NE-7
火星暦二七四年十八月二十ソル(西暦二一二四年一月二十三日)
「地球圏ですか?」
「私としては、こっちで輸送任務についてもらおうと思っていたんですが」
いぶかしげに問いかけた長谷部に、ミクロメガス基地所長で日本宇宙機構代表でもある、中峰が言った。
小さいが天井の高い会議室の中には長谷部と中峰所長しかいない。二人は簡易リクライニングチェアに体を軽く固定し、テーブルを挟んで話をしていた。重力が極めて小さいが〝無重力〟ではないダイモスでは、話をするときなどに体を固定する機器があると、なにかと便利だった。
「地球-月系ラグランジュ点二を回るHORICX――ハロー軌道上研究産業複合体――の日本ドックに行ってもらいたい、という話がきています。たしかこっちに来る前、そこで火星行きの訓練をしていたと思いますが」
二ソル前、〝ハーモニー計画〟が事実上終了した。火星圏内軌道間高速輸送船の開発計画は、予算削減により、試験機のテストが完了した時点で終わったのだ。関係者全員が解散となるのはもう少し後になるが、試験飛行グループは今朝のレポート提出により、一足早く解散となった。あと何度か責任者と確認する事は出てくるはずだが、テストパイロットとしての長谷部の仕事は基本的にはなくなった。
火星歴での三年半前、地球換算で七年前、長谷部は地球から火星へと職場を移した。
民間航空機テストパイロットの道を断念し、宇宙飛行士に転職して最初の職場で大事故が発生。点検中だった緊急帰還カプセルに乗り、同期の茗荷谷と共に奇跡の帰還を果たす。しかし、多くの民間人が犠牲になったことで、非難の声が二人に集まることになった。二人に責任がないにも関わらず、少しの間、根も葉もないデマや言いがかりが二人に降り注いだ。
事故の影響で地球圏において人手が足りなくなったため、火星や木星からベテランが呼び戻され、まだ経験の浅い長谷部や茗荷谷と交代した。その際、月から少し遠い場所にある施設、通称日本ドックで、様々な訓練を受けた。
火星圏に移った長谷部は、基本的に衛星フォボス-ダイモス間の人員輸送や火星表面との往復任務で船長として活動。合間に、火星圏での救助活動を行う組織の設立に絡み、宇宙船の効率的な救助活動を行うためのマニュアル作成にいそしんだ。宇宙空間ではないが、マリネリス峡谷での人命救助にも一役買っていた。
新型宇宙船の評価の仕事が舞い込んだときは久しぶりに喜びというものを感じた長谷部だが、計画は中止となった。
次はどうなるのか。再び軌道間輸送に戻るのか。そう思っていた長谷部が地球圏と聞いたときは若干失望の気持ちがあった。あのような情念、しがらみ、感情の濃いところは肌に合わない。戻るつもりもない。
いや、違う。地球に降りろという話ではない。地球からみて月の少し向う側の施設に行くという話。――もうじきあれの試験が終わるはずだが、もしかしたら……。
「この時期に戻るというのは、新型エンジンと関係があるんでしょうか? 認定反応試験がそろそろ終わるはずですが」
「……少し、世界の宇宙開発の現状をおさらいしてみましょうか。確認と言う事で」
中峰は手元のポインティング・デバイスを操作した。二人の横の壁に、開発年表の資料が表示された。
「二一世紀後半に、反物質の大量生成技術〝プロメテウス法〟が考案されて実際に試されました。それまで粒子の個数や電子ボルトといった単位でしか作られなかった反物質が、質量の単位を使うほどに作られるようになったわけです」
長谷部はじっと聞きながら年表を見ていた。二〇七〇年代の話で、長谷部が生まれる二十年近く前の事である。
「それとは別に、宇宙船の核融合推進システムも実用化しました。その頃だと、木星まで二ヶ月で到達するようになっています。有人飛行を考えた場合、宇宙線被曝量や、酸素や食料などの消費、二酸化炭素や排泄物などの処理を考えると、飛行時間が短縮されるのは非常に喜ばしい事と考えます。
