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1040回目 2022/1/17

『でかい善』の解釈がよくわからなくなった結果です。あと『沖縄』も行ったことないので名前しか書けませんでした。


 一回目

 お題『でかい善』

 必須要素(無茶ぶり)『沖縄』

 文字数『1061文字』 未完


 タイトル『おひとよし、沖縄に立つ』


「おー、ここが沖縄かー」


 飛行機の中でずっと寝てたから、あっという間だったな。


 誰かとこられたらもっとテンションが上がったんだろうか? まぁ、一人旅も悪くない。


 空港から出ると、さすが沖縄。めちゃくちゃ暑い。夏場に来たらそりゃそうなんだが、やっぱり暑い。


 それなのに目的が海水浴とかバカンスじゃないんだよなぁ。仕事じゃないだけマシか。


「えっと、確か沖縄土産が食いたいんだったか?」


 そう、目的は買い出し。


 週末の休み前に同僚が『サーターアンダギー食いたい』って言ってたから、ついでに沖縄でいろいろ見繕ってやろうと仕事終わりに文字通り飛んできた。


 どうせだし、俺も俺で沖縄グルメを楽しんでもいい。ゴーヤチャンプルーとか、ラフテーとか、ソバも人気なんだったか?


 まぁ何にせよ、まずは土産探しだな。よし。


「ひ、ひったくりー!」


 声の方向へ顔を向けると、家族連れの母親らしき人がカバンを盗られたらしい。逃げる犯人は若い男だった。着いて早々トラブルか。


「おい待て! そこのひったくり!!」


 すぐに荷物をその場に残して後を追う。困った時はお互い様だ。ちゃんと取り返してやらないと。


「待てー!」


 足が速いな! それに聞く耳も持たない。一度もこちらを振り返らないとは、覚悟が決まったひったくりだな。


 しかし、足を止めないならこちらもやりようがある。


 チャンスは二回。絶対当てる!!


「ひったくり! 怪我をする前に止まれ!!」


 走りながら靴を脱ぐ。俺も俺でこういう状況は慣れっこだ。勢いを殺さないまま、両手で靴を握る。


 そして右手の方を振りかぶって、投げるっ!


「いでぇっ?!」


 後頭部か! 今日は調子がいい!


 靴の踵が頭にめり込んだひったくりが蹲っているうちに近づき、頭を押さえる腕を取って捻って背中へ押さえつけた。


「あいたたたっ!? はなせ、このやろう!!」


「ひったくりは犯罪だ。大人しくお縄につけ」


 逃げられないよう、犯人の背中に座って一息つく。俺は大柄だから、乗られただけで動けまい。


 ひったくりを押さえつけている間に、周りの人に警察を呼んでもらった。盗まれたカバンは無事。あとは持ち主に届けるだけだな。


「てめぇのせいだ! 思いっきり邪魔しやがって!!」


「目の前で起きた犯罪を見逃せるか。君もちゃんと罪を償って、今度は真っ当に生きるといい」


「通りすがりのくせして、説教くさいんだよボケが!!」


 だいぶくちがわる//(時間切れ)




 二回目

 お題『私が愛した手』

 必須要素(無茶ぶり)『バツ印』

 文字数『1194文字』 未完


 タイトル『鬼籍の眼』


『彩』


 私が初めてそれを見たのは、大好きだったお母さんに頭を撫でられていた時。


 髪を梳いてくれるような優しい手が大好きで、幼い頃は積極的にお手伝いをしてお母さんの近づいて行った。


『おかあさん、おかおのそれ、なあに?』


『え? お母さんの顔、何かついてる?』


 いつだったか、正確には覚えていない。


 いつ頃からか、私はお母さんの顔にバツ印が浮かんでいるのに気づいた。


 最初に気付いた時は、すごく薄い灰色だった。当時はメイクなんて知らなかったけど、お母さんが毎日鏡に向かってお化粧をしているのは見てたから、それと同じだと思っていた。


『おかあさん、またへんなのつけてる』


『そうなの? うーん、お母さんにはわからないかな?』


 それは日に日に濃くなっていった。黒く黒く、日を追うごとにゆっくりと。


 何も知らなかった私は、毎日のようにお母さんに訴えていた。


 でも、どう伝えたところで変わらなかっただろう。小学生にもなっていない娘の言うことなんて、まともに受け取れる人の方が少ない。


 お母さんだって、手鏡を持ち歩くようになったくらいで、私のことを少し変わった子だと思うくらいだったと思う。


『おかあ、さん……?』


『彩? どうかした?』


 やがて、バツ印はお母さんの顔を全部黒に染め上げていた。


 私から見たお母さんは、もう真っ黒な覆面をつけた知らない人みたいに見えていた。


 あんなに大好きだった手も、怖くて逃げていたくらいで、直感であれは恐ろしいものだと感づいていたのかもしれない。


 その日のお母さんの悲しそうな、寂しそうな声は、今でもよく覚えている。


 その次の日。


 お母さんは交通事故に巻き込まれて亡くなった。


 たくさん泣いた。泣いて、泣いて、泣き疲れて、ようやく私はお母さんの顔がまた見えていることに気づいた。


 最初は意味がわからなかったけど、年齢を重ねるごとにバツ印の意味がわかるようになった。


 決定的だったのは、あるドラマだった。


『人の死期が見える』、という設定の話は、私の経験したことにほとんどが当てはまっていた。


 私にとってはバツ印が死期が近いカウントダウンで、顔全体が真っ黒になったら次の日に死ぬ。


 そんなドラマみたいな能力が私にはあって、いまだにそれはなくなっていない。


「おはよー。彩、今日も顔色悪いな?」


「おはよう。うん、朝は貧血で」


「低血圧ってやつ? 大変そうだね」


 高校生になった今も、私は他人の死期を見続けている。


 友達と話しながら登校している間も、通りすがる人の中にバツ印を見つけると憂鬱になるのだ。


 それに、今日みたいに顔が真っ黒の人も、たまに見かけてしまう。


 すると、私には見えてしまうのだ。その人が、どのような最期を迎えるのか。


 ひにひに//(時間切れ)


 多分無茶ぶりのせいですね、お題の平和なニュアンスから内容がホラーに転じたのは。


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