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最強ハーフエルフ

堕落したニート生活を送っていた佐藤ヒロ。三三歳。しかし、突然拉致され異世界から来るモンスターとの戦闘に巻き込まれてしまう。

亜人との交流が二〇年前から始まり紆余曲折あったものの、今は日本人として多くの亜人が暮らしている。

ヒロは幼少期からアクシスの管理下に置かれ監視されて生活されていた。すべてはエースパイロットになるためだった。しかし、世間から離れて二〇年彼は体は大人頭脳と体力は子供のままだった。


突然部屋のモニターが鳴る。おいらは慌ててモニターを出す。

「はいだお」

「起きたようね。今から、作戦室に来てくれる?」

画面には三十路くらいの女性が映っていた。年はババアだが、胸が大きくて美人だお。

「わかりました。」

声は昨日おいらに命令を出していた女の声だった。

おいらは、職員に場所をきき、作戦室に向かう。

「ここか・・・・・、失礼しますお。」

「悪いわね、こっちは事務処理で忙しくてね。」

「いいお」

年は同じくらいなのに、まるで‥‥、大人だお。

「あなたには大事な話があるわ、そこの椅子に座って欲しいわ。」

「ハイ・‥‥。」

彼女はコーヒーを飲むとタバコの火を灰皿に押し付け消した。

「私は陸奥。陸奥作戦主任よ。あなたの上司ということになるわ。」

「ムツ主任で、いいお?」

美人で強気でおっぱいが大きいお。

「あなたに伝えないといけないことがあるわ。ショックな内容よ。」

おいらはごくりと唾をのんだ。

「あなたの両親は商社マンの父親と、主婦の母親よね。」

「はい」

「それは、嘘よ。作戦の都合上仕方なく、あなたの両親はここの職員で、あなたが両親だと思っていたのは、この、アクシスから派遣された観察者なの。」

「何を言っているんだお。」

「本当の両親は父親はアクシスの開発担当、母親はパイロットだったの。」

わけがわからない。

「あなたは、母親のDNAを受け継いだ後継者なのよ。」

「ちょっと‥‥、急展開過ぎて訳が分からないお、つまりエバのシンジ君みたいなものかお?」

「まあ、そうね。あなたにはあの、戦闘アーマーに乗る素質があるの、普通は歩くだけで半年かかる。それを一日でやってのけた。」

「異人が来る頃から、巨大生物。例えば、クラーケンやドラゴンとの戦闘状態が続いているわよね。そのための機関としてあるのがアクシスなの。」

「それより本当のパッパとマッマはどうしたんだお。」

陸奥主任は言葉を選びながら、

「二人とも去年亡くなったわ。炎龍との戦いで。その時のパイロットがあなたの母親よ。」

「ウソ・‥‥、だお?」

そのニュースは家で偽物の両親とみてたお。家にいるオイラは勝ち組だと思っていた。その裏で両親は国を守って死んだのだった。

「いゃあああああだおおおおおお。」

おいらは床に突っ伏し泣きじゃくった。そこへレイラが入ってきた。

「キモっ」

開口一番がそれだ。

「今、大事なことを伝えたから、仕方ないわ。」

「ああ、まあアンタの母親には私も世話になったからね。」

「本当のマッマに会いたかったお。」

レイラが頭をかきながら

「ガキじゃないんだから、しっかりしなさいよ。そのドラゴンはまだ死んでないわ、またせめてくるかもね。」

彼女は壁に盛られかけ腕を組んでいる。

「陸奥主任、今日は何のごようけんですか??」

「レイラあなたが彼を戦士にするの。」

「いやいや、こんなおっさん、戦士どころか戦死するのが落ちですよ。」

すごい剣幕で全否定かよ。

「上手いこと言う。」

「アンタは黙ってなさい。長門レイラよ。今日からあなたの上官だから。」

「こんな小娘やだお。」

なんでオイラガこんなJKくらいのガキに教わらないといけないんだ。

「黙れデブ」

そういうと、レイラはおいらの頭を地面に押し付け、太ももで挟んでひっくり返してロックした。

「あんた、先輩に生意気なのよ。私が礼儀を教えてあげるわ」

そういうとグイグイ太ももで首を絞めつける。

「放せ。」

「ごめんなさいでしよ?」

あおむけでロックされたおいらは太ももで三角締めを決められて動けない。

「ゴメン‥‥、なさい。」

「口のきき方に気を付けることね」

ようやく地獄の三角締めから解放された。

「主任、部屋に戻ってよろしいですか?」

「いいわよ。」

金髪美少女と思ったら、とんだ悪魔だお。JKこわい。ガクブル。

「彼女は超短気だから気を付けて。アメリカのレスリングと、ボクシングの州代表でMMAの団体から声がかかってたらしいわ」

「そういうのは早く教えてほしいお」



朝、まだ暗いうちに目が覚めた。

「訓練いやだ…‥‥。」

二日前まで家で幸せに暮らしていたのに悲しいお。


あんた、ちょっと顔かしなさい

そこにはレイアが立っていた。

おいらは軍服に着替えて、グランドに出た。

「格闘技の経験は?」

「無い」

「喧嘩も?」

「はいだお。」

それを聞いたレイアは頭を抱えて、大きくため息をついた。

「私を倒してみて。殴らずに。」

おいらは一七五センチ彼女は一六五位だ。体重も倍くらいありそうだ。

「いいのか‥‥お。」

「早くしなさいよ。」

彼女に向かって突進した。レイアは敏捷な肉食獣のように、おいらをいなし。後ろから腹をロックした。

「動けないお」

レイアはおいらの左足を払いながら後ろにひねり、おいらは地面にたたきつけられた。

馬乗りになったレイアは素早く俺の腕を取り体を倒して間接をひねり上げた。

「うああああああ、痛いいっ。」

レイアは力を緩め、腕を抑える、おいらを見下ろしながら、

「今まで何をしていたの?」

と冷ややかな視線を浴びせた。

「アンタに世界の運命がかかってるなんて信じたくないわ。」

「じゃあ、朝飯食って、そのあと合同訓練だから。」



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