で、二〇九五年に例の論文が公開されて、数時間後に月面崩壊が発生。月面従事者の他、地球でも大西洋を中心に膨大な被害者が出ました……」
画面に月面が表示された。自転と公転周期がまだ同期していた頃、地球に対して一面しか見せていなかった頃の画像だった。当時の記録映像で、隅に時間が表示されている。
世界共通時で二〇九五年十一月十二日、二二時七分三一秒を示したとき、月面右側に白い筋が数本出現した。一瞬の後、左側やや上にも白い筋が出た。また、全体的にわずかにぼけたような映像になった。月面のレゴリスが大量に噴き出したのだ。
このとき、月面を横から見ていたら、赤道付近のスミス海を中心に数十本の同心円が出現した事に気づいただろう。後に判った事だが、原因はスミス海の南、米軍キース基地で行われていた重力兵器実験の失敗によるものだった。
謎の現象は月面だけでなく地球にも発生した。大西洋上空にあった静止衛星や人工衛星は破壊され、大西洋にも推定で幅数キロメートル、長さ数百キロメートルを超える亀裂が発生したとみられている。
亀裂の誕生直後、海水が一気に流れ込んでは再び逆流して超巨大津波が発生した。北大西洋に面しているところは東西共に甚大な被害が発生し、壊滅した国家もあった。
欧米では深夜だったが日本では昼過ぎの事で、第二次日本海戦争が終結し、核攻撃を受けて壊滅した京都の復興が始まろうとしたときの一報だった。小学一年生の長谷部はその日流れた映像の一部をおぼろげに覚えている。
中峰は話を続ける。
「この現象はあらゆる分野に影響を与えました。四九時間戦争を含めて、大体はろくでもないことですが、今後の発展につながったもので宇宙開発の分野に限ると、二点、大きなものがあります。
一つは、月面崩壊により埋もれていた埋蔵小惑星と埋蔵彗星核がいくつも発見されたこと。もう一つは超光速飛行関係。
まず、埋蔵小惑星は鉄やニッケルなどの金属資源を、埋蔵彗星核は水や有機物を提供してくれました」
月面への隕石衝突がはるかに多かった時代。多くの小天体は月に激突し、破壊し、月面の構成物質の一つとなっていた。しかし、衝突時の速度や角度、衝突場所の状態など、条件がそろえばそのまま地中に入り込むものもあった。
彗星核の場合、衝突して地殻内部に入った後、ライデンフロスト現象によって周囲が沸騰し、彗星核内の化学物質と岩石などが混じり合ってガラス質の繭ができることで、内部が守られたまま数十億年も眠っているものがあったのだ。
人類には永久に知られる事はなかったかもしれないそれら太古の残滓は、月面崩壊事件によって繭状の表面が破壊し、探知される事となった。
鉄などの金属は宇宙空間における建築の資材として、水は生命維持の他に宇宙船の推進剤として利用されていった。
「『超光速への到達』論文と月面崩壊事件の検証結果は、無人での超光速飛翔体実験の成功へとつながりました」
月面崩壊がおこる数時間前、世界中の主要大学にある公開ファイル置き場に、一本の書庫ファイルが投稿された。
中身は『超光速への到達』と『重力制御』という名の論文だった。投稿場所が、査読前の論文を投稿する専門の公開場ではない事がまず不審がられたうえ、内容は稚拙であり、興味を一気に失わせるに十分なものだった。タイトルの一つは有名な古典のパロディだし、内容は訳のわからない単語の羅列。大量の数式は見たことのない数学的手法が使われ、一見難解そうに見えるが、即座に矛盾を指摘できる箇所がいくつも見受けられる。要するに程度の低いいたずらに過ぎない――多くの者がそう判断し、興味の対象を他に移していった。
