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1032回目 2022/1/9

 何も思い浮かばなくてだいぶ迷走した自覚があります。


 一回目

 お題『無意識の年賀状』

 必須要素(無茶ぶり)『絵画』

 文字数『779文字』 未完


 タイトル『掠れた思い出』


「あれ?」


 部屋の掃除ついでに色々と荷物整理をしていたら、覚えのない葉書の束が出てきた。


 ビニール紐で結ばれた簡素なもので、裏を見てみるとそれかなんなのかすぐにわかった。


「年賀状じゃん。いつこんな束にしてたっけ?」


 それも、俺が小学生だった頃からあるみたいだ。そういえばいつからか年賀状なんて出さなくなったな。面倒だったからだろうけど。


「うわ、ガキの頃は印刷イラストじゃなくて手書きの絵を描いてる。みんな頑張ってんな」


 自分で出した年賀状は覚えてないが、当時の友達が送ってきたものは物証が手元にあるので見放題である。


 基本的にその年の干支をキャラクター風に描いているものが多いが、中学生くらいの年齢になるとプリントされたイラストが中心になる。


「俺も多分似たようなタイミングで変えてただろうな。まぁ、今さら物が出てきたところで懐かしさなんてないだろうけど」


 一通り目を通した後で少し休憩を取る。年賀状で手が止まるまではずっと動きっぱなしだったし、少しならいいだろう。


 そういえばふと思う。最近年賀状なんて書いてないな、と。


「というか、紙に自分の手で文字を書くことすら減ったな。今年やるにしても、絶対作成ソフト使った印刷ものになるだろうし」


 手書きは良くも悪くも書き手の癖が出る。文字が読めないとか絵がわからないとかの、謎メッセージを送ってしまうリスクがなくはない。


 だったら万人が読みやすいパソコンで処理した印刷物の方が断然いいだろう。


 そもそも俺は字も絵も下手だし、やらなくていいことに越したことはない。


「よし、休憩終わり」


 さっさと終わらせてしまおう。


 もう少し思い出に浸れると思ったけど、そんなでもなかったな。


 親の引っ越しが何度もあったら、誰が誰かなんて覚えちゃいないか。


 //(時間切れ)




 二回目

 お題『きちんとした野球』

 必須要素(無茶ぶり)『刀』

 文字数『808文字』 未完


 タイトル『幽霊球場戦・侍軍vs尊王攘夷軍』


『一番、一塁手、宮藤三郎太勘助』


「ふむ、儂の名が呼ばれたということは、あの場にいる九人の誰かとし合うわけだな?」


「違うに決まってんだろ。さっさとバッターボックスに立て」


「? ばったぁぼくすとはなんだ?」


「あー面倒くせぇなぁ! 打席だよ打席! ほら、ホームベース、じゃなくて本塁の横に描かれてる白い四角形の中! そこでピッチャー、じゃなくて投手が投げるボール、じゃない白い球を打ち返すんだよ! それが野球のルール! 規則! 決まり事! わかったらさっさと行け!!」


「おう、そうか! しからば参じよう。決闘を申し込まれたならば、二つ返事で受けねば武士の名が廃るわ!」


 上機嫌で笑いながらベンチから出た侍を見送る。


 なんで侍と野球なんざしないといけないのか? そしてなんで俺が監督なのか? 理解に苦しむことが多すぎる。


 しかしやらないわけにはいかない。合戦場跡地に野球球場を立てやがったバカのせいで、夜な夜な侍同士が戦いを繰り広げる幽霊球場になっちまったんだから。


 ついでに死んでからのチャンバラは血も肉も飛ぶが、参戦者全員が既に死んでるので決着がつかず。


 毎晩のように死人同士の無益な殺し合いが起きてしまっている。


 それを除霊依頼された俺だが、何故か野球で決着をつける話になり、こうして幽霊同士の野球を見守らなきゃならなくなった。


 ちなみに、向こうのチームの監督は俺の同僚を呼んだ。さすがに対戦する二チームの監督なんかやれるんけないし、真剣勝負を望んでるんだったら八百長なんかもっとできない。


 遺恨を残すやり方をしちまったら、恨みが増えて悪霊化が進む可能性があるからな。そこら辺はプロとしてしっかり仕事しないと。


「しかし、争ってた勢力がちょうど二組でよかったよ。これで時代も所属もバラバラな混成部隊だったら、決着つけるのにどれだけかかったか」


「がっはっは! //(時間切れ)


 せめてタイトルだけでも頑張ろうとした結果ですね。『侍』って書いているのに本文では『武士』って書いてますし。確か厳密には違うものでしたよねこれ……。


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