表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1047/1238

1048回目 2022/1/25

『汚れた伝説』と見て真っ先に『都市伝説』を思い浮かべたのは失礼だったでしょうか? まあ、誰に対してかはわかりませんけれど。


 一回目

 お題『汚れた伝説』

 必須要素(無茶ぶり)『トイレ』

 文字数『892文字』 未完


 タイトル『都市伝説に求めるもの』


 都市伝説は大抵、現象として発生する前に悲劇が存在している。


 新たな悲劇を生むための犠牲や怨嗟は、物語的な説得力と理不尽な暴力を振るう存在への納得感を与えるのだ。


 過去にこれだけのことをされたのだから、恨みで何もかもが見えなくなっても仕方ない、と言った具合に。


 人は起こった現象や事実に、原因や理由を求めたがる。ストーリーを欲する。


 物語があるだけで、人はどんなに不条理なことでも理解を示してしまうからだ。なんの理由もなく、関連性もなく、ただ災害に遭うかの如く蹂躙されるのはあんまりだから。


 それは古くから存在する都市伝説も、新しく生まれる都市伝説でも変わらない。


 事実が元であれ創作されたものであれ、都市伝説の始まりはあまり愉快なものではない。


 トイレの花子さんがいじめを苦に自殺したと言われるように、テケテケが死の間際に失った己の下半身を求めて彷徨うように。


 都市伝説と悲劇は切っても切れない関係がある。


「でもさぁ、山姥とか天狗とかはそういう背景ないじゃん? 全部が全部そういう縛りがあるわけじゃないと思うんだよ」


「それは都市伝説というより妖怪の分類だろ? それこそ当時の人が説明できない出来事の原因を、自分たちがまだ出会ったことのない存在の仕業だとなすりつけていた結果なんだから、ある意味でストーリーは出来上がってるようなものだよ」


「えー、こじつけ臭い」


「都市伝説であれ妖怪であれ、全部は人間のこじつけだよ。前者は教育や娯楽のため、後者は諦めと安心するための違いはあるけどね」


「都市伝説が教育? それに妖怪は安心のため? ますます意味がわからねぇな」


「有名な都市伝説に口裂け女っていただろう? あれは当時、小学生の多くが塾に通うようになって夜に出歩くことが多くなったから、寄り道させずに帰らせるために大人が広めた、って噂があるんだよ。さっさと家に帰れば怖い化け物に出会わなくていいぞ、ってね」


「あー、そう言われればわかるような……じゃあ妖怪の安心ってのは?」


「分からないことが人間にとって恐怖そのものだからだよ。//(時間切れ)




 二回目

 お題『夏のドロドロ』

 必須要素(無茶ぶり)『ステマ』

 文字数『950文字』 未完


 タイトル『湘南でありそうなトラブル(偏見)』


 夏は開放感がある季節だと言われるが、本当は単に暑さで判断力が鈍っているだけかもしれない。


 一夏の恋、というのもきっと、長期休暇を得られる夏に地元を離れ、いつもは持ちうる自制心を故郷に置いてきたからこそ、制限時間付きの人間関係に積極的になれるだけなんじゃなかろうか?


 何を隠そう、私は夏が嫌いだ。だって暑いから。


 海に来たのだって、友達に強引に誘われて断りきるタイミングを失ったから。


 決して自分から参加したわけでもないし、この旅行を楽しもうとしたわけでもない。


「……で、これはどういうこと?」


「真由ちゃんは俺と先に約束してたんだ! 引っ込んでろナンパ野郎!」


「人のこと言えんのかぁ? アンタだって女ひっかけにサーフィンやってたんだろ? 大してうまくもないくせに」


「あ、凛……」


 私はレンタルの水着でいたとはいえ、泳ぐ気力がなかったらずっとパラソルの下で荷物番をしていた。


 それが変わったのは少し前で、友達の一人である真由が遊び疲れて戻ってきた。


 だからちょうどいいと荷物番を変わってもらい、お手洗いついでに海の家に寄って飲み物を買ってきたんだけど。


 帰ってきたらこの有様。ってか、ナンパされてたの? この短時間で?


 苦笑いしながら近づいてくるけど、今はちょっと真由と知り合いだと思われたくないかな。


「ごめん、タイミング最悪でさー。引っかけたナンパ男がバッティングしちゃって」


「それがこの修羅場、と。一応、頼まれてたジュース」


「ありがと。お金は後で渡すね。で、どうしよう?」


「いや知らないし。私、自慢じゃないけど修羅場に遭遇した経験ないから、対処法なんか知るわけないじゃん」


「だよねー。合コンも避けてた凛に男女の機微は難しすぎるかー」


「今回は単純でしょ。簡単に引っかける真由が悪い」


「……だって、どっちもカッコよかったし」


 そうか? 私はマッチョ属性がないから良さが分からん。


 思い返せば、真由の歴代彼氏はゴリか細かはさておきマッチョばっかだったし、男にというか筋肉に弱いんだろうな。


 筋肉鑑賞のためにジム行ってビキニを着こなすくらいだし、筋金入りなんだろうから今さら私がどうこういうもんだいじゃないけどさ//(時間切れ)


 この短編に関してはマジで偏見です。そもそも夏の海に遊びに行ったことないですしね。いや、冬もないですけど。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