しかし、興味を持った人間もいた。その中の一つ、コロンビア大学の四人は、論文の査読というより解読に挑戦。マンハッタン島にある大学が超巨大津波で粉砕される直前にレポートを知り合いに送信し、(京都市核攻撃で破壊されたが法令上はまだ存在していた)京都大学の二人が解読を完了した。結果は五年後、初の超光速飛翔体実験に結実する。
「二一世紀最後の年に、旧アメリカが無人の超光速飛翔体実験を成功させました。その後日本、ロシア、欧州が続いています。最初は失敗もありましたが、その後は安定して結果を出し続けている。ここまでで何かありますか?」中峰が尋ねた。
ここまでは義務教育を受けた人間なら誰でも知っていることだ。あえてそれを語ったと言うことは――。
「いえ。続けてください」長谷部はチラリと中峰の目を見返し、再び画面に目をやった。
中峰は軽くうなずくと、話を続けた。
「で、有人はどうか、と言う事になっているのが現状です。
対消滅反応を使った超光速飛行は、いわゆる時間と空間が通常の意味で存在しない〝超空間〟を経由して別地点に跳躍する、という説明がなされます。概念自体が非常にわかりにくいものなんで、〝超空間〟という架空の場と、その中で振る舞う独自の力学が設定されて、それを理解すれば超光速飛行技術のおおまかな理解につながるという話ですが……。お恥ずかしい話、正直さっぱりわかりません」
長谷部は大きくうなずいた。ベストセラーになった松尾和孝の『超空間力学入門』は長谷部も一読していたものの、途中から理解することを放棄している。そもそも〝通常の意味での存在〟というのが量子時空理論での意味なので、話を理解する前提の話からして難解なものであった。過去の例に洩れず、多くのオカルト的解釈が流行している。
「まぁ、その辺の式を解くと、移動できる距離で最小の限界があるのが分かっています。ある程度以上の対消滅反応を使わないと超空間飛行はできないので、その最小限の反応を使ったときの跳躍距離になりますね。
今のところ理論的には八〇〇億キロメートル、五三〇auほどが最低限の距離と言われています。
その距離での有人往復飛行をわたしたちは計画した。そこに欧州が制限を課した」
「帰還時に何らかの原因で超光速飛行で戻れなくなった場合、通常エンジンで帰還しなくてはならない。その場合、乗員の健康と尊厳を守るため、帰還時間の上限が設定された、ですね」このあたりは長谷部も覚えている。
「ええ。基準となったのは地球-火星間のホーマン軌道、片道の所要時間。これもおおざっぱに二六〇日で六二四〇時間という値が使われています。
つまり、行ったはいいが、対消滅エンジンの故障などで超光速飛行で戻れなくなった場合、通常の核融合エンジンで、八〇〇億キロメートルを、六二四〇時間以内で帰還できる事。そんな条件がついてしまいました。まあ、こういう制限が付くのは当然かと思うし、具体的な時間が提示されたのは、それはそれで良かったと思っています」
少し間が空いた。中峰は何かを思っているようだったが、長谷部は問うようなことはしなかった。
「……今までの核融合エンジンではそこまでの能力が無かった。今のエンジンを使った構成だと、通常加速度が〇・〇五G。八〇〇億キロメートルだと、時折の冷却期間も含めて七五〇〇時間ほどかかります。
しかし今度のエンジン〝NE-7〟では〇・一Gを出せるので、冷却期間も含めても五三〇〇時間強。制限を十分クリアできます」
中峰の言葉に、長谷部は頷いた。
「これで最初の長谷部さんの話につながりますが……。認定反応試験が順調にいけば、で、す、が……」
中峰はキーボードを操作し始めた。
「図面の一部が届いてます」
年表や画像が表示されていた壁が均一な白になり、すぐに別の画像が表示された。三隻の宇宙船の画像だった。どれもよく似ているが、船体後部の脇に付いているタンクや先頭部分の形状が違っている。
