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気がついたら職場がすりかわっていたようです。

新人教師が気がついたらトリップしていた話。





 夏ではないけれど、あまりに突飛な出来事に内心で首を傾げた。



「ちょっと何突っ立ってんのよー」



 邪魔。あ、すいません。

とあまりに普通にされて、普通の教職員のロッカー前まで行き、普通に仕事の制服に着替えた。

あ、違う。着替えようとした。

そこでまた気が付いた、あれ?制服なんてなくない?ということに。


 私の職業は教師だ、古典の。

教師に制服はない。少なくとも私の務める職場ではなかったはずだ。




(・・・・・・・・・?)



 本格的になにこれと思いつつも着替えた。

仕事に遅れるわけにはいかないからだ。



「おはようございます。」



「あおはよー。」


 タイムカードをさし、教頭に挨拶し、席に着いて隣の席の相田先生に挨拶した。

うん、相変わらずだ。

よかった、なんか変なやつの延長戦で隣知らない人になってたりしないで。



「センセー、はいこれプリントよー。」



「あぁ、ありがとうございます。あと僕は教師だから敬語を使うようにね。」



 あれオカシイなズボンなのになんか言葉遣いが・・・。

さっき私に邪魔だと言っていた声だった。なんか低いなとは思っていたよ。



「あの相田先生、さっきのは・・・?」


「あぁ、アンケートを集めてくるよう言っていたんですよ。鵺島やじまくんは図書委員ですから。」




 鵺島くんというらしいけれど、あんなイケメンでオネエ言葉使う生徒がいたらさすがに知っていると思う。





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