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1036回目 2022/1/13

 無茶ぶりが『ガラパゴス諸島』だったので、あっという間に海上で遭難しました。


 一回目

 お題『美しい夕方』

 必須要素(無茶ぶり)『ガラパゴス諸島』

 文字数『994文字』 未完


 タイトル『ガリバー気分のガラパゴス』


 人の手が入っていない自然の中で見る夕日は、美しいな。


「俺自身が遭難してなきゃ、もっと素直に喜べたのに」


 涙が目尻から溜まって落ちた。たぶん夕日の綺麗さにやられたんだ。そう思っておく。


 俺がこの島に辿り着いた原因は、意識を失っていた時間を除いて五日前のこと。


 写真家として世界中を回っては細々と活動していたが、今回は運悪く船旅で嵐に遭遇。


 転覆して海に投げ出され、運がいいのか悪いのか無人島に流れ着いて今に至る。


 目的地は東南アジアの国だったんだけど、どうやら俺がいる場所はガラパゴス諸島のあたりじゃないか? と疑っている。


 だって、今椅子がわりにしてる大きな甲羅のカメ、テレビで見たことあるガラパゴスゾウガメにそっくりだし。


 他にも、ほとんど他では見たことのない見た目の生物がいっぱいで、そこはかとなくダーウィンっぼさを感じ取ってしまう。


 我が身に起こったのはガリバー的な事故なのに。ははは、笑えないね。


「さて、実際問題どうやって帰ろうか?」


 意外にも飲み水や食料は簡単に手に入った。動物はさすがに保護区だろうから食べるのはまずい。果物だけで腹持ちは悪いが、すぐ死にはしない。


 ただし、島の中を探索する以外の時間を海の観察に徹した結果、船の姿は一度も見なかった。


 飛行機も人工衛星も飛んでる時代に前人未到の未知なる島があるとは考えづらい。それに生物保護区なんだったら、ときどきでもフィールドワークに人が訪れてもいいはずだ。


 だから脱出の手段を慌てて用意せず、誰か人が来るまで大人しく食い繋いだいたんだけど、そろそろ自力での脱出も検討すべきか?


「いるのは動物くらいだしなぁ……人間が珍しいのか、寄ってくるか逃げ出すかの二種類だけど」


 なお、ゾウガメは寄ってきた方だ。寝てる間は椅子や背もたれに使っているが、なぜか逃げない人懐っこいカメで助かった。


 今もそうだけど、孤独が意外とキツかったからな。独り言も増えたし、コミュニケーションに飢えている自覚がある。


 固くて変な臭いもするが、何か自分以外の生物に触れているだけでもちょっとだけ安心感を覚えるのだとは、遭難生活二日目の気づきである。


 他にも虫が寄ってくるがそれは常に追い払っている。蚊にでも刺されて感染症になっちまったら目も当てられない。


 赤道が近いのか//(時間切れ)




 二回目

 お題『間違った接吻』

 必須要素(無茶ぶり)『読点なし』

 文字数『1009文字』 未完


 タイトル『ファーストキスは殺されかけた男の娘と』


 ガツッ!


 それが私のファーストキスの音だった。


「いったぁーっ!!」


 前歯がめちゃくちゃ痛い! ついでにおでこと背中とお尻も痛い!


 不運だった。駅のホームに行こうと階段を登ろうとした時に上から人が降ってくるなんて思わない。


 顔を上げた瞬間に知らない人の顔があった。本当に目と鼻の先。避けられるわけもなくぶつかった。


「うぅぅ。私のファーストキスが血の味とか……」


 痛みが引いたら襲ってきたのが敗北感だ。別にキスに夢を見ていたわけじゃないけど事故も想定外なんだよ。


 っていうか出血してないよね? 今から学校あるんだけど? 口の中血だらけとか七十五日は噂の的じゃん。


「それで。大丈夫ですかそこの人?」


「なんとか……」


 体と心の痛みに折り合いをつけた後で降ってきた人に声をかける。


 学生服だけどうちの学校じゃない。うわー男子かー。ダメージ増加した。


「足でも踏み外したんですか?」


「押された」


「えっ?! 事件じゃん?!」


 うつ伏せで倒れたまま喋る変な人だなーと思ってたら話が急展開!


 周りで野次馬してた人もギョッとして階段の上を見上げる。


 けどそちらも人が多すぎて犯人が誰かなんてわからない。そういえば通勤通学ラッシュ帯じゃん。この中に紛れられたら特定なんてほぼ無理じゃん。


「顔とか見てないの?! 警察呼ばなきゃ!」


「……いい。君のおかげで怪我だけで済んだし」


「よくない! 殺人未遂でしょ?! 十分おおごと! 朝のニュース案件!!」


 ってかそろそろ起き上がりなよ! いつまで点字ブロックとお見合いしてんのこの人?!


「あ! もしかして頭とか打った?! 動けなかったりする?! それとも動いちゃまずい系?!」


「いや違う。そうじゃなくて……顔合わせづらくて」


 は? なにが?


「だってその……口」


 ……あぁ。


「今はそんなことどうでもいい!!」


「えぇっ?!」


 起き上がった。うわー女の子みたいな顔してるなぁ。こりゃあ女子に恨まれるわ。


 よく見れば線も細いし肌も化粧映えしそう。着飾らせたら化ける逸材だねこりゃ。


 もろもろが終わったら連絡先交換しよう。あわよくばお詫びに女装させてもらおう。


「そんなことよりじょそ……警察と救急車! 今大したことなくても後で大変なことになるかもしれないし!」


「いいって。//(時間切れ)


『読点なし』だと文章のリズムが作りにくくて、ちょっとやりにくいですね。あとお題がお題だったのか、色気がゼロになりました。


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