朝
あんなに小さかった子がもう大学生かぁ。背が伸びて、声変わりもして、でもその過程を私はあのこのそばで見てあげられなっかた。
異世界転生のノベル小説が面白いって、昔言ってたけど今はもう違うのかな?
何でもするから拾ってなんて親が言う言葉じゃないけど、でもそれくらいしてでも入れてもらもらわないと償えないことをしたったからなぁ。
あの子が中学生になったばっかの頃にいなくなってつらい思いさせたんだろうな、大変なこといっぱいあったんだろうな。
そんなこと考えても仕方ないのに。
本当に私が想像出来ないほどに辛いことがあったと思うけど、それでもあなたの母親として、長生きして、素敵な過程を紡いでそしてその何十年という長い人生を語り聞かせてほしい。
きっと、この世に絶望させてしまった私が長生きしろというのは無責任だけど
それでも、結婚してあなたが生まれて本当によっかた。
あなたの親だからこの世界の誰よりもあなたを愛してる。
「さぁ!起きなさいレン。朝ご飯できてるわよ!」
朝から甲高い声が聞こえてきた。
なんだこいつちゃんと飯作れるのかよ。
誰かと食う飯なんて何年ぶりだろうか