1016回目 2021/12/24
お題と無茶ぶりを作中で出す前に終わってしまいました。ペース配分が難しい。
一回目
お題『恥ずかしい絵画』
必須要素(無茶ぶり)『テニスボール』
文字数『1093文字』 未完
タイトル『人生の課題』
「柏木! いるかー?!」
「うわぁっ?!」
反射的に目の前のカンバスに布を被せた!
「あん? 何やってんだお前?」
「し、白波……いきなり大声出すなよ、ビビるだろ」
振り返ると、同じクラスの白波がビニール袋を提げて美術室の入り口に立っていた。
普通に入ってくることができないのかこいつ、いきなりドア全開にした上で大声とか、勘弁してくれよまったく。
「相変わらずビビリだな。昼飯一緒に食おうと思ったらいなくなってたお前が悪い」
「あー、美術部の課題が終わらなくて、昼休み返上で作業してたんだよ」
視線を逸らしながら、今は潮時だと近くに置いてた弁当箱を取る。
午後の授業もあるし、さっさと食っちまうか。
「ふーん? 別に有名ってわけでもないのに課題なんて出んのか美術部? 先生が物好きなんだな」
「それ、先生の前で言うなよ? 俺きっかけって知られたら、無理難題ぶっかけられるんだから」
「部長は大変だねー」
「部員は最低人数しかいないけどな」
水場で手についた絵の具を落としてから、改めて弁当箱を開く。
時計を見たら、昼休みも半分終わっていた。さっさと食わないと授業に間に合わないかもしれない。
「悪いな白波」
「んぁ?」
「いや、お前が来なけりゃ、作業に没頭して午後の授業フケるところだったから」
「あーいいっへいいっへ。ほへがふぁっへにはがひへはだけだし」
「食いながら喋んなよ、行儀悪いな」
「っ、誰のせいで食う時間ねえと思ってんの?」
「すみませんでした」
パンを飲み込んだ代わりに飛び出したセリフには、素直に頭を下げておく。
「提出期限、そんなヤバいのか?」
「これ自体はまだ先なんだけど、やらなきゃいけない作業がたくさんあるから、やれる時にやっとかないとキツい感じ」
「なんでノルマみたいなのがあるんだよ?」
「文化祭近いと、文化部は尻に火がつくんだよ」
「そんなもんか。帰宅部でよかったー」
嘘と本当を織り交ぜつつ、白波と雑談をしながら飯を食う。
早食いで済ませてるから味はわからんが、栄養補給ができたらそれでいい。
「そろそろチャイムがなるな。片付けとかしなくていいのか?」
「どこかのクラスが授業で使うかもしれないし、さっさとやっとく。先に戻っててくれ」
「了解。遅れんなよ?」
嫌味な言い方をして去っていった白波を見送り、思わず安堵のため息が出た。
「……見られるかと思った」
まだ完成していないカンバスを確認するため、かけ布を少しだけめくる。
描いていたのは、おな//(時間切れ)
二回目
お題『春の円周率』
必須要素(無茶ぶり)『iPhone』
文字数『757文字』 未完
タイトル『円周率の青春』
「俺、数学は嫌いだけど、円周率だけは好きなんだよなぁ」
「いきなり何のカミングアウトだよ? 何? 円周の長さを求めると興奮する変態なのか?」
「ふっ、青いこと言うなよ。むしろ円周率単体で十分興奮できるね。敬称をつけたっていい。いや、むしろつけたい」
「敬称? ……あ、お前バカだろ」
「そう、時代はやっぱり御π(おっぱい)だ!!」
「よしバカ。口を閉じろ」
学校で数学の追試受けた直後に何を言い出すかと思えば、バカはバカとして確かな所以があるんだなと思い知らされた。
頭使いすぎてこうなったらまだ取り返しもききそうだけど、コイツ素でこんな感じだからな。始末に負えない。
「円周率がそんなに好きならノート一冊書き取りしてろ」
「ふっふっふ、俺のことを侮っているな? 中一の時にはもうやり終えたわ!!」
「うーわー(ドン引き)」
友達付き合い、もうちょっと考えよう。
「そうだ! ちょうどネタになるかなってiPhoneに写真残してたんだ。見るか? 見るよな?」
「そんなおぞましいものを嬉々として見せるな変態」
「ほら! 特に二十四ページ目の六文字目なんかこのハネが絶妙でさぁ!」
「話聞けど変態!!」
やめろ! 俺まで同類に思われる!
「えー、硬派ぶってんの? 男はみんな御π(おっぱい)が好きだろ? 素直になっちまえよ、ほれほれ」
「少なくともお前みたいな特殊性癖が何人もいてたまるか」
「πに興奮しないで何が男か!!」
「頭小学生か恥ずかしい!!」
せめて普通の恋バナだったらかわいげがあったものを!
「もっと健全な話はできねぇのか? クラスの誰が好きとか」
「一番好きなのはさっきまでいた斎藤先生だな」
「え……(ドン引き)」
「やっぱちゅうぼうよ//(時間切れ)
久しぶりにめちゃくちゃ頭の悪い話を書いた気がします。たぶん、頭が弱っていたんでしょう。




