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「一人の娼婦(ビッチ)から、3人の英雄が誕生し、それぞれが、バランスをもたらす。」

ヒロはレイアを心配する。レイアは果たして無事なのか

レイアは一命はとりとめたもののケガで暫く戦線を離脱することになった。

「お前が行かなければレイアも危なかった。」

と陸奥主任は言っていた。誰かのために何かをするという経験が、あまりないおいらにはエースを助けられただけでもうれしかった。

そして、予備パイロットとしてきろくされることとなった。

レイアの代わりに別のパイロットがオイラの担当になるらしい。


「陸奥主任はいるお。」

「ああ、ヒロか。お前の新しい訓練係‥・・・・・・。」

「お兄ちゃん会いたかったよおおおおおお。」

虎の耳としっぽをした一五〇センチの女の子が飛びついてきた。

「ちょおま。誰だお。」

おいらに抱き着いて離れない年はそう、一三、四くらいか。

「ランク1位雷 エリだ。」

陸奥主任が咳払いして言う。彼女がランク一位、ミスターパーフェクト雷。こんなに小さい子だったんだお。

「雷って呼んでね。お兄ちゃん。」

陸奥主任が説明する。

「実はなヒロ、お前のお母さんの子供だから、お前の実の妹だ。」

「マッマの?」



今日はタクティカルウェポンを使った。都市型戦闘の練習だ。室内の練習場。(通常キルハウスと呼ばれる)には20人の訓練生が集まった。ビッチ―教官がチーム分けする。

「ヒロには雷が火器の使い方を教えろ。それから、タクティカルに持ち替えて訓練だ。」

「ハイサー」

教官も訳の分からん返事をしても何も言わない。これが、序列1位の特権なのか。


他のメンバーはキルハウスへ、おいらたちは、実弾の入ったマガジンとP90を持ってシューティングレンジに行く。

「お兄ちゃんは、この間これ少し撃ったんだってね。どうだった?」

「連射が凄く早いお。」

俺の前を獣耳としっぽを揺らしながら歩く。

「1秒で60連発.マガジンに入るのが60だから。あっという間に撃ち尽くしてしまう。」

頷きながら訊くおいら。

「私は三発バースとか、セミオートのダブルタップを使ってる。」

バースト?タップ?

「ちょつとみててね。」

ババン。

「今のが三バースト。オートで三発連射する。ここでセミとオートを切り替える。」

銃の前にセーフティとセミ、オートの切り替えボタンが付いてる。

「次はセミにしてダブルタップ2回素早く引き金を引く。」

パパン。乾いた音が響く。

「ダブルタップは相手の口に撃ち込む感じね。やってみて」

「はいだお。」

パパパン。パパパン。パパン。

「まあ、タップが遅いけど、それはいいとして。次はマガジンの交換ね。これが少し手間だじぇ。」

「腰のマガジンケースから新しいのを取り出す。そして今のをロックを解除して取り出す。そしてあたらしいのをいれ音がして固定されるまで素早く。基本的に使ったのは捨てていいのだ。」

彼女は素早く取り出し、マガジンを入れ不要のマガジンを入れ、三連射した。雷が三連射するのとマガジンが床に落ちるのがほぼ同じだった。もう体に染みついているのだろう。





おいらは医務室に向かった。

「ああ、ヒロ」

中にはプリシラも来ていた。

「大丈夫かお」

「大したケガじゃないわ。頭のケガは派手に見えるけど、少し切っただけだし、足をねん挫した。」

命に別状はない。一週間すれば別メニューで復帰できる。

「アンタには一つ借りね。上は見てなかったし、武器を落として危なかった。」

「気にするなお。」

「今度、アンタの言うこと一つ聞いてあげるわ。」

「なにそれズルーい」

プリシラが割って入る。それにしてもエロい体してるお。シャツとハーフパンツってこんなに色っぽいものだった??


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