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1001回目 2021/12/9

 タイトルからしてスポーツものっぽい感じがしますね。これくらいわかりやすいタイトルを毎回つけられたら、読者様とのマッチングもうまくいくんでしょうけど。


 一回目

 お題『マンネリな、と彼女は言った』

 必須要素(無茶ぶり)『この作品を自分の最高傑作にすること』

 文字数『987文字』 未完


 タイトル『跳びたいっ!』


「最近の活動はマンネリ化してます!」


「部活動なんてそんなもんじゃないの?」


 弱小とはいえ、陸上部なんだからルール通りに競技の練習をして、タイムを伸ばすこと以外にやることないし。


「記録の更新は大事だから基礎練は続ける! でも、それだけじゃ正直飽きる! なんか面白くて奇抜な練習がしたい!」


「お前は部活動に何を求めてるんだ?」


 っつか、幽霊部員と男女合わせて五人の雑魚部活なんて、予算が降りるはずもなく。


 新しい器具を買う金がないんだから、自重トレーニングか器具なしでもできる走り込みとかしかないんじゃないか?


「小森くんは種目なんだっけ?」


「短距離。50mと100mが中心だな。大木は?」


「走り幅跳び。こう、ぴょーんと跳ぶのが好きなんだ!」


「競技でも自由を求める一貫性は誉めてやる」


 思いつきというより、大木生来の気質なんだろうな。型通りにはめられたくないというか、窮屈さを嫌ってるというか。


「だったらいっそのこと、違う競技を練習してみりゃいいんじゃね?」


「何それ? 私に種目変更しろってこと?」


「それで満足するならそれでもいいんじゃね? とは思うけど、マンネリが嫌なんだったら気分転換に別種目をやってもいいだろ。ハードル走とか、走り幅跳びと似た感じあるだろ?」


「求められる筋力とか、跳ぶときの姿勢とか、いろいろ違う気がするんですけど?」


「同じことばっかで暇だっつったのお前だろうが。別に遊びならいいんじゃね? うちは顧問の先生が張り付いてるわけでもなし、ハードルだったら体育倉庫にあるだろ。砲丸投げやハンマー投げとか、事故で死亡例がある競技はまずいだろうけど、トラック競技なら問題ないって」


「……それもそっか」


『ハードル持ってくる』と元気よく走り去る大きな背中を見送り、準備運動のストレッチを再開する。


 大木はいつも、思いがけないタイミングで突拍子もないことを言い出すから、扱いに困る。


 しかも、体育の成績が全般的にいいから、大抵のスポーツは上位の結果を出せるから、余計に退屈になるんじゃなかろうか?


 スポーツ万能なんだから、廃部寸前の陸上部なんか入らずに、バスケ部やバレー部みたいな大所帯に行けばいいのに……思うだけで、口にしたことはない。


 なんだかんだ、大木があれば賑やかでたいくつ//(時間切れ)




 二回目

 お題『茶色い善』

 必須要素(無茶ぶり)『しゃっくり』

 文字数『1082文字』 未完


 タイトル『大食いサポーター』


「唐揚げ定食大盛り、お待ちどう!」


「うひゃぁ! きたきた! いただきまーす!」


 ……だめだ、見てるだけで胃もたれしそう。


 今、目の前で嘘偽りなく山のように盛られた唐揚げを攻略している少女は、マンションの隣に住むご近所さん。


 まだ中学生だと聞いているが、先日大食い動画配信者として活動していることが明かされ、なぜか動画撮影の協力を頼まれてしまった。


 そりゃあ、歳が近いってことでこの子が小学生の頃から遊んでやったり面倒を見てやったりはしていた。親から小遣いもらえたし。


 でも自然と、年齢が上がっていくにつれて交流なんか無くなっていくもので。


 俺が中学に上がる頃には、向こうから距離を作り出してきて、自然とただのお隣さんになっていた。


「あーんぐっ。もぐもぐ、おいしー」


 ……すげぇな、もう半分なくなってんぞデカ盛り定食。


 マジで山だったご飯と唐揚げが半分くらいの高さになっていて、しかし食べるスピードが微塵も落ちない。


 見てるだけなのに胸焼けしそうだ……食いっぷりは気持ちいいけど。


 正直、なんで俺に声がかかったのかわからない。俺はもう高校生で、この子も中学に上がったばかり。


 学年どころか学校が違う異性に頼みごとなんて、親戚でもギリギリ考慮するかどうかだろ。


 昔少し付き合いがあった程度のお隣さんに持ってくる案件なんて、ほとんどないはずだ。


 なのに、俺はこうして昔と同じように、動画の収益からバイト代を出すと言われてほいほい撮影協力をしている。


 バイトとはいえ、年下女子に雇われて金をもらうことにプライドがチクチク痛む。けど、背に腹はかえられない。


 生活費、苦しいからな。


「ふー、ごちそうさまでした! タイムは?」


 俺は無言でストップウォッチ機能を表示させていたスマホ画面を見せる。


「……三十三分かー。今度は二十分台に挑戦しないとね!」


 どんだけ早食い目指す気だよ? 大食いだけで満足しとけ。


「それじゃあ、今日はこの辺で! 次も完食するぞー!」


 エンディングトークを終えたらしく、合図を送られて録画を切った。


「ふー、おつかれお兄さん。ごめんね、男の人の声が入ると、なんかいろいろうるさいからさ」


「いや、いいけど。すでにアイドル化してんのな。大丈夫か?」


「一応、顔は隠してるから。それに、家とか生活圏を特定されないように、デカ盛り挑戦のお店は遠出することも多いから、なるべく注意はしてるよ」


 説明されて初めて知ったが、どうやら大食いチャンネルとしてはそこそこ//(時間切れ)


 YouTuberと恋愛ジャンルって、食い合わせはどうなんでしょう? Vとは相性悪いのはわかりますけど、著作権的に。


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