【第12章:籠の中の極彩色の悪夢】
第11章をお読みいただきありがとうございます。
ついに「彼らのもの」として作り変えられてしまった、りく。
豪華な部屋に閉じ込められ、8人の愛に蝕まれていく彼女の「日常」が始まります。
逃げ場のない檻の中で、ノアが手渡した「鍵」の正体とは。
屋敷の最上階にある、窓のない豪華なスイートルーム。そこが彼女の新しい世界のすべてだった。
「……おはよう、りく。今日もいい色だね」
朝一番に現れるカイは、指先に針を刺して血を採取する。
「我慢しろ。君が倒れたら、他の奴らが暴動を起こすからね」
ハルとテオはりくに派手なドレスを着せ、高価な宝石で飾り立てる。
「……あ、もちろん、首輪は外さないけどね」
逃げようと思うたびに、足首の銀の鎖が冷たく重い音を立てる。
夜になれば、エダンやルカがやってきて、白い肌に誰のものか分からないほどの吸血痕を刻みつけていく。
「嫌だと言いながら、君の体はこんなに熱い。……りく、君の血は、僕たちを求めているんだよ?」
ルカの甘い吐息が耳を掠める。ある夜、部屋の隅で震えるりくの前に、ノアが立っていた。
「……これ、使ってみる? ……でも、その先にあるのは、今以上の地獄かもしれないよ」
ノアは、小さな鍵を彼女の掌に転がした。
第12章をお読みいただきありがとうございました。
宝石と鎖で飾られた、りくの監禁生活。
ノアが手渡した「鍵」は、彼女にとって救いの光に見えましたが……。
次回、第13章。
ついに、その鍵が扉を開けます。
しかし、開かれた扉の先に待っていたのは、さらなる絶望の「遊び」でした。
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