1047回目 2022/1/24
『力士』をどう出そうか悩んだ結果、ホラーに舵を切った謎の短編です。
一回目
お題『昨日のつるつる』
必須要素(無茶ぶり)『力士』
文字数『1157文字』 未完
タイトル『妹が見た何か』
「え? なにそれ?」
朝食を食べていた時だ。テレビではスポーツの話題で横綱が優勝したと報道されていて、机にはトーストと目玉焼きとウインナーというスタンダードな朝食が並んでいる。
私に話しかけてきたのは妹だ。今年になって小学生に上がったばかりで、お母さんや私に甘えたがりなのは変わらない。
お母さんも一緒に朝ごはんを食べていて、お父さんは仕事が早いのかいつも気づけば出勤している。
妹も朝が弱いまま、克服できずに二学期になった。残暑が残る中、妹はまだ眠そうにしている。
いつも通りの風景に、いつも通りの家族。
だけど、いつもとは違うことを妹が言い出したのだ。
「おねーちゃんも見たよね? 昨日のつるつる」
「つるつる……お母さんはわかる?」
「さぁ? 昔何かを指してつるつるって言ってたんなら、覚えてるはずだし」
眠気が残ってそうな目で、それでも不思議そうに小首を傾げる妹に、私たちは困惑するしかない。
妹曰く、昨日家に『つるつる』なるものがいたらしいのだ。
『いた』、というからには動物なのだろうか? それとも、考えたくはないが人間? 幽霊という線も、なくはないか?
妹がそれらしい主張をしたことはないが、子どもの頃って見えやすいってテレビで言ってた気がする。心霊系のバラエティっぽかったからあんまり信用してなかったけど。
「うーん、つるつるって、具体的にどんなの?」
「頭だよ。頭がつるつるで、着物みたいなの着てた」
「……お、男の人?」
「たぶん。いただきまーす」
おい待て妹よ、今は朝食より君の証言が気になりすぎるんだが?
「たぶんって、うちに家族以外の人がいた、ってこと?」
「んぐんぐ、うーん、わかんない」
おのれ、ここで子ども特有のふわっと回答がくるか。
視線だけでお母さんに問いかけてみるも、心当たりがないらしく首を横に振られた。
え? まさかの幽霊説濃厚?
いやいや、まさか。きっと昨日誰かがうちに訪ねてきて、それを見た妹が寝起きで記憶をごちゃ混ぜにしたに違いない。
「それってさ、近所のおじさんとかじゃないの? 玄関であっただけとかだよね?」
「んーん? こことか、お布団のある部屋にもいたよ? うちの中いっぱい歩いてた」
アウトォ!! どちらにしろアウトォ!!
ご近所さんだったら住居不法侵入で訴えてもおかしくない案件だし、この世ならざるものだったらいたって事実だけで大問題じゃねーか!!
「そ、そのつるつるの、人? って、昨日初めて見たんだよね?」
「うん。つるつるは昨日が初めてだよ」
「待て待て、つるつる『は』っつったか?」
その言い方からしたら、つるつる『以外は』見たってことだよね? //(時間切れ)
二回目
お題『冬のセリフ』
必須要素(無茶ぶり)『ドイツ』
文字数『739文字』 未完
タイトル『十二月の大げんか』
「うーん」
「なんだ? うんこか?」
「汚いぞ。メニュー名で悩んでただけだ」
「あぁ? 店舗も調理器具も卸業者から契約もしておいて、メニューがまだ決まってないのかよ?」
「提供する料理はもちろん決まっているさ。ただ、メニューにどう表記するかで迷ってな……例えばこれ、ソーセージがいいかヴルストがいいか、どう思う?」
「どーでもいい」
危うく掴み合いの大げんかになるとこほだつた。
「真剣に考えてくれよ! 調理の担当は君だろう?!」
「師走のクソ忙しい時に開店準備させられて、気がつけばシェフ扱いになってて、あげく料理名が決まらないなんてくだらないことでキレられたこっちの身にもなれ畜生! 英語だろうがドイツ語だろうがものが同じなんだからどっちでもいいだろうが!!」
「いいわけあるか! 名前は店の雰囲気やイメージを固定させる重要なものなんだぞ! お客様一人一人は意識することもないだろうが、店が有名になれば店名やメニュー名を覚えられてなくとも『こんな感じの店』って印象は強く残る! そうすればお客様の方からこの店に関心を持ってもらえる機会になるし、記憶に残る店はリピーターを増やしやすい! ここで無難なメニュー名にしたくないんだ!」
「そんだけオーナーとしてのこだわりがあるんだったら開店までもっと余裕持って準備できたよなあ?! 料理人も募集かけて精査できたよなあ?! もっと時間と金かけるべきところあっただろ!! そこんところ微妙に手を抜いてんじゃねぇ!!」
今度は掴み合いの大げんかになった。
付き合いがそこそこある二人だったが、根本的な性格で合わない部分は合わないままだ。
言葉は粗野だが細かい部分が気になるシェフ予定の男と、げんどうに//(時間切れ)
すみません、『冬のセリフ』で考えがフリーズして何も出てきませんでした。




