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神に抗ったイブの話2
神を殺すことを思い立ったイブ。
神を殺し、私が神となり、再びアダムとの楽園を実現する。
ただ、イブは知っていた。神には抗えないと。しかし、どうしても現状に納得がいかなかった。なので抗うことを決意した。しかし、どう抗うのだろう? イブはエトのように戦える戦闘民族ではない。ではどうやって。そこで思い立ったのが、装置と呼ばれているあの概念だ。
あの装置に影響力を及ぼせばもしかしたら、神を殺せるかもしれない。イブはあの装置を探した。そして、見つけた。よし、後はこれに影響力を与えて、神を殺すだけ。どうしようか?
そこで活躍するのが私のキチガイ行動である。マクドナルドで「俺は真実の騎士アダムだあああああああ!!」と大声で叫ぶことによって、あの装置に悪い影響力を与える。
「よし! 行ける! あと少しだ!」
しかし、途中でミカエルに見つかる。
「何をしている」
「まずい」
イブは必死になって逃げた。しかし、ミカエルと競争して逃げ切れるわけもなく、捕まり牢獄に入れられた。