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1017回目 2021/12/25

 途中から地の文の表記ゆれが発生していました。最後らへん敬体になったのは、会話を考えるのに夢中で忘れたんですね、きっと。


 一回目

 お題『群馬の真実』

 必須要素(無茶ぶり)『浦島太郎のストーリーを自分流にアレンジ』

 文字数『1147文字』 未完


 タイトル『海なし県の竜宮城』


「うわっ、きったねー!」


「かえせ! うみにかえせー!」


 昔々、あるところに浜辺で打ち捨てられていた男を集団で暴行する少年たちがいた。


「あー、お前ら。流石にそれはやめとけ。かわいそうだし」


「えー!」


「でも浦島のにーちゃん、こいつ動いてないぞ?」


「動いてないから死んでるわけじゃないぞ。意識がなくて動けないだけかもしれないだろ?」


 そこを通りがかった浦島太郎は、見るに見かねて助け舟を出した。


 頭にワカメのような海藻を巻きつけ、背中にはフジツボのような生物に寄生されており、半分以上死んでるんじゃないか? とは思いつつ生きてたら面倒だと思って助けてやった次第だ。


「……げほっ!」


「あ! 海水吐いた! やっぱ生きてた!」


「えー、なんだぁつまんねー」


「言ってる場合か! お前ら、親か医者呼んできてくれ! 俺はこの人見てるから!」


「やだー」


「めんどくさーい」


「後で小遣いやるから!」


『しょーがねーなー』


 こうして子ども達の協力を金で釣り、浦島は溺死寸前の男を助けたのだった。


「こ、ここは……?」


「気がついたか? まったく、飛んだ出費だぜ。保険証くらい持っといてくれよ、治療費バカにならねぇんだから」


 病室で目が覚めた男は、財布を空にして泣く浦島を見て、大方の事情を察した。


「これは、助けていただき感謝いたします。後ほどご請求いただければ、治療費も含め謝礼もお包みします」


「いやいや、別にいいですよ。ただの通りがかりですし、困った時はお互い様ですって」


 あはは、と笑いつつも保険適応外の治療費と、子ども達に奪われた小遣いが相当ひびき、浦島の今月の生活費はほとんど失われたと言ってもよかった。


 せめて家賃分は確保したものの、これでは残りの給料日までご飯が食べられなくなる。


 密かに途方に暮れかけた浦島だったが、助けた男から思いもよらぬ提案がなされた。


「何とお優しい方だ。ですが、私としても命の恩人になんの礼も出来ぬままだと、末代までの恥になります」


「あ、そんなこと言う人本当にいたんですね」


「私はこう見えて、家に帰ればそれなりの資産があります。ご遠慮なさらず、私からの謝礼を受け取ってはくださいませんか? 私を助けると思って」


「うーん、ではよろしくお願いします」


 なんかこのおっさん、面倒臭いなと内心で思いつつ、貰えるものはもらっとく主義の浦島は最終的に頷きました。


 病室で連絡先を教えて帰宅した後、浦島の携帯電話に非通知の番号から電話がかかってきました。


「もしもし?」


『もしもし、浦島さんですか? 私、昨日助けていただいた亀山と申しますが』


「あー、亀山さん。そのせつは//(時間切れ)




 二回目

 お題『清い、と彼は言った』

 必須要素(無茶ぶり)『右肘』

 文字数『930文字』 未完


 タイトル『複雑な乙女心』


「この子とは清い関係だから」


 そう、彼が同級生に話していた時、何故か寂しくなったのを覚えている。


 告白したのは私から。好きになったのも、たぶん私から。


 出会いも些細なことで、通学の電車で一回隣同士になって、右肘が彼にぶつかっただけ。


「すみません」と「いえ」なんて、色気どころか味気すらない会話が、最初だった。


 それからその人が同じ学校の先輩だってわかって、少しずつ電車の中で話すようになって、お昼も一緒に食べたりして。


「こちらこそ、よろしく」って言ってくれたの、今でも嬉しくて顔がニヤけてしまう。


 男女交際なんて今までしたことなくて、私としては探り探り、彼ににじり寄ってるつもりだった。


「清い関係、か……」


 帰り道、いつものように彼に送ってもらって、別れてから帰宅して、自分の部屋で落ち着いてから。


 彼の言葉が気になった。


 大事にされてる、んだと思う。きっと、私のペースに合わせてくれてるんだと思う。


 先輩は、私と違って女の子の扱いに慣れているようだった。根拠はないけど、一緒にいて全然嫌な気持ちにならないから、何となく。


 経験値は向こうの方が上で、でもたぶん、好きな気持ちは私の方が上で。


「先輩は、私のことどう思ってるんだろう?」


 清い関係って、手を出さないってことなのかな? 私じゃ、そんな気にならないとか?


「なんか……や」


 別に、そういうことを積極的にしたいわけじゃない。むしろ怖い。好きな人でも、初めてはなんか、怖い。


 でも、それはそれとして、彼氏からしたい対象じゃないって思われるのは、イヤだ。


 悔しい? ムカつく? 悲しい?


 ……一番は、寂しい、かな。


 好きな人には与えたいし、求められたい。


 清いままって、言い換えれば先輩からは求めもしないし、与えもしないってことなんじゃないかな?


 私は先輩から、何も期待されていないのかな?


 恋人なのに?


「……他にいるのかな?」


 そういうこと、したい人。


「あ、やっぱムカついた」


 寝転がっていたベッドから起きる。


 モヤモヤする。すっごくモヤモヤする。


 この際だから、直接せんぱいにきいてみ//(時間切れ)


 三十路過ぎたオッサンが女学生の心理を真剣に考えて書くって、冷静に考えたらそれを客観視するだけで一本のホラー作品が出来そうですよね……。


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