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人物紹介、プロローグ、【第1章:禁断の晩餐】

初めまして。本作を覗いていただきありがとうございます。

高額報酬に釣られて、人里離れた洋館へやってきたメイドのりく。

そこで彼女を待ち受けていたのは、美しくも狂った8人の吸血鬼たちでした。

逃げ場のない箱庭で始まる、執着と吸血の記録。

どうぞ、最後までお付き合いいただければ幸いです。

* りく(主人公):非常に気弱で臆病。争いを嫌う優しい少女。特別な血を持ち、吸血されると熱を帯びる副作用がある。

* エダン(長男格):冷徹な統率者。支配と管理の象徴。

* ルカ(次男格):妖艶な誘惑者。快感と絶望を与えるドS。

* シオン:狂信的な元騎士。独占欲が強く、心中願望を持つ。

* テオ:自由奔放な遊び人。獲物を追い詰める「遊び」を好む。

* カイ:冷酷な科学者。血の変質や生存を数値で管理する。

* ハル(末っ子格):無邪気で残酷。純粋な狂気で肉を食む。

* レン:美への芸術家。壊れた姿を「完成された芸術」と崇める。

* ノア:憂いを帯びた音楽家。旋律で精神を侵食し、まどろみに閉じ込める。




【プロローグ:始まりの夜】

天涯孤独の身となったりくは、高額な報酬に惹かれ、人里離れた洋館のメイドとして雇われる。

しかし、その屋敷の主たちは、人間ではなかった。

初日の夜。豪華なダイニングテーブルに座る8人の美しい男たち。彼らの前には食事はなく、ただ一輪の赤い薔薇が活けられている。

エダンが静かに口を開く。

「今日から君の役割は、掃除でも料理でもない。……我ら8人の渇きを癒やすことだ」

逃げ場のない深い森の中、りくの首筋に冷たい指先が触れる――。


【第1章:禁断の晩餐】

深い森の奥、シャンデリアが怪しく輝くホール。

気弱なりくは、膝を震わせながら床に跪いていた。

「……お願い、帰してください……」

震える声で懇願するが、周囲を囲む8人の男たちの瞳は、既に空腹の獣のように赤く染まっている。

「帰す? 冗談だろう。こんなに甘い香りを放っておいて」

次男格のルカが、りくの背後に音もなく回り込む。冷たい指先が、怯えて強張った彼女の細い首筋をなぞった。

「やめて、ください……っ」

「いいや、やめられない。君の血は……僕たちの理性を一瞬で焼き切るほど、美味しそうだよ」

その時、長男格のエダンがゆっくりと立ち上がり、二人の間に割って入った。彼はルカの手を冷酷に振り払うと、りくの顎を強引に掬い上げる。

「ルカ、独り占めは許さないと言ったはずだ。……この娘は、我ら一族の共有財産だ」

エダンの冷たい瞳がりくを射抜く。彼は彼女の耳元で、低く、抗えない声で囁いた。

「安心しろ、りく。死なせはしない。……ただ、立っていられなくなるまで愛してやるだけだ」

第1章をお読みいただきありがとうございました。

これから「吸血の箱庭」に囚われた、りくの過酷な日々が始まります。

エダンが告げた「共有財産」という言葉。

8人の執着から、彼女が逃げられる場所はどこにもありません。

次回、第2章。

絶望する彼女の前に、一見「救い」のように見える末っ子のハルが現れます。

ですが、それはさらなる狂愛の入り口に過ぎず……

少しでも「ゾクッとした」「続きが気になる」と思ってくださった方は、感想やブックマークで応援いただけると、更新の励みになります!

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