そんなことを言い出した。


 いわゆる末法思想ってやつらしい。日本史の授業で聞いたことある気がするが、聞けば聞くほどその思想をベースにしているようにしか思えなかった。


 予言的なものにより、世界はもうすぐ滅びるらしい。で、宗教に漬けられたやつの主張によると、崩壊の日までに信者を集めて徳を積み、崩壊の前に自らを浄化するんだと。


 専門用語か俺の知識不足か知らないが、よくわからない言い回しもあってぼんやりとしか理解できなかった。


 正直、害はないと思ってたんだ。俺の恋人まで同じ宗教に洗脳されるまでは。


「あなたも入信しましょう! 輪廻から外れた無限の苦しみを味わいたくはないでしょう?」


 この宗教の厄介なところは、声をかけてくるやつ全員が善意で勧誘していることだ。


 騙す気もなければ、騙されている自覚もない。


 目の前で死にそうな人がいるから手を伸ばした、みたいな必死さで説得しようとしてくる。


 それが完全な他人だったら無視もできた。だが、図ったように寄ってくるのは知り合い以上の関係があるやつばかり。


 信者の拡大が早いのも、みんな同じ手でほだされたからだろう。友達や家族から強く迫られて、断固として拒否できるやつはそう多くない。


 俺の場合は、逆に説得し返していた。危ない宗教だろうから関わるのをやめろって、何度も。


「どうしてわかってくれないの? 本当に危ないのは無宗派のあなたの方なのに!」


 結果は平行線。どちらも自分の考えが正常だと思っているんだから、話し合いになることさえなかった。


 妥協の余地がないんだ。俺は世界が滅びるなんて信じてないが、向こうは全てを信じ切っている。


 認識が根本からズレているんだ。そんな人間に何をいったところで、異端としてしかあつかわれない。


 いつしかその宗教に関わった奴を遠ざけるようになった。彼女とも疎遠なり、自然消滅したといっていい。


 くしくも人間関係が整理されて落ち着きを取り戻したときに、その速報は流れてきた。


『新興宗教の信者が集団自殺』


 ここでようやく、あいつらが言っていた『浄化』の意味を悟った。


 //(時間切れ)




 二回目

 お題『猫の脱毛』

 必須要素(無茶ぶり)『干支』

 文字数『890文字』 未完


 タイトル『猫ハゲ問題』


 猫にもストレス過多なんてことがあるのだろうか?


 そんな疑問を友人にぶつけてみたら、ストレートにバカを見る目でため息をつかれた。


「何を思ってそんなことを言い出したのかは知らないが、そんなに気になるなら病院に行けばいいだろう」


「動物病院か?」


「いや、精神内科」


「人を妄想癖にすんなよ」


「病名まで自覚してるんだから結構じゃないか」


 ダメだ、話が続かない。


「いやさ、うち猫飼ってるだろ?」


「そんなの最初から知ってるよ。なんだ? 愛猫がハゲたりしたのか?」


「そのまさか」


「……お前、飯くらい食わせてやれよ」


「真っ先に虐待疑うのやめろよ! お前が俺のことどう思ってるかも透けてきてるぞ!」


 こいつ俺のこと常日頃からやべーやつだと認識してるんじゃないだろうな?!


「きっかけはちゃんとあるんだよ。避妊手術した後からだ」


「馬鹿野郎! 猫にも子孫を残す権利はあるだろ!!」


「病気対策でもあるんだよ! ってかわざとだろさっきから!!」


「うん。で、手術前に剃毛した部分から毛が生えてこなくて心配してるって?」


「そこまで理解が及ぶのになぜ泳がせるような時間を作る?」


「普通に話聞いてるのつまらないし」


 こいつはナチュラルに俺の喉を枯らす気か?


「人間みたいにハゲてるからストレスじゃないこ? と思ったわけだ」


「まぁ、そうだよ。それに猫ってさ、十二支の伝説からしてストレスを抱えやすそうかな、ってイメージが」


「んん? 話飛んだな。なんで十二支なんだ?」


「俺も又聞きだから詳しくは覚えてないけど、神様が主催する元日の祝い? に呼ばれた動物の中に猫もいたんだけど、ネズミに騙されて間違った日にちを教えられて出席できなかった、ってのがあるの思い出してさ。ママ友のイジメみたいなことやられてたんなら、そりゃハゲるわなって思って」


「お前のその発想がなかなかに愉快だな。こういうときに友達やってて得したなって思えるよ」


 全然嬉しくない褒め言葉だな。


「まぁ妄想はともかく、話を聞くだけなら問題ないだろ。それたぶん//(時間切れ)


 まず『猫』を飼ったことがないので調べることから始めました。たしか獣医での治療か何かで毛を丸刈りにされているイメージはあったので、病気でやられるのはあるんだろうな、という印象でした。


 で、こうなりました。何故だ?


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