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星色
逆トリップ。
空はどんよりと重そうな雲が立ち込めていて、憂鬱な気分がさらに滅入る。
せっかく流れ星が見えるとニュースで言っていたのに、雨まで降り出す始末。
「・・・あ、」
そんな中視界に飛び込んできたのは、星色の髪。
いや、そんなしんみりしたもんじゃなくて!リアルに飛び込んできた!つーか飛び降り!?
まさに空から降ってきた人間・・・だろうか?を見下げる。
「え、なに流れ星がみたいっつったのが悪かった!?」
「すみません、状況が飲み込めないんですけど・・・」
こっちのセリフだボケ!とは初対面の人間だし口が裂けても言わないんだけどさ。