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唐辛子も喉にひっついたかも

「INFPって。。良さげに言われてますけど、所謂社会不適合者のことですよね?」


昼下がりの社員食堂に後輩の無邪気な声が響き渡る。。

今日の日替わり麺、胡麻豆乳担々麺を啜りむせかえる私。

変な所にひき肉が引っかかって咳が止まらない。


「せんぱ〜い、先輩ってMBTI診断って何でしたっけ?IN系じゃないかなって予想してるんですけど〜」


そんな問いに馬鹿正直にも答えるんじゃなかった。

残りの午後の業務用にとっておいたHPがゴリゴリと削られていく。

何気ない後輩の一言が、5連勤目で疲れ切った心を傷つける涙

そうだ、きっと私は社会不適合だ。

普通の人が1の努力で出来ることに、100の努力を要する。

変に頑固で不器用で要領が悪く、なんとかこうとか普通の人に擬態しているが、それはとてもとても疲れる事だ。

私だって、要領が良くて可愛げのある後輩みたいに生まれたかった。

にこにこしてるだけで、みんなからヨシヨシされたかった。

ふいに悲しくなってほんの少し涙目に。


やっと治まった咳をコップの水で流し込む。


「やだぁ〜、先輩!年取ってくると段々咽せやすくなるかもなので気を付けてくださいね!」

天真爛漫な後輩の心配する眼差し。

そうなんだよな〜、悪い子じゃないんだよな〜。

ちょっとたまに無自覚な言葉のナイフがチクッとするような気がするけど気のせいか。。


「私もう食べ終わったので、お先に失礼しますね〜。歯磨き行かなきゃ!先輩どうぞごゆっくり。」


にこっと微笑み席を立つ後輩ちゃん。


そそくさと伸びたぬるい麺を食べ終わると、いつも通りの日常に身を滑り込ませた。


私はこの時知る由もなかった。

何気ない日々の繰り返しが当たり前じゃないという事に。。





タイトルはまだ仮決めですが、酒の力を借りて勢いをつけてえいやっ!と投稿しました。

いつかなろうに投稿するのが夢だったので、細々と書き溜めていけたらと思います^^

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