「現時点では、火星圏だと、私と長谷部さんしか閲覧を許されていません。そのうち一般にも公開されますが」
中峰がさらに操作すると、画面の一部に説明文が表示された。
恒星間有人超光速宇宙船 A2ロケット
Type 1
全高 225m
全幅(最大)118m
推進剤搭載量 20000 Mg
核融合エンジン NE-7 一基
多段式磁場衝撃波圧縮型
対消滅エンジン SL-201 二基
乗員二名 乗客最大四名
最大連続活動時間 七八〇〇時間 推進剤噴射合計時間 五三三〇時間
……
設計指針
設計にあたって以下の点を考慮した
有人超光速宇宙船の開発ノウハウの修得
有人超光速宇宙船の運用ノウハウの修得
ケンタウルス座アルファ星系への到達と綿密な科学調査
ウォルフ359への到達
太陽系外空間における人間の長期滞在の確認
……
ウォルフ359か……、と中峰はつぶやいた。八光年弱の恒星だ。その辺までの往復飛行ができるのかと長谷部は思った。
「核融合推進のF3ロケットがベースになっているようですね。それに二万メガグラムの推進剤――水――のタンクと……。反物質タンクは中心辺りに配置、ですか。そこから二本飛び出ているのが対消滅エンジンですね。
まあ、設計の話は後として。これが日本ドックに行ってもらおうと思っている理由です。この新型宇宙船のテストパイロット、やってみる気はありませんか?」
長谷部は中峰を目を合わせ、再び画面に戻した。
一見したところ、二百メートルを超える宇宙船としては、一つを除いて特に目を見張るような特徴は無い。せいぜい斜め配置の放熱板が特徴と言えば特徴になるのか。先端から居住区を含む貨物、推進剤や燃料、推進システムの順に構成されているのは古来からのロケットの構成と同じである。二十二世紀もそろそろ四分の一がすぎようとしている現在では、正直興奮するシルエットではない。
ただ、これには他の有人宇宙船にはなかったエンジンが据え付けられている。新型の核融合エンジンだけではなく、反物質を使った対消滅エンジン。大まかな仕組みは以前より公開されており、それだけでも魅力は十分にあった。
一方、従来の宇宙船と比べて危険な点は多い。反物質を積んでいると言う事、光速でも非常に時間がかかる超遠距離に一瞬で飛ぶと言う事。
前者は、昔の化学ロケットとは比較にならないほど危険な物質をかかえて飛ぶと言う事である。後者は、地球周辺の管制が届く事のない、何があっても自分たちだけで乗り越えなくてはならないところに放り出されるということ。
深刻なトラブルがあった場合、前者なら強烈なガンマ線か大量のミューオンを浴びることになる。工業や医学、研究分野で有用な電磁波や粒子であっても、限度を遙かに超えた量を一瞬で浴びればどうなるかは誰でも知っている。後者でも無事の帰還から時間のかかる餓死まで様々な例が考えられる。
「前世紀からの……、技術の結実の一つがこれです。これが誕生するまで、様々なことが起こりました。
あなたは、これに乗るかどうか、回答を求められています」中峰の言葉に、長谷部は少し黙り込んだ。
いつ頃までに回答すればいいかを中峰が言おうとしたとき、長谷部が言った。
「……テストパイロットとしての仕事はどこまでなんでしょう。宇宙船の基本的な特性を調べて終わりでしょうか」
「と、言いますと」
「これは超光速宇宙船ですよね。ならば超光速飛行こそがこいつの本質のはずです。私はそこに参加できるんでしょうか。それとも私たちがテストをした後、誰かが本番に臨むんでしょうか」
「超光速飛行もテストの中に入っています。つまり、テストパイロットは最後まで面倒を見る事になります」
「行きます」長谷部は即答した。
中峰は目を閉じた。この新型宇宙船には危険性が存在する。従来と比べてはるかに異質な危険性が。その中にこの男を、地球年齢で三十五歳になる働き盛りのこの男を、このまま行かせていいものなのか。
