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1044回目 2022/1/21

『大雪』はまだしも『神の』ってつけられるとどうしたらいいのかわからなくなります。結果、ミステリーの定番シチュにしました。


 一回目

 お題『神の大雪』

 必須要素(無茶ぶり)『鍋』

 文字数『1081文字』 未完


 タイトル『大雪クローズドサークル』


「いやー、絶景絶景」


「この景色見てそう言えるあんたは大物ですよ」


 ロッジの窓から見える外は、人生で初めて見るくらいの大雪だった。


 スキーを楽しんでいたら昼ごろから天候が崩れてきて、建物内に避難した後気づけばこの通り。


「なんか頑張れば雪崩起きそうだよね!」


「誰がどうするかは知らんが、頑張らせるなよ。大人しくさせとけ頼むから」


 頭を抱えてつっこむ彼は私の友達だ。もう少し大人数で来たけど、大雪に見舞われたときにたまたま近くにいて同じ場所に避難していた。


 うんうん、と満足そうに呆れた顔を見返してから、室内に集まっている人々を見渡してみる。


 ドラマとかアニメとかだと、こういうときに集まるのって十人以内くらいだけど、現実は数十人単位で行き場を失っていた。


 今日は一日晴れの予報だったし、私たちのグループと同じでスキー客が大勢いたみたいだ。


 ロッジの管理者さんによると、スキー場に点在している他のロッジも似たような状態で、身動きが取れないらしい。まぁしょうがないよね、この雪じゃ。


「見事なクローズドサークルだよね。ドラマだといい頃合いで殺人事件と被害者が出るよ」


「不謹慎なこと言うなバカ女!」


「あイタ!?」


 隣から本気のビンタが頭に振り下ろされた。ちょっとした冗談だったのに。


 顔をあげてみると、他にも嫌そうな顔をした人がいてこっちを睨んできていた。人数も多そう。


「あはは、失礼しましたー」


 本当に失言だったらしい。苦笑いを自覚しながら謝罪して、部屋から少し離れることに。


「おい、どこ行くんだよ?」


「空気悪くしちゃったし、席を外そうかなって。また戻ってくるから、そんな心配しないで」


「誰が心配するかっての」


 友達のくせに冷たい奴め。そっぽを向いた彼から視線を外して、ストーブがついた大部屋から廊下に出る。


「うわ、さっむい」


 途端、息が白む肌の冷気が肌を刺した。まるで冷凍庫の中にいるみたい。実際外から雪で冷やされてるようなものだし、間違ってはないか。


「そういえば、厨房で何か作るって言ってたっけ」


 やることないし手伝おうかなー、と覗いてみると、何やら大きな寸胴鍋をかき回している管理人さんを発見した。


「どうもご苦労様です! それ、何を作ってるんですか?」


「え? あぁ、簡単なスープを作っています。体を冷やした方も多いと聞きましたので、内側から温まるにはもってこいかな、と」


「あー、いいですねー。中華スープですか? いい匂い」


「もうすぐできますから、す//(時間切れ)




 二回目

 お題『薄汚いドア』

 必須要素(無茶ぶり)『直腸』

 文字数『947文字』 未完


 タイトル『それどころじゃない』


「も、もれるぅ〜!!」


 俺の大腸が悲鳴をあげている! さすがに賞味期限切れのヨーグルトと牛乳を一気飲みしたのはまずまかった!


 しかも出先で腹下すとか、最悪の展開! もうすぐ駅に着くはずだから、そこまで何とか持たせないと!


「うぐっ! はうっ!? おごごごご!」


 普段自分の口から出ない音が聴こてくる。同時に腸を移動する破滅の鐘が直腸まで降りてきているのを感じ取った。


 限界は近い。奴はすぐに追いついてくる!


「ふぬぉぉぉっ!!」


 ついた! 駅舎!


 あとは横に併設された公衆便所に入るだけ!


 内股でひょこひょこと歩く俺に気を使ってか、いろんな人が道を譲ってくれた。ありがてぇ!!


 公衆トイレに入った! まずい、入り口からこんにちはしかけてる!


 立ちション便器を通り過ぎる! もうすぐだ、もうすぐで肛門括約筋が限界を迎える!


 一番奥に空いていた大便の扉に手をかけた! あ、ちょっと漏れかけたヤベェ!!


 薄汚い扉を開けて、いざ戦場へ!


「……あれ?」


 便所の扉をくぐったら、そこは綺麗な花園でした……。


 は?! 便器は?! 俺にとっての安らぎの空間はどこへ!?


「あ、人間さんだ」


「すごーい! 初めて見たー!」


「大きいね。でも変なポーズだね? 寒いのかな?」


 さらに、いろんなところから声が聞こえてきてさらに混乱する。


 一瞬だけ忘れかけた便意が、最後の声によって思い出された。ちょっ、まじでトイレ!!


「ようこそお客人。まさか妖精国に迷い込む人間がまだいたとは思いませんでしたが」


「よ、せぃ?」


 今さらっとすごいこと言われた気がするのに、うんこしたすぎて話が全然頭に入ってこない!


「えぇ。我々は人間界とは別の位相で暮らす存在です。こちらからの観測は可能ですが、まだ人間界に我々の世界を観測できるだけの技術はないものと思っておりました。あなたは特別、勘が鋭いのでしょう」


「いや、ちょ、ま」


 いろいろ聞きたいことは確かにあるけど、その前にトイレ! 漏れる!! 直腸待機もう待てない!!


「我々の掟では、人間とは相互不干渉が鉄則ではありますが、こうして接触されたからには仕方がありません。お帰りの道へ導く//(時間切れ)


『直腸』のせいできったないファンタジーになりました。垂れ流しになるところまでは書きたかったです。


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