第4話 え、なにそれ?聞いてない
1~3話の内容を一部変えましたのでそちらから見てください
「そこの君ー」
私が謎の嫌な予感を感じていると、後ろからまたまた男に声をかけられた。
またナンパとやらなのかな?
ウザイから止めてほしーな…。
「…はい…、なんでしょうか?」
私はめんどくさそうに答えた。
「なんでしょうかじゃないよー。今学校の時間だよー?高校はどうしたのー?」
高校はしっているけど、あれは12歳から15歳じゃなかったっけ?
私は、低く見積もっても17歳位の見た目じゃない?
もう成人してるっての!
「あのー私17歳(設定)ですよ?」
「だから言ってるんだよー!高校はどうしたの?サボり?学校に連絡するからねー?」
これはまずいことになった…。
おそらくだが、こっちの世界の高校は16~18歳なのかもしれない…。
私の推察は当たっているだろう…。
私は頭がいいからー!!
じゃないじゃない…。
「優人どうしよう!」
「……」
「優人?」
「どうしたんだいお嬢ちゃん?」
「いえ、お気遣いなく…」
まずいまずい!
もしかして、充電とやらが切れると死ぬのか!?
優人は死んだのかーーー!!!
「もしかしてお嬢ちゃんのスマホ充電ない?」
「え、ああ…まあ…」
「じゃあほら交番行くよー。スマホ充電しながら話聞くから~」
あれ?私どこにつれてかれるの?
優人!優人起きてよーー!!!
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嫌な予感の正体はこれだったのか…。
話を聞く限り私は、補導されているらしい。
優人が使えない今、補導の意味を調べることもできない。
優人はなんか…刺されている…。
優人が起きたら優しくしてやろ…。
お尻開拓されたら正気ではいられないと思うから…。
私の推測だと、学校に行ってる人は補導されるのだろう。
……処刑されないだろうな…。
「で?高校はどこ高校?名前は?」
どうしようどうしよう…。ほんとにどうしよう…。
こうなったら嘘を吐こう…。
一か八かだけど!
「あのー私27歳なんですけど?」
そう!17と27はワンチャン聞き間違える可能性がある!
そして、堂々とすることも大事!
堂々としてれば嘘とは悟られにくい!
「え、さっき17って…」
「聞き間違いじゃないですか?」
「じゃあなんであの時否定しなかったの?」
「"無理やり"つれてこられたので」
そこからはもう私の話術で圧倒…
「まだ嘘かもしれないからね。スマホに登録した年齢見させて貰うよ」
まずーい!
なんか分からないけどそんなの登録した覚えない!終わった…!
「あれ?本当に27歳?あ、えーとすみませんでした!」
あれ?許された?なんで?
「!?」
スマホの画面…、おそらく登録した年齢が映し出されているところだと思う、そこには27歳と書かれている。
いや、ここで私が驚いちゃダメだ!
しっかりと演じきらないと!
「ほら言いましたよね?27歳って」
「申し訳ありません!とてもお若いので!」
なんか悪い気はしない。
だけど本当は2000年以上も生きてるなんて言えない。
「そりゃそうでしょう!では私はこれで!」
私は上機嫌に交番を出た。
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「なんで27歳で登録されてたんだろう?」
「それは俺が勝手に登録したからだ!」
「うわ優人!気持ち悪っ」
「それただの悪口だろ!たく…、起きて早々びっくりしたぜ…」
回想回想回想回想回想回想回想回想回想…
うーん…。
なんかずっと寝てた気がする…。
「私27歳」
ん?なんだ?
この男は誰だ?
「………!?」
補導されてるー!!!
27歳?その見た目で?
そんなことを言ったら…!
「スマホに登録した年齢見させて貰うよ」
なぁー!!
どうしようどうしよう!!
そうだ…。俺が勝手に登録してしまえば良いんだ!
俺はそこから死ぬ気で登録を済ませていった…。
俺が画面に名前を映し出したように…。
回想回想回想回想回想回想回想回想終わり
「という感じで俺がお前を助けたってわけよー!」
「いや別にー
いや…、お尻開拓されてたからなー…優しくしてやろう…。
無理してるだけかもしれないし…。
「今回は助かった…!ありがとう…!」
「え、なに怖い」
この日以来ちょっと信用が出てきたのだった…。
今回はいよいよ戦闘シーン(?)です
なかなか白熱した戦いでしたね
次回も頑張りますのでぜひ見てください
さよなら