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霊界の風景2
霊界とは主観の世界である。
この人が花を見たいと言えば目の前に花が咲く。
でもここで、貴方はおかしいと思うかもしれない。
前の話で、花を植える仕事をする人がいる。
自分の望みで花を見れるならその仕事は必要ないじゃん。
私はお母さんに
「貴方が作った料理はおいしいから食べたいな」
と言われた。
おかしな話である。
私は料理が苦手だ。つまり、私は料理が下手である。
そんな私が作った料理が食べたいなんて。
お母さんは料理が美味いんだから自分が作った料理のほうが美味しいだろうし、それを食べればいいのに。
ここまで聞いて分かった人もいるかもしれないが、人が誰かに良いことをされると喜ぶ。
不器用でも愛情がこもっていれば、それを喜んで受け取る。
上記に書いた内容だが、要は自分の主観で作った花を見るより、他の人が作った花を見るほうが美しいと感じるし、心躍るのだ。