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それでも飛びたい  作者: OPPA
鹿児島訓練編
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序章

45歳でサラリーマンをやめ、石垣島で魚釣りでもしながら暮らそう・・・。と思い始め、石垣島に約200坪(実際には300坪あるが、100坪は川底)の土地を購入していた。


転職する前に購入したマンションは、物件として優良で毎月10万円の家賃が入る。月15万円もあるば、当時の石垣島であれば暮らすことが可能であるとリサーチしていた。


 あとは頑張って家を建てるのみ・・・後10年も頑張れば、家くらい建てれるくらいの金が貯まる算段だった。


ほぼ、毎月、どこかの週末に石垣島に来ていた。両手と両足を使っても足りないほどで、何回目から覚えてもいない。今回は3泊4日である。最後の日は、那覇で宿泊にした。


『日本航空予約センターです』

『明日の石垣から波照間島琉球エアコミューター便って空いてますか?』

『はい、空席はありますが、帰りはいかがされますか?』

『片道の予約をお願いします』

  ・・・

『ご予約は受け賜りましたが、明日の最終便の石垣から那覇行のご予約がありますが・・・』

『帰りは船で石垣に戻りますので、大丈夫です』


波照間空港へは、午前10時台の1便しかないので、帰りは高速船に乗って石垣に戻る予定にした。


翌日

路線バスに乗って空港へ。飛行機の便に合わせてバスは運航されているが、波照間行に合わせた便はない。少々早めに空港に向かう。


見慣れたJTA(日本トランスオーシャン航空)のカウンターへ。ちょっと早かったので、波照間行の乗客1番乗りである。


カウンターで波照間行の予約をしていると伝えると

『お客様。本日の那覇行最終便の予約もございますが・・・』

『波照間から船で戻ってきます』

『わかりました。では、こちらに乗ってください』

・・・・・?!

指示されたのは、チャックインカウンターにある手荷物を預ける場所、手荷物の重さを測れるようになっている。

『波照間行は小型機なので、お客様の体重を測定させていただいてます』


手荷物を全部持って手荷物カウンターに乗る・・・ちょっと多いような・・・。


検査場を通過すると、待合スペースのすぐ隣に何やらそれらしい機体がある。

ブリテン・ノーマン アイランダー(BN-2B)である。9人乗りの小型機である。


定刻近くなって、搭乗開始。

操縦席のすぐ後ろの席であった。なんと、パイロットは1人しかいない。右席は空席であった。


自分の座った席からは、操縦計器と前方の視界がそのまま見えた。全部で7名の乗客と1名のパイロットを乗せた飛行機は、石垣空港を離陸、南に進路をとった。

直ぐに、竹富島が見える。この日は前日の悪天候が嘘のような澄み切った空を飛行機は進んでいく。

 

 なんと素晴らし眺めだろう。八重山諸島上空で、操縦席からの眺めを知ってしまった瞬間であった・・・。


 10分もしないうちに波照間島上空に、あまりにあっけなく着陸した。


 他の乗客を迎えに来ていた、レンタサイクルの店員さんに便乗させてもらい、レンタサイクルで島を観光、帰りは15:30発の石垣島行高速船で石垣島に戻った。


『波照間航路に乗船するなら、船の後ろの方に座らないと危険』

と前日の寿司屋で言われていたので、外の景色も気になったものの、船の後部の席にさっさと座る。

 約1時間の船旅だが、さながら海を飛び跳ねているかの如く、強烈な振動の連続であった。後日聞いた話によると、年間、数人が乗船中に骨折などして入院するらしい・・・。



P.S.

 石垣-波照間間の航空路は2007年11月30日で廃止。その後、第一航空が路線を引き継いだが、現在は廃止され、波照間島への定期便は存在しない(2020年5月現在)。


全くの初心者ですので、文章の下手なところがおおいと思います。何卒、ご容赦を!!

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