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23話

 宿屋に戻りベッドに倒れ込むと、秒で眠ってしまった。深夜に目が覚めてしまったので、飯を食い井戸水で汗を流し、二度寝した。


 翌朝目が覚めた俺は、とっておいた残りの食料を食いながらステ振りを考えることにする。


 ベースレベルが1、ジョブレベルが2上がっていたので、ステータスポイント3をS(筋力)とI(知能)に振っておく。スキルポイント2はマイニングLv2→Lv4に振っておく。


 マイニングの攻撃力はこれで通常攻撃の450%ということになる。


Name:Hide(BaseLv7)

Job:miner(JobLv6)

HP:32

MP:53

Status:S(筋力)13+2、V(持久力)3+1、A(素早さ)3、D(器用さ)1、I(知能)14、L(運)1+2(Rest0)

Skill:完全気配遮断、言語理解、鑑定、マイニングLv4、鉱石ドロップ、所持重量限界増加(鉱石)(Rest0)

所持金:31190arc


 これでよし、と。それにしてもずいぶんと金が増えたな。そろそろ装備の新調を考えてもいいだろう。装備はモンスターが出るこの世界では命に直結する大事なもの。ちゃんと良いものを装備して戦闘能力を上げてこう。


 装備の新調といえば、丁度ブラックスミスに転職できるようになったんだったな。鍛冶師になって自分好みの武器防具を作って冒険に出るなんて男のロマンじゃないか。ワクワクしかないな。


 ということで、俺はカーミラさんに今日の宿代11arc(大銅貨1枚、小銅貨1枚)を支払い宿を出た後、昨日は疲れすぎて行けなかった鉱業ギルドに行くことにした。



 鉱業ギルドではオリーブ色の髪が美しい陽キャ美女、もといオリビアさんにルベン議長からもらったブラックスミスへの転職許可証を見せた。陽キャなギャルにしか見えないオリビアさんに名前を聞けた俺、よく頑張った。偉い。


「ブラックスミスに転職するとマイナーのジョブスキルは残りますが、育てることができなくなります。ジョブレベルが上がってとしても、スキルを伸ばせるのはあくまでもブラックスミスのものということになります」


 だそう。


 俺の知識にある通り武器防具製作がメインの職業、ということで間違っていないようだ。あとは物理攻撃を得意とする職業でもあるので、これまでマイナーで伸ばしてきたスキルやステータスが無意味にならない職業とのことだった。


「それに一回経験したジョブであれば、転職手数料小銀貨1枚を支払うことで、転職試験なしでジョブチェンジできますのでご心配なく!」


「なかなか悩ましいですね……、ちょっとあっちで考えてもいいですか?」


 かなり重要なことだからな、しっかり考えて決めたい。


「もちろんです~! では次の方どうぞ~」


 俺はジョブチェンジをどうするかを考えるため、後ろの人に順番を譲った。優柔不断で決められないままカウンターを占拠していては、他のお客さんに迷惑だからな。


 鉱石類が並ぶ売店に移動した俺は、腕組みをしつつステータスウィンドウと睨めっこ。何気なく視線を横に移すと、目の端に色とりどりの鉱石がチラチラと入って来る。


 こいつらを武器防具にできたら楽しいだろうなあ……。小銀貨1枚払えばいつでもマイナーに戻れるわけだし……、よし決めたぞ。


 俺はブラックスミスに転職することにした。

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