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1045回目 2022/1/22

 だいぶふわっとした雰囲気から入って、結局何も具体的なものを見つけられないまま終わりました。


 一回目

 お題『誰かはダンス』

 必須要素(無茶ぶり)『右ストレート』

 文字数『871文字』 未完


 タイトル『戦いの美しさ』


 高度な技術の接戦を、小説では時に舞踊のようだと表現される。


 入れ替わり立ち替わり攻撃と防御が移ろい、決定打が決まるまではそれこそ示し合わせたダンスに近いのかもしれない。


 もっとも、それを私が初めて見たのが、違法な格闘場での試合なのだから皮肉なものだが。


「ちっ! ちょこまかと!!」


 金網で囲まれた闘技場には、大柄な男と細身の男がいた。


 大柄な男の右ストレートがまた空を切る。元ヘヴィ級のボクサーらしく、鍛え上げられた剛腕から発せられる音は重く鋭い。


「こちらとしては、君の異様なタフさに舌打ちしたい気分だけどね」


 一方、細身の男もまた表情が険しい。大柄な男からの攻撃をすべて退けているのにもかかわらず、優位に見えないのはそのせいか。


 単純に状況を見るならば、細身の男が圧倒的に優位なはずだ。大柄な男の攻撃は当たらず、自分の攻撃はすべて当てているのだから。


 それでも余裕がないのは、見た目通りに非力だからだろうか? それとも細身の男が言うように、大柄な男のスタミナや頑丈さが異様なのか?


 いずれにせよ、外から見ているだけの私にはわからない何かがあるのは間違いない。


 私にはそもそも格闘技の経験さえない。ずぶの素人だ。なぜここにいるのかわからないくらい、場違いな自覚はある。


 隣を見れば、チケットの半券を片手に連れが目を血走らせている。格闘場なんて言いはしたが、実態は裏賭博場だ。血管が切れそうになるくらいの額を賭けたのだろう。


 再び視線を彼らに戻すと、先ほどから続く展開がまだ伸ばされていた。大柄な男を中心に、細身の男が周囲を飛び回り翻弄する。


 改めて思う。彼らの戦いを、美しいと。


 彼らにそんな気はないだろう。おそらく、お金だけでなく己の命もかかった試合だろうから。こんなところで試合をやらされるには、相応の事情があるに違いないのだから。


 それでも、この武闘を、舞踏を、美しいと思う。


 舞台やミュージカルでは出せない逼迫感、ルールで守られた正規の試合では見えない命の輝き、//(時間切れ)




 二回目

 お題『彼女といたずら』

 必須要素(無茶ぶり)『ランボルギーニ』

 文字数『1080文字』 未完


 タイトル『おそろしいイタズラ』


「ん? うぉいちょっと待てコラァ!」


 中学からの帰り道、多分小学生くらいの女の子を見かけて思わず呼び止めた。


 そりゃあただ単に下校してるだけだったらそんなことしない。


 明らかに高そうな車を見ながら十円玉を取り出したりすれば、何をやろうとしているのか嫌な想像が働くもんだ。


「えー? おじさん誰?」


「お兄さんだ!! 君たち、まさかとは思うがいたずらしようとしてなかったか?」


「……別に? そんなことしてないし?」


「しようとしてたんじゃねーか十円玉を後ろに隠すな」


 女の子は四人組で、俺が問い詰めると全員が目や顔を逸らし、実行犯未遂の女の子は背中にコインをあからさまに隠した。


「ほら、ちょっとどいて」


「わ、なにするのおじさん!」


「お兄さん! 未遂かどうか確認したいんだよ。この車めっちゃ高そうだろ? 修理代とかめっちゃ高いぞこれ」


 未遂犯を押しのけて車体を確認すると、ギリギリセーフだったらしく傷跡はまったくなかった。


 俺の車じゃないけど安心して、洒落にならないことをやりかけた女の子たちを念のために車から離す。


 ついでにこの車を特定しようとこっそり持っていたスマホで調べてみた。


「ランボルギーニ……外国の車か。たっけぇ!?」


 ついでに値段を見て目玉が飛び出るかと思った。なぜか不満そうだった女の子たちも、俺の大声にビビって目を丸くしている。


「へ、変な声出さないでよおじさん!」


「お兄さんだっつってんだろ! それよりいたずらするにしてもこの車はやめとけ! 君たちのお父さんお母さんじゃ弁償できんかもしれない!」


「そ、そんなのおじさんには関係ないし!」


「うん千万円もするんだぞ?! ひっかき傷の修理でもかなりするぞこの車! あとおじさんじゃねぇ!!」


 具体的な桁数が出てようやくやばいと悟ったのか、女の子たちは動揺したように挙動不審になる。


 が、一人はバカなのか、まったく動じずになおも不満そうにしていた。肝太いなこの女子小学生。


「おじさん大袈裟。車にちょっと傷が入っただけで、そんなにお金が必要になるわけないじゃん」


「国内メーカーで安い車だったらそうかもしれんがな、この車は海外産で高級車なんだよ! 塗料が特注だったり、そもそも修理するのにメーカーに車を運ばなきゃならなかったりで、なんだかんだお金がかかるんだ……って親父が言ってたような気がする」


 実際に買うまでには至らなかったものの、うちの親父も外車が欲しくなった時期があってあれこれ調べてたんだ。


 もちろ//(時間切れ)


 これ後から考えたらやりそうなのはロリじゃなくてショタですよね。いや、普通に器物破損で犯罪ですけど。


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