同時に、妙な危うさも感じていた。この男の本質と欲求。生まれついてのものと後天的なもの。
この男は〝遠くへ行きたい〟という強烈な欲求を持っている、と前任者より言い渡されていた。地球から離れたい、ヒトの多くから離れていたい、という願望。地球時間の七年前にあった〝事件〟及びそれ以前にもいろいろあったことが人間不信――というより大衆不信――をもたらしているように思えると。大衆蔑視というより諦観、そして逃避の傾向が見られると。
地球を離れて月に行く程度ならば、理由は〝浪漫〟の一言で足りる。しかし月に住み着くとか、火星や木星に行って滞在するのは、浪漫以上の何かが必要だった。
初期の頃ならば一番乗りの功績や冒険心であったろうが、数千の人間が木星圏に、数万の人間が月周辺や火星圏にいる現在、そのようなものはすでに意味をなさない。
そのような遠くに行く人間は、ある種の〝変人〟と見なされる人が多かった。酒や美食、流行などには目もくれず、ただ研究に身を打ち込むような〝ちょっと〟変わった人。
誰しもが退屈とみなす環境下でも気にしない。人間嫌いや大衆不信など珍しくもない。それでも長谷部には何か引っかかるところがあるように思えた。
前任者の言葉が先入観とならないよう気をつけてきたつもりだった。問題は特にみられない。もちろん報道への対応などは普通だし、自殺願望もみられない。しかしそのような感情を根底に持っている人間は、超遠距離に行ったとき果たして戻ってくるのか。
しかも今度の宇宙船は大量の反物質を積んでいる。具体的な量は知らないが、キログラム単位で保管しているのは間違いない。そのため、反物質を搭載した宇宙船――今のところ無人の実験用飛翔体しかない――は、地球近辺を飛行することを禁じられてきた。最新の規定では月の平均周回軌道より地球側での飛行が禁止になっている。
ロシア共同体と中華連合崩壊による大量破壊兵器拡散の混乱が未だに尾を引いているせいか、特定の思想を持った人間が反物質を搭載した宇宙船に近づかないようにするための措置はそれなりに整えられている。とはいえ、完全に防ぐことは難しい。
コンピュータやもっと機械的な機構による防止策も、躱すことは十分可能であった。アイザック・アシモフの〝ロボット三原則〟が厳密に適応されたハード/ソフトウェアが真剣に考えられた時期もあった。――そのような話にはアシモフの『はだかの太陽』を最後まで読みなさいと言われるのが常であったが。
長谷部にこの話が来たと言うことは、心理的なものも含めて――少なくとも現在の時点及び現在の環境下におけるある程度の将来では――問題は無いと、上の人間たちは判断したということだ。そんなことはわかりきっている。しかし――。
深く息を吐いて、中峰は言った。
「では、向こうに行く件の打ち合わせをしますか」
「中峰さん、HORICXに行くのは他に誰がいるかご存じですか?」
「火星からは長谷部さんだけです。他のところも聞いていませんが、可能性があるとしたら木星の人くらいかな」
「それって」
「あなたがよく知っている人です。一緒にいたのは二日くらいだったそうですが」
HORICX: ハロー軌道上研究産業複合体。反物質保管、管理、研究のため月の向う側に作られた各国の施設群。二十一世紀末まで地球からは見えない地球-月系ラグランジュ点二に合ったが、そこが超光速飛翔体の射点になったためハロー軌道に移動した。日本の施設は居住、工場、宇宙船建造棟が一体化しており、日本ドックと呼ばれている。
プロメテウス法: 膨大な太陽光とメタマテリアル・ナノフォトニクス融合体を用いて、加速器を使わずに通常の原子を反原子に転換する技術。
ウォルフ359: 近距離恒星の一つで太陽から七.五六光年の距離にある。しばしば恒星面爆発現象が確認されている(閃光